第838話 八犬東京原発
そこは現実世界に似た世界。僕はこの世界に迷い込んでしまった。
「ここは……?」
「君は何度目?初めて?」
「山添君?久しぶりだね」
山添君とは小学生の時以来だ。なぜ彼がここに。
「僕は二回目。少なくとも君よりは事情を知っている。時間がない。よく聞いて。この世界では君は、一日しかいられない。僕の言う通りに動くんだ。アイツを倒すんだ」
「アイツ?」
「八犬東京原発の人間だよ」
「東京原発?東京に原発があるの?」
「この世界はね。このおかしな世界を作り出しているのは、八犬東京原発なんだ。奴らを倒さないと、現実世界まで浸食されてしまう。奴らは本気で世界征服を狙っているんだ」
「山添君、二回目ってどういうこと?」
「僕は一日で奴らを倒せなかったからね。このおかしな世界から一度放り出されたのさ。だから今度は、君の協力が必要だ。急ごう」
このおかしな世界を抜け出し、世界を守れるのは僕しかいない。
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