第298話 ケロリスト
今日も警備は厳重だった。アメリカ大統領の日本来日。日本滞在中にもしもアメリカ大統領の身に何かあったら大変な事になる。沢山のボディーガード達が大統領を囲んでいる。
「今日は大丈夫なんだろうな?昨日はペロリストに舐められた。本当に不快な思いをした」
「大丈夫です。今日こそは問題ありません。警備もバッチリ。何も心配ありません」
そう。今日の警備は、昨日の反省を生かして完璧だった。しかしそれが仇となった。一人の男がボディーガードに交じっていた。その男は、大統領に堂々と近づいていき、危険な薬品……ではなく、大量のカエルを顔にかけた。大統領の顔の上をカエルが這っている。
「うわあ!!」
翌日の新聞には「アメリカ大統領、今度はカエルを顔にかけられる!!ケロリストか!?」と報じられた。取材に対し、アメリカ大統領は「気持ち悪い!!もう!!やだっ!!日本嫌い!!」と若干オネェ言葉を交えながら答えた。
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