第499話 Youth Of Memories
地上のめぐたちは、それでも
楽しそう。
その実、友人リサを心配した
思いやりの旅なのに。
そんなことを、リサが気にしないようにと
それも、思いやりで
楽しい、秋の旅行、そんなつもりで
振る舞っているうちに
本当に楽しくなってしまう。
みんなと一緒で、遊んでるんだもの。
それだけで、楽しい。
そんなものかもしれない。
学校の玄関みたいな、乗務員宿泊所は
なんとなく、懐かしいけど
学校が建った頃に作られたような、そんな感じ。
下駄箱と、簀の子の玄関
大きなガラスの窓は、枠が鉄で
白いパテで留められていて。
いまなら、さしずめアルミサッシなんだろうけれど
その重厚さが、時代もの。
今となっては、懐かしい。
ミシェルもおじさんも、もちろん一緒に
来る。
おじいちゃんは、この駅の駅長さんだったから
おじさんは、名士の跡取り。
どんなにか、気苦労もあっただろうけれど
そんな事を、気にもしないのか
それとも、無関心なのか。
おじさんは、のんびりとしているように見える。
「こんばん」と、おじさんはにっこりと
玄関から、入口にある管理人さんにご挨拶。
管理人さんは、どことなく
おじさんに似ている感じの、朴訥なお人。
田舎っていいなぁ、なんて
都会の人達は、こんな時に思うのだろう(笑)。
田舎の人達には、ただの日常である(笑)。
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