第42話 ディープ・フォレスト

ルクナの街から3時間かけ、漸く到着したユウナギ達一行・・・。

王国軍による施設が見える小高い丘の上で、

ユウナギ達は作戦を練っていた・・・。


「さてっと~・・・この『なんちゃらの森』に着いたことだし、

 早速それぞれの場所を振り分けっぞ~」


「あんた・・・。

 『なんちゃらの森』って、全然覚える気ないでしょっ!?」


また適当な事を言い始めたユウナギに、アスティナが噛みついたのだが、

ユウナギ自身は何処吹く風・・・。

騒ぎ立てるアスティナを無視し話をしていくのだった・・・。


「で~?おめーらはどうしたいんだ?」


「無視かっ!?」


「そうね~・・・このディープ・フォレストに在る軍の施設は全部で4ヶ所。

 上手い具合に東西南北に在るから、わかりやすいと言えばわかりやすいわね?」


怒鳴るアスティナをそっちのけで、シャルンがそう言って説明すると、

ユウナギは相談する事もせず勝手に自分の監視する場所を決めた。


「じゃ~俺は~・・・南側担当な~?」


「「・・・はぁっ!?」」


「あははは・・・ユウナギ様ならきっとそう言うんじゃないかと・・・

 なにせ、担当する場所が目の前ですし・・・ははは」


「クックックッ・・・。

 エマリアさんはよ~く俺の事がわかっていらっしゃる~♪

 流石だな~♪」


「お、お誉め頂き有難う御座いますっ♪」


そんな2人の会話にアスティナは顔を引きつらせ、

シャルンのこめかみもヒクヒクと動いていた。


「ちょっと待ちなさいよっ!」


「・・・ん?」


「どうかしたのですか?アスティナ?」


「どうかしたのか・・・じゃないわよっ!?

 な~に勝手に決めちゃってくれちゃってんのよっ!

 私達の意見もちゃんと聞いてから決めなさいよっ!」


「・・・ん?アスティナ~・・・お前何バカな事言ってんだ?」


「は、はぁ?」


「こういう時はお決まりのパターンだろうが?」


「お、お決まりのって・・・どういうことよ?」


ユウナギが自信満々に・・・。

そして偉そうな態度でそう言う時は、いつも必ず理不尽な答えが返って来る。

その雰囲気を察したアスティナは軽く眩暈を覚えた。


「・・・俺達の場合いつもそうだろうが?

 所詮この世は焼肉定食・・・。

 じゃなかった・・・。弱肉強食・・・だろ?

 つまり・・・早い者勝ちってこったよ♪」


「ク、クッ・・・」


「エマリア・・・俺、何か間違った事言ったか?」


苦悶するアスティナを他所にエマリアにそう話を振ると、

エマリアはユウナギに対し潤んだ瞳を見せながら祈るように手を合わせていた。


「い、いえっ!ユウナギ様のおっしゃる通りですっ!

 所詮この世は・・・。

 それがこの世の理で御座います♪」


「・・・だよな?」


「はい♪で、でも私としては・・・。

 焼肉定食よりも・・・ユ、ユウナギ定食の方が・・・。

 って・・・じゅる♪あら・・やだ♪」


(ん?一瞬何か身の危険を感じる不穏な声が聞こえたような?

 うぅぅぅ・・・きゅ、急に寒気が・・・まぁ、いいか・・・)


そんな2人のやり取りにアスティナはブルブルと肩を震わせると、

怒りを露にまくしたてるアスティナに、

ユウナギとエマリアは顔を見合わせ首を傾げていた。


「ムッキィィィィーっ!

 ひ、人が黙って聞いて居ればっ!何を好き勝手に言ってんのよっ!?

 屁理屈ばかり並べ立てちゃってっ!

 ふざけるのも大概にしなさいよっ!」


「お前~・・・どうしてそんなに怒ってんだよ?

 あっ、ひょっとしてアレか~?

 若年性の更年期・・・とか?

 それとも~・・・ただの生〇か?

 もし、更年期の方だったらアレだな?

 『命の〇かルビー〇』を飲むとホルモンバランスがたな~?」


ユウナギが何やら人差し指を立てながら、ウンチクを話している時だった・・・。

『ピシッ!』っと、突然アスティナの中で何かがキレると、

『一回死んできなさいよぉぉぉぉっ!』と、怒号を響かせながら、

アスティナの渾身の右拳がユウナギの顔面にクリーンヒットした。


「ぷぎぇらっ!?」


『ヒューン』と、遥か遠くに飛んで行き、

『キラーン』と、光を放って消えたユウナギを確認すると、

エマリアの『ユウナギ様ーっ!?お早いお帰りを~♪』と、

声を張り上げながら、白いハンカチを振っていたのだった。


「・・・エマリア、あんた・・・それでいいの?

 ほんっとに