第314話 就職面接
俺程の凄い人材を企業が放っておくはずが絶対にない。俺は堂々とした態度で面接を受ける。
「どうしてうちみたいな運送屋を選んだのか志望理由を教えて下さい」
「俺がこの会社に就職すると、どこの誰よりも一番活躍できるのが明らかだからです」
「ほう。大した自信ですね。しかしあなたの経歴を見ると就業経験が空白。十年間、一度も働いた事がないみたいですけど、この期間は何をされていたのですか?」
「運送屋で働く上で最強のスキルを磨いていました」
「つまり勉強していたという事ですね?」
「はい」
「具体的にどのような勉強をしていたのですか?」
「超能力です」
「ちょ、超能力!?」
「十年間の山籠もりの修行の末、俺は瞬間移動能力を身につけました。どこへ行くのも一瞬です。お見せしましょう」
瞬間能力で部屋の外に出た。
「俺ならどんな荷物もどこへでも一瞬で届けれます。雇ってくれます?」
「採用します!!」
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