ご都合主義物語

＊登場人物紹介＊ （序章 歩みだした世界）

【β－Ⅹ　WORLD】

＊＊如月家＊＊

如月翼（きさらぎつばさ）　年齢12歳　

＊主人公。コンセントにシャープペンの芯を指し感電し、その日の夜に大学4年になる前に交通事故で死んだ夢を見る。日々が思い起こされ、それまでの歩んだ道、関わった人々との記憶や感情によって流され、苦悩したが何とか運命を掴み取る。今では交通事故に遭った日と、その日に走馬灯で見た家族との記憶だけしか覚えてない。顔立ちが整っていてイケメンになりそう。

春から英照中学一年生。

如月光（きさらぎひかり）　年齢8歳　

＊翼の妹。可愛い妹。お兄ちゃん、お兄ちゃんと翼の後ろによくついてくる。ピアノに才があり、聞いただけでなんとなく引ける。絶対音感の持ち主。

如月隼人（きさらぎはやと）　年齢39歳

＊光と翼の父さん。イケメンで優しい。公務員でエリートコースを進んでいるが容量がいいため残業をしなくて済むという異端な者だったりする。

如月灯（きさらぎあかり）　年齢39歳

＊光と翼の母さん。美人で優しい。語学が優れていて、翼と光にも英才教育となるようによく教えている。また勉強家でもあり、隼人よりも頭がいい。

＊＊友人＊＊

鈴原美咲（すずはらみさき）　年齢12歳

＊翼の想い人。ショートボブの女の子。フレンドリーさと可愛さで学校の人気者。翼のことは静かに勉強する同じ学校を受けるライバルと思っていた。しかし翼に声をかけられてから一気に仲良くなり、彼にある感情が芽生え始めてきているのだが当の本人はまだわかっていない。

春から英照中学一年生。

柳田正輝（やなぎだまさき）　年齢12歳

＊翼の親友。翼とは同じアパートに住んでいて、小さいころからよく遊んでいたので自然と友達になっていた。翼とはずっと同じクラスだった。優衣が好きで彼女と話すときはいつもどこか赤くなっている。気を遣うのがとてもうまく、翼が困っていれば助けるように優しい少年だが少しだけ短気。優衣を好きになったきっかけは実は同じ塾でのある出来事がきっかけ。

春から英照中学一年生。

三波優衣（みなみゆい）　年齢12歳

＊正輝の想い人。ポニーテールの美人な女の子。人気者でしっかり者。正輝と翼はずっと同じクラスだったので仲が良いが特に話すのは塾が同じだった正輝である。ある出来事があってから正輝のことが気になっている。

春から英照中学一年生。

池崎隆（いけざきたかし）　年齢12歳

＊大柄な少年。3年生の頃に知り合う。翼と小林は気が合いよく遊んだ仲である。勉強が得意で受験もうまくいき私立トップの学校に進学する。運動はそこそこできる。

小林雀（こばやしすずめ）　年齢12歳

＊インテリ眼鏡。3年生の頃に知り合う。翼と池崎は気が合いよく遊んだ仲である。見た目とは裏腹に勉強は正輝や翼と同程度。第一志望校に落ちたため第二志望校の男子校に進学する。運動はそこそこできない。

墨田学（すみだまなぶ）　年齢12歳

＊学級代表者の奴。この少年、学級代表者である。頭もいい。でも影は薄い。

実は春から英照中学一年生。

＊＊先生＊＊

田中信久（たなかのぶひさ）　年齢65歳

＊6年2組のクラス担任。皆から愛されている先生で評判がいい。受験する子供に理解があり、親にも迅速に対応することから、保護者会の時はいつも相談に向かう親御さんが多い。そんな先生だが唯一の欠点として、ダジャレのセンスが微妙でしらけやすく、そういう時は意外と傷ついて心の中で涙している。翼達とともに小学校から去った。

高橋春江（たかはしはるえ）　年齢62歳

＊校長先生。田中先生とは同僚だった頃がある。ただ、彼女の優秀さがひかり、どんどん昇格していき教師から教頭、そして校長になっていった。そのため元同僚である田中先生とはあまり接点がなくなっていたが今回の翼の件をきっかけに久しぶりに思い出を語り合った。

＊＊その他の登場人物＊＊

とある医者

＊翼の怪我を診た医者。同じことをしたことがあると言っていたがはたして………

鈴原美優（すずはらみゆ）　年齢15歳

＊美咲の姉。ショートボブで可愛く、何でもこなす優秀さを持っていて美咲の憧れ。

春から高校生になる彼女は美咲が同じ英照に通うことになり、めちゃくちゃ楽しみの様子。二年前にコンセントで感電し、その日を境に独り言が多くなったと美咲からも言われているが果たして…………

＊＊？？？＊＊

黒髪の少女

＊電車で会った薔薇の香りを纏っていた女の子

色白の少女

＊バスの隣の席で話しかけた茶髪の女の子

隣の少女

＊筆箱を貸してあげた女の子

【β－G　WORLD】

如月翼（きさらぎつばさ）　年齢21歳　

＊大学4年になる前の春休みに交通事故にあい、大きな後悔を持ちながら人生を終えた。男子校時代に二次元を知ってオタクになった。なぜ光が翼を慕っていたのか最後までわからなかった。

如月光（きさらぎひかり）　年齢17歳　　

＊翼の妹。高校二年生でオタクな兄のことをある時期から尊敬している。「兄さん」呼びは翼が中学生になった小学3年生の頃から。光にとっての優先事項の順番は翼、友達、母親、父親だったりする。

如月隼人（きさらぎはやと）　年齢48歳

＊光と翼の父親。公務員として働いていて、エリートコースを進んでいる。忙しいが家族思いで優しいが光との関係は微妙でたまに落ち込む。ただ、やるときはやる男で翼には越えられない大きな壁と尊敬されていたがそのことを本人から聞くことはなかった。

如月灯（きさらぎあかり）　年齢48歳

＊光と翼の母親。専業主婦。夫の隼人と大学時代に付き合って、そのまま結婚。受験に失敗した翼の後、光の教育で問題が生じ、関係が悪くなっていた時期もあるが今はすでに解消されている。