第404話 Clustar
例えば、並列世界と言うのは
コンピュータで例えれば
クラスタPCのようなものだから
それぞれの世界で、同じ存在が必要。
でも、PCで言えばそのディレクトリの
中身が違っていても、システムは動くし
反対に、必要なファイルが無ければ
複製が出来るし
どこかの世界で存在が消えると、
並列世界で、似た存在が消える。
だから並列なのだけれど
そんな理由で、めぐとミシェルの関係が
並列世界のMegと、その弟に似ていると
そういう訳なのであろう。
めぐとMegが、ネットワークのように
つながっているので
その、ミシェルとMegの弟が似て非なる
存在、そんな風に見える。
つまり、3次元的に座標が定まっているのでは
なくて
そこがやはり、4次元的なのであろう。
ミシェルが夢で、自立して異性を求めるような
意識を持つと
それはつまり、青年になると言う意味なので
リサは、この世界で特別な存在の異性になったりする
母親もそうだが、それに似た存在になる。
青年の意識とは、面白い。
後々、老年になるまで気づく事はないのであろうけれど
生き物として貴重な存在である、姉とか妹とか。
そういう存在を持てたミシェルは幸運であった。
反対に、弟がいないめぐは
Megをうらやましいと思ったから
自分にとってのミシェルが、弟っぽい
イメージとして受け取れてしまうのは
ミシェルにとっての不運だが(笑)。
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