第781話 愛しい
涙ぐんでいるミシェルがかわいそうで
めぐは、肩を抱いてあげた。
でも、ときめいたり、そういう感じじゃなくて。
友達とか、弟とか、そういうふうなHugだった。
「大丈夫。病気じゃないの。そのうち慣れる。使いたくないって思えば、使わなくてもいいの。」と、めぐは言った。
でも、どうして、ミシェルがめぐと
同じ魔法を使えるのか、それは
めぐにもわからない。
ミシェルは、めぐお姉ちゃんに
抱き寄せられて
ちょっと、どっきり。
でも、なんとなく、安心する。
そう思った。
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