第53話 冥界眼と冥府の義眼
ユウナギはチャダ子に『とある疑問』を投げかけるかどうか迷っていた。
その『疑問』とは・・・。
『お前は一体誰に
この言葉をユウナギは言う事に躊躇していたのだった・・・。
目の前でにこやかに笑顔を向けて来るチャダ子に、
(まぁ~・・・今はいいか・・・)と軽く息を吐くと、
不思議そうな表情を浮かべたチャダ子が『あの・・・』と、
話を切り出してきたのだった・・・。
「ユ、ユウナギ・・・様?
1つだけ聞きたい事があるのですが?」
「・・・ん?何だよ、突然」
少し困った表情を浮かべたチャダ子だったが、
意を決したのか緊張気味に質問してきたのだった・・・。
「ユ、ユウナギ様は・・・どうして・・・。
どうして『冥界の力』をお使いになる事が出来るのでしょうか?」
緊張気味に早口で一気に捲し立てるように言い切ると、
『はぁ、はぁ』と呼吸を荒くしていた・・・。
「あ、あぁ~・・・その事か?
まぁ~別に隠しているつもりもねーが、
昔『ヴァマントの命』を助けた時に、『礼』だと言ってな?
俺の左目に『
「め、冥界・・・眼?」
「あぁ・・・。だけどよ~・・・。
どうも俺とは相性が悪いみたいでな~?
『短時間』しか使えねーんだよな~・・・。
それによ~?
『人間界』で使用すると、大地は穢れ作物や植物も成長しないんだとよ」
「・・・そ、それは色々と~・・・も、問題がありますね?」
「・・・そうなんだよっ!つーかっ!聞いてくれよっ!」
突然何かを思い出したユウナギは声を荒げ、
あからさまに苛立ちながら話をし始めたのだった・・・。
「あの馬鹿女っ!
俺にこの『冥界眼』をくれた時・・・一体なんて言ったと思うっ!?」
「・・・さ、さぁ~?」
「あの色気馬鹿女っ!」
(・・・い、色気っ!?)
「この『冥界眼』を持ったお前なら、
あっと言う間に『人間界を滅ぼせるぞ♪』ってっ!
ったく・・・ばっっっっっっかじゃねーのっ!?
たまたま俺がこの『冥界眼』との相性が悪かったから、
『征服欲』に支配されず大事には至らなかったけどよ~・・・
一体何考えてんだかっ!あの『年増色ボケ女っ!』」
話をして行く中、ユウナギの沸点はどんどんと上がり、
気がつけば握り拳を見せながら天に向かって吠えていたのだった・・・。
『人間界を滅ぼして征服出来るだとぉぉぉぉっ!?
ヴァマントォォォっ!
折角俺が救った世界をっ!俺自身の手で滅ぼす訳ねぇーだろぉぉぉっ!
バァァァァァァァァァカッ!
・・・ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ・・・』
(と、年増・・・い、色ボケって・・・
とどめとばかりに馬鹿とは・・・あは・・・あははは・・・
さ、さっきから冷汗が止まらないんですけど?)
顔色が変わるほどチャダ子は冷や汗を流していたのだが、
ふと・・・ユウナギの話で疑問に思った事がった・・・。
「ユ、ユウナギ・・・様?
お、お気持ちは・・・よ、よーく理解出来たのですが、
『短時間』とは一体どれくらいなのですか?」
そんなチャダ子の質問に、ユウナギは『う~ん』と唸り始めると、
『だいたいそうだな~』と言葉を続けた。
「・・・まぁ~『冥界の神力』の『力加減』と言うか~・・・
『力の濃度』と言うか?
それにもよるんだが~・・・だいたいそうだな~・・・。
30%の『神力』で『約10分前後』ってところか?」
「・・・30%で10分。
も、もし100%だった場合・・・どうなるのでしょうか?」
『100%の力』・・・。
その問いにユウナギはチャダ子にあっさりとこう言った・・・。
「・・・無理」
「・・・はい?」
「100%なんて使っちまったら・・・。
俺の身体は10秒ともたずに吹っ飛んじまうよ・・・」
「ふ、吹っ飛ぶっ!?」
「あぁ・・・。
元々『冥界眼』とは相性が最悪なんだぜ?
