第556話 魔法のスマホ
そろそろ機種変をしようとスマホを探していた私の元に届いた一通のダイレクトメール。「魔法のスマホ限定一台」という広告だった。その妙な表現に興味を抱き、私は商品説明のページのURLへアクセスした。
魔法の使い方。このスマホのカメラモードを起動します。次にネット通販サイトにアクセスし、欲しい商品をカメラで写真を撮ります。すると後日、あなたの元にその欲しい商品が届きます。もし使ってみて満足できなければ1カ月以内なら返品可能ですとあった。返品可能ならと私は、魔法のスマホを購入した。届いたスマホを使い、早速欲しい物を写真で撮りまくった。服、靴、バッグ、アクセサリー。普通に買えば何百万円もする金額の写真を撮りまくった。後日、私の元には、欲しい物が沢山集まってきた。友人から突然のプレゼントだったり、スーパーの福引きで当たった。
そして私は、税務署に目を付けられた。脱税しているのではないかと疑われた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます