第378話 おまけん
秋になり涼しくなってきた。私は大学の構内を歩き、秋の訪れを肌で感じていた。
「あのっ、すみません!!おまけんやってまーす!!よろしくお願いしまーす!!」
一枚の紙を受け取った。見るとそれは、サークルの勧誘だった。秋のこんな微妙な時期に勧誘?普通、新入生が入ってくる春じゃない?
おまけんとは、オマケ研究部だった。
「オマケ研究部?それは一体――」
「興味ありますか!?おまけんとは、お菓子等で付いてくるオマケを集めて愛でて研究する、それはそれは楽しいサークルなんですよ。入りませんか?いや、その目。分かりますよ。入りたいんですよね?さあ活動場所はコチラです。さあさあ!!」
私は強引に手を引っ張られ、おまけんの活動場所である部屋に連れていかれた。
「あっ!!これ!!ランプチョコのオマケだ!!昔持ってた。懐かしいなぁ!!」
私はおまけんの魅力に魅せられ、サークルに入る事になった。
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