第73話 巌流島の戦いの真実

大剣豪の宮本武蔵と佐々木小次郎は、山口県下関市にある巌流島で決闘を行った。その結果、宮本武蔵は佐々木小次郎に勝利した。そのことは有名だが、では、どうして武蔵は小次郎と決闘したのかとなると、その辺は謎に包まれている。しかし私は、真実を知っている。なぜなら私は、タイムマシーンを使い、彼らの実態を目の当たりにしたからだ。


宮本武蔵と佐々木小次郎は、実は大の仲良しだった。しょっちゅうつるんでいた。

ある日、武蔵は小次郎に行った。


「俺の方が酒が強い」

「何を言う。俺の方が酒に強い」


武蔵と小次郎は、どちらが酒に強いかという話で揉めた。どちらも酒豪は俺だと譲らなかった。そして二人は、酒屋で大量の酒を購入して決闘する事にした。


その決闘の場所こそが巌流島だったのだ。わざわざ巌流島にしたのは、戦いの雰囲気を演出したかったという理由だった。


これが巌流島の戦いの真実である。

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