そんな『力』使っちまったら・・・一瞬で・・・『ドカン』だ」
「・・・・・」
茶目っ気たっぷりでそう楽しそうに話すユウナギに、
チャダ子は引き攣った笑みを浮かべるしかなかった。
そして何かをふと思い出したチャダ子は、
続けざまに話をしていった。
「そう言えば昔・・・ヴァマント様から聞いた事があるのですが、
確か・・・そう名称は『冥府の義眼』だったかと思います」
ユウナギは『冥府の義眼』の話を聞いた時、
苛立った表情を浮かべ、眉間にキツく皺を寄せたのだった・・・。
「わ、私・・・な、何かいらぬ事を?」
恐る恐る口を開いたチャダ子に、
ユウナギは『ふぅ~』と軽く息を吐くと、
自身の態度について説明していった。
「すまね~チャダ子・・・。
別にお前に対して苛立った訳じゃねーんだ。
許してくれ・・・」
「い、いえ・・・別にそれはいいのですが?」
「まぁ~その・・・なんだ~?
簡単に言うとその『冥府の義眼』つーもんはな?
『期限付きの時限爆弾』みたいなもんでよ~。
対象者の命と引き換えに『義眼』に込めた『冥界の力』を行使出来るんだが、
これには大きな問題が・・・な?」
「・・・問題ですか?」
ユウナギの言う『問題』に首を傾げたチャダ子に、
頭を数回力なく降ったユウナギはその答えを口にした。
「問題ってーのはよ?
俺の『冥界眼』のように既存する『眼球』に『力』を与えるのではなく、
その『冥府の義眼』を埋め込まれて、その『力』を使用した者はだな~・・・
確か~・・・3年だっけ?
それを過ぎると自動的に・・・使用者は『魂』を抜かれちまうんだよ」
「た、魂って・・・そ、そんな・・・」
「しかもだ・・・。
一番問題なのはそれを与える事をが出来るのは、
『冥界の幹部クラス』なら誰でもOKって事と、
抜かれた『魂』は与えた者が好き勝手に出来るって事らしい・・・。
実は俺は実際にその『冥府の義眼』つーのをまだ見た事がはねーんだけど、
そう話には聞いたんだよ・・・。
なんつー胸糞の悪いモノを作りやがるんだよっ!
『人の命』を一体何だと思ってやがんだっ!
・・・『冥府の義眼』の話を聞いただけで・・・腹が立つぜっ!」
怒りに顔を歪めるユウナギに、
チャダ子『やっぱり実はいい人なんだ』と少し緊張を緩めたのだった、
そして少しの間・・・。
言葉を交わす事もなく沈黙が続いていると・・・。
「・・・ユウナギ様?
今現在戦っている『敵』とはどうされるのですか?」
「あっ・・・忘れてた・・・。
つーか・・・ど、どうされる?って・・・そりゃ~『ケリ』は・・・な?」
「忘れてたって・・・で、どのように?
何か作戦があるのですか?」
チャダ子にそう問われたユウナギは、
表情を厳しいモノにすると『まじソレ・・・な~?』と呟いた。
「まじであいつ・・・強いからな~?
生半可な攻撃じゃ~・・・通用しねー・・・だろうな?」
そう話すとチャダ子にはユウナギが弱腰に見えていたようで、
『何かいい作戦でもあれば・・・』と険しい顔を見せたのだった。
するとチャダ子の表情を見たユウナギが、
『・・・フッ』と笑って見せると、
『別に手が・・・ねぇ~訳じゃねぇ~よ?』とそう言った。
「あるのですかっ!?
・・・な、何かいい手が?」
「そんな大それたモンはねーよ・・・。
だけどな~?相手は『冥界の住人』だと分かったんだ。
それがわかっているだけでも何かしらの『手』は見つかるだろ?」
そう答えるユウナギに、チャダ子は『ほっ』と安堵に息を吐くが、
ユウナギはの表情は相変わらず厳しいモノだった。
「まぁ~だけどよ~?
