第287話 ねこみみメイドさん(^^)
友里絵は、パティのメイドさんルック(?)
に、閃いた。(^^)
青い瞳、ふんわり大柄。ブロンドの髪、お下げ。
にこにこ。
バッグを開けて、がさごぞ。
「はい!これ?どお?」
あの、まゆまゆちゃんがつけてくれなかった
ねこみみカチューシャ(^^;
パティは「かーいーですねぇ」と。ひょいとつけて。
三角のおミミ、ちょっとちいさめ。
「きゃーかわーいー」と、友里絵はパティに抱きついた。
パティは「あん」と。
友里絵がだきついても、パティのおなか辺り(^^)。
由香は「すぐ抱きつくの、こいつ。」
パティは「よーしよーし、いいこいいこ」と、友里絵をなでなで。
友里絵は「あーい・・・ママ」と、パティのおおきなおっぱいにすりすり。
パティ「それはダメ」と。友里絵の後ろ頭を、ぽん☆。
菜由は「ハハハ」と、笑う。
由香「写真とっとこ」と、ケータイで、かちゃり☆。
友里絵は「ニャンコのポーズしてー」と(^^)。
菜由は「ニャー」
由香「化けネコかいな」
パティは、「こーですかぁ」と、指を折って。
にゃんこのマネ。
友里絵「かーいー。パティちゃーん」と、ヘンな声を出すので
イタリア人ふうのお姉さんが、にこにこ「what's?」
パティは英語わかんない(笑)。
「あー、えーと・・・エイゴ、ワカンナーイデス」(^^)。
ブロンド、青い瞳なんだけど、そういうとコミカルね。
代わりに愛紗が「sorry , she is commedienne , this is joke」
イタリアお姉さん、にっこり。写真撮ってった(笑)。
友里絵は「こんどはお札がないなぁ」
由香「アホ」と、笑う。
パティが、お仕事に戻るので・・・と、カチューシャを返す。
友里絵は「かーいーのになぁ」と、にこにこ。
由香「自分でつければ」
と言うので、友里絵が自分で「ニャン」
にゃんこのポーズ。
パティは「きゅーと!」と、にこにこ。
友里絵をなでなで。
愛紗もにこにこ。
由香は「オモチャは忘れないなぁ、持ってくるの」(^^)。
ともちゃんは「ハイ。わたしも楽器持ってきて名札忘れたり」
友里絵は「ともちゃんって、しっかりしてるみたいだけど・・・さっきチャック開いてたし」
ともちゃんは、ちょっと恥ずかしそう。「ハイ。時々あります。そういうこと」
パティは、ワゴンを押して、3号車の方へ、ゆっくりゆっくり。
特急のお客さん、木曜なので
自由席は、だいたい旅慣れたひと。
指定席・グリーン席は、大体遠くの人とか
外国からの、観光の人だったりする。
SL「あそBOY」からの乗り継ぎ客は、ほとんど居ないみたい。
友里絵は、クロワッサンに噛み付きながら「あそぼーい降りた人、どこ行ったの?」
さかまゆちゃんは、サンドイッチ。タマゴサンドをはぐはぐ。
「観光されているのでしょうね。阿蘇神社とか。SL列車に乗るだけの方は
そんなにいらっしゃらないですね。」
由香は「まあ、降りたら少し歩きたいもんねぇ、その町で」
やきそばパンを、うまく食べている、にこにこ。
友里絵は「やきそばパンってさー、こぼれるからなー」と、にこにこ。
由香「そういう人はコロッケパンとか」
菜由は「メンチね」と、メンチカツロールを端っこから。
愛紗は、クロワッサン・サンドのレタスと、ベーコンをちょこっとかじりながら。
「やっぱり、カフェかなー。クロワッサンと」
友里絵は「ワゴンにないかなぁ」と。
由香「あるかもね」
特急「あそ3号」は、結構なスピードで坂道を下っている。
豊肥本線は急坂が多いみたい。
森の中を駆け抜ける、と言う感じで。
友里絵は、とてとてとて・・・と、廊下を歩いて。
ワゴンを押して、2号車のデッキに入っていたパティの
大きなお尻をつんつん☆。
パティは「きゃっ!」と、飛び上がる。
友里絵はにこにこ。
パティはお尻を押さえて「びっくりしたー。」
友里絵「カフェオレ、なーい?」と、にこにこ。
パティ「ありますよー」と。
国鉄オリジナル(笑)の
カフェオレ。淹れたとこだから、香ばしい。
友里絵、お鼻ひくひく。「いー香り」
パティはにこにこ「ワンちゃんみたい」
友里絵はにこにこ。髪をふたつに分けて、両手で持って
「わんわんルックー」
パティは「ハハハ」と、たのしそ。
持ってたゴムで止めてあげた(^^)。
友里絵は、カフェオレを二つ持って「ありがとー」と、にこにこ。
パティもにこにこ。「あ、あと4人は・・・だいじょぶかなぁ・・・あとで回ろうっと」
廊下を、とてとてとて・・・と。
友里絵は戻ってきて。
「はい!」と、愛紗に。カフェオレのカップを。
愛紗はびっくり「え、わたしに?」
友里絵「うん!あたしもホラ、クロワッサンだし」と、にこにこ。
愛紗「ありがとう、優しいね、友里絵ちゃん」と、にこにこ。
友里絵はいいのっ!と、自分のシートに座って。
「あ、でもみんなの分忘れた」
菜由は「いいよ、クロワッサンじゃなーいもん」
由香「そだね。好みはいろいろだし」
由香は、やきそばパンと明太フランスだから、どっちかと言うとブラックコーヒーか
お茶かも。
さかまゆちゃんはサンドイッチなので、紅茶かな。
ともちゃんはベーコンチーズと、わりとこってりさん。
なので、スパークリングの方がいいかも。
・
・
・
熊本駅で、ホームを駆け出して逃げた恵は・・・「じゃ、部屋に戻るか」
明日は、B勤だった。
それなので、のんびり。
次がA勤務だと、早番なのであんまりのんびりできない。
お酒も飲めない(笑)。
勤務前24時間は飲酒禁止である。
部屋は駅に近いタワーマンションである。
実家は市内だが、通うのに便利だから、そうした。
「ふあーあ」と、あくびひとつ、伸びひとつ。
なんとなく、眠い。
いつもそんな感じ・・・・「早く老けるなあ、こりゃ」(^^)。
ベンチについてる鏡を見たりして。
昔ながらの木のベンチ。「ボンタンアメ」とか書いてある。
「ザボンアメもあったね」と、恵は思ったり・・・して。
ふ、と。微笑んだ。
・
・
・
パインアメを貰ったまゆまゆは(^^)。
「おばあちゃん、無事に着いたかなー。」なんて。
つぎの乗務は別府ゆき特急「あそ5号」で
熊本までの乗務である。
人吉発、木曜日の昼下がりだと
割と、のんびりなので
楽だ。
いつも、4勤1休、と言って
4日乗って、1日休み。
「えーと。水曜が休みだったから・・・」
つぎは月曜かな、なんて・・・まゆまゆは思う。
「お兄ちゃんも帰ってこれるかなぁ」なんて(^^)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます