第11話 

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[Diary] 7月8日。

不思議な傘、部屋が片づいていたり...

どうも不思議だ。その子の仕業だろうか。

どうも、訳が分からない。誰だろう。こんな事するの。

鍵開けて部屋に入ってくるなんて....


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その子@>人をどろぼーみたいに言わないでよね。

何ボケてんの?片づけてもらっててありがとうくらい言えないの?

鍵だって、君が渡したんじゃない。あたしに。忘れたの?

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...そんな、バカな。

僕はどうかしてしまったのだろうか。

まさか、鍵を渡すような女の子が居たような記憶は無い。

僕は、記憶がどうかしてしまったのだろうか?

スマート・フォンの画面を見ながら校庭に立ってると

クラス・メートが「おい、始まるぞ!ホームルーム....あ、ケータイ買ったのか、やったなぁ、メアド教えろよ。」


とかいいながら、足早に駆けていった。


背中を追いかけるように、予鈴が鳴る。


僕は、慌ててスマート・フォンをズボンの右ポケットに仕舞い

駆け出しながら思った。


....メアド?



そうだ。当然だけど、スマートフォンだからメール・アドレスがついている。



...まさか。

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