問題がない・・・訳じゃね~よ」
「・・・問題ですか?」
「あぁ、一番厄介なのはあの『霧状に展開する羊毛』だ。
アレがあるおかげで戦い方にも限界があるからな~?
通常の魔力を霧散させる為に『魔法』はまず使えねー・・・。
ナノサイズの羊毛に『冥界の力』を宿していやがるからな~?
まじでどう対処していいかわかんねーんだよな~?」
そう言うとユウナギは『やれやれ』と言ったジェスチャーをして見せると、
チャダ子は1人・・・何か『ブツブツ』と言い始めた。
「・・・ナノサイズの羊毛に『冥界の力』
そしてそれは『魔法』を霧散させて・・・。
確かにあの時ユウナギ様も『霧』に苦戦を強いられる結果に・・・。
んー・・・。でもちょっと待って?
じゃ~あの『霧』を何とか出来たなら・・・?
でも・・・どうやって?」
小声で『ブツブツ』と言い始めたチャダ子に、
ユウナギは顏を顰めたが、突然いい案が浮かぶはずもなく、
ただ『面倒臭せーな~』っと言葉を吐き捨てていた。
そんな時だった・・・。
未だ『ブツブツ』と言っているチャダ子を何となく見ていると、
ユウナギの頭の中でこの場所から『人間界』に出て来た時の事を思い出していた。
(あぁ~そう言えば・・・ここと人間界って、
こいつの『力』で繋げられるんだよな~?
まぁ~問題はその『出口』なんだけど・・・って・・・あれ?)
ユウナギは首を傾げながら何度か瞬きを繰り返すと、
『ちょっと・・・待てよ?』と何かを思い付いたようだった。
1人『ブツブツ』と呟くチャダ子に、ユウナギは『ある質問』をした。
「なぁ~・・・チャダ子さんや?」
「・・・は、はい?何ですか?」
「お前・・・一体どうやって俺を連れて此処に戻って来たんだ?」
「えっと~・・・それはですね?
『ディメンション・ムーブ』を使用したからですけど?」
ユウナギの問いにチャダ子が微笑みながらそう言うと、
首を傾げたユウナギは更に言葉を続けて行った。
「今、俺がこうして無事に此処に居るって事は~、
その~・・・ディメンション・・・なんちゃらっつーのはよ?
『魔法』って訳じゃねーんだよな?」
「はい、魔法・・・ではありませんね。
それは私の『スキル枠』となっておりますので、
魔力を消費せず『指定された空間事』この場所に戻って来られます」
「・・・へぇ~」
チャダ子の話に素っ気なくそう生返事したユウナギだったが、
その頭の中では『キーワード』となる『単語』が物凄い速度で駆け回っていた。
(『ディメンション・なんちゃら』・・・『スキル枠』・・・。
『指定された場所』・・・『魔力消費』・・・。
『この場所に戻って来られる』・・・)
頭の中で気になった『キーワード』が何度も浮かんでは消えて行くと、
突然ユウナギの口から『・・・何かが違うな?』とこぼれた。
その言葉にチャダ子が『何がですか?』と尋ねると、
無意識ながらユウナギはこう呟いた。
「・・・指定された場所って?」
「・・・はい?」
首を傾げたチャダ子はユウナギの言葉の意味に気が付かなかったが、
その言葉を何度か口に出して繰り返す内・・・ある事に気付いたのだった。
「も、もしかしてそれって・・・
先程私が話していた『ディメンション・ムーブ』のっ!?」
そう感じたチャダ子はユウナギに駆け寄るとその両肩を掴み、
大きく揺らしながら声を掛けたのだった。
「そ、それ違いますよっ!?
『指定された場所』じゃなくてっ!
私は『指定された空間事』って言ったんですよっ!」
「・・・へっ?
『指定された場所』じゃなくて『空間事』・・・?」
「はいっ!そうですっ!『空間事』って私は言ったんですよっ!?」
「・・・まじか?」
『はい』と力強く答えるチャダ子に、
ユウナギはにこやかな笑顔を見せたのだが・・・。
「あっ、でもよ~?
もしそれなら~・・・この場所によ?
ヤツの『羊毛』が着いて来てもいいんじゃねーか?」
そう尋ねられたチャダ子は『あぁ~それはですね~?』と言うと、
説明し始めたのだった・・・。
「あの時はですね~?
緊急事態だと感じた私は、ユウナギ様の場所まで、
『ディスメンション・ムーブの応用』で移動し、
私がユウナギ様の身体に触る事によって、
貴方だけをこの場所に転移させたので『羊毛』は除外されたのだと・・・」
そう答えるもユウナギの表情は険しいままだった・・・。
チャダ子が再び首を傾げるとユウナギが話を切り出し疑問を口にしたのだった。
「・・・それっておかしく・・・ね?
あの『羊毛』は間違いなく俺やお前に『付着』していはずだ。
それなのに・・・おかしくねーか?」
再びそう疑問を口にしたユウナギにチャダ子笑みを浮かべると、
『それはですね~』と再び説明していった。
「それは簡単な事です」
「簡単?」
「はい、あの『羊毛』は『敵』の『冥界の力』によるモノ・・・。
ユウナギ様の『冥界の力』とは『波動』も何もかもが違うのです。
ですから・・・」
『ですから・・・』とチャダ子がそう話を続けようとした時だった。
突然ユウナギが『あぁぁぁっ!』と大きな声を挙げると、
自らの口でその続きを話し始めたのだった。
「そうかそうかっ!そう言う事だったのかっ!?」
「・・・ユ、ユウナギ様?」
「そうかそうかっ!なるほどな~?
確かに個々によって『魔力の波動』も違うもんな~?
俺は『冥界の神力』は苦手だからよ~・・・
だからそこまで詳しく考えなかったぜ・・・。
な~んだ・・・そう言う事か~♪」
ユウナギの表情を見たチャダ子は『ハッ!』とすると、
『で、ではっ!?』と興奮気味にその身を乗り出して来た。
「あぁ~・・・くっくっくっ・・・勝てるぜ?」
「さ、流石ですっ!ユウナギ様っ!」
「だっろぉ~?♪
元とは言え俺は『勇者』だった男だぜ~?
こんなの朝飯前だっつーのっ!
わっはっはっはっはっぁぁぁぁっ!
跪けっ!この愚民っめがっ!
この俺様に『不可能』はたま〰にしかないのだっ!
ヒョーッ!ヒョッヒョッヒョッ♪」
(・・・たまに・・・あるんだ・・・)
突然態度を豹変させたユウナギに、
チャダ子急速に熱い胸の高鳴りが冷めて行くのを感じたが、
(こう言う人ですもんね~?)と諦め素直に受け入れたのだった。
そしてユウナギは『よしっ!』と気合を入れると、
踵を返しチャダ子に指示を出した。
「チャダ子っ!今すぐ戻って『ケリ』つけっぞっ!」
「はいっ!ユウナギ様っ!
では再びTVから出ますのでこちらへ♪」
「・・・おうっ!って・・・はい?」
「いや、ですから・・・こちらへと・・・って、はい?」
~ 5分経過 ~
「って・・・何でやねーんっ!
『なんちゃら・ムーブ』ってので、離れてから数分後とちゃうんかーいっ!?」
「・・・ですから~、『ディメンション・ムーブ』を使用して、
再びTVから出るんですけど?」
「いやいやいやいやいやっ!
さっきTVから戻らなかったじゃんっ!?
なのにどーしてまたTVから行かなくちゃならねーんだよっ!?」
激しく捲し立てるユウナギに、チャダ子は首を傾げながら答えた。
「・・・一応~、決まりですので~♪」
そうにこやかにチャダ子が言った瞬間だった・・・。
突然チャダ子の顔面に『黒い影』が差したと思ったら、
その顔面が強烈に締め付けられ、
チャダ子は思わず絶叫してしまったのだった・・・。
「うぎゃゃゃゃゃゃゃっ!?
痛っ!・・・痛いっ!痛い痛い痛いっ!?
あっ、でも・・・ちょっと気持ちいい・・・かも?
って、やっぱり痛ぁぁぁぁぁぁいっ!
し、死ぬーっ!止めてぇぇぇぇっ!
目がぁぁぁっ!目が飛び出るぅぅぅぅっ!」
そんなチャダ子の悲痛な叫びを聞くも、
ユウナギの表情はまさに・・・『悪魔の如し』。
顏を『ヒクッ!』とさせたユウナギは、
悲痛に叫ぶチャダ子の顏を握り締めながら、
息がかかる距離まで顔を近付けると、悪魔の如き声を発した。
「てめー・・・。少しは空気読めよな?
いくら数分後に戻れるっつってもよ~?
またあのTVから出たんじゃ意味ねーんじゃねーのか~?
なぁ~チャダ子さんよ~?
そこんところ・・・少しは考えろっつーんだよ?」
「い、いや・・・でもだってっ!
テ、TVから出ないと私の『アイデンティティー』がっ!?」
「てめーの『アイデンティティー』は今はどうでもいいんだよっ!?
まじで空気読めよな~?空気をよ~?」
「で、でもっ!」
「まだ言いやがるのかっ!?てめーはよっ!」
「・・・へっ?」
「原作者の苦労を考えやがれっ!」
「げっ、原作者ですかっ!?」
「あぁ、そうだよっ!
今、年末に向けて必死になって仕事を片付けてんだぞっ!?
それなのにてめーはっ!
どんだけーっ!つーくらいっ!文字数稼いでんだよっ!?
いい加減にしやがれってんだっ!
原作者をこれ以上『社畜道の極みへと導く』んじゃねーっ!」
その怒り・・・脅迫・・・。
そして謎の『原作者』・・・
謎で意味不明な言葉を何度も何度も吐き続けられたチャダ子は、
力なく『わかりました。ごめんなさい』と言うと、
『わかりゃ~いいんだよ?わかりゃ~よ~?
次からはちゃんと空気・・・読もうな~?』と・・・
満面の笑みを浮かべてはいたが、
その瞳は決して笑っていなかったのだった・・・。
チャダ子は涙目になりながらユウナギの背中に触れ、
その顔を見上げると精悍な顔立ちに少し頬を赤く染めたのだった。
そんな時だった・・・。
ユウナギはチャダ子の耳元で何やら『ゴニョゴニョ』と告げると、
目を見開き驚いた表情を見せたのだった・・・。
「ユ、ユウナギ様っ!?」
「ま、そう言う事だからよ~・・・頼むわ♪」
「・・・わ、わかりました」
にこやかな笑顔を見せたユウナギは親指を立てなから、
キメ顔でこう言ったのだった・・・。
『リベンジと行こうぜいっ!』
「・・・へっくちっ!」
「・・・えっ!?」
決め顔&決めポーズを見せたユウナギだったが、
突然チャダ子の『くしゃみ』に『えぇ~・・・折角俺が決め・・・』と、
言葉も終わらぬうちにチャダ子は『ディメンション・ムーブ』で移動すると、
残された木々達が枝を悲し気に振りながらこんな会話をしていた。
{あの子・・・空気読めない子だから・・・}
{・・・勇者様、お気の毒です}
ってな事で次回っ!
第54話は・・・『その正体っ!(仮』でお送り致します。
って言うか・・・。
久々に登場した『香坂 三津葉』(25 独身で御座いますっ!
そんな事よりも・・・私の出番が全然ないじゃないですかぁぁぁっ!
有り得ないんですけどぉ~?
ねぇ~・・・聞いてます~?
私だってっ!もっと出番がほし・・・(バシッ!
・・・パタリ。
原作者・時間取らせるんじゃないっ!
まじで泣きそうなくらい仕事に追われてんだぞっ!
仕事・仕事・仕事・休憩・仕事・仕事・仕事・・・
うぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!
ってなことで、次回も宜しくお願いしまーす♪
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