第500話 NationRail

玄関を入ると、右手に大きな食堂を見て

まっすぐが、広い廊下。

廊下を挟んで、反対側はまた、温泉(笑)



お湯が豊かな土地らしい。



1階は、会議室とか

卓球場とか。



そのあたりはホテルとちょっと違って


鉄道会社の宿泊所らしい。




「じゃ、寝るだな」とおじさんも、のんびり。




エレベーターなんてないのは

古い建物らしい。



めぐたちは、上の階。


もともと、女子社員は泊まり勤務がないので

当然だが、小部屋である。




男は、2階の大部屋が居並ぶあたりで


雑魚寝である。




でも、特急乗務員たちの寝泊まりする

ここは、国鉄でも特別な待遇であって




普通列車の乗務員たちは、ローカル線の

線路沿いにある国鉄OBの提供する民家で寝たりとか



貨物列車の乗務員に至っては、民家もない

貨物駅の外れにある小屋で



深夜から早朝までの数時間、石炭ストーブを

焼べながら仮眠、とか




それでも、国鉄を支える人達には

使命感がある。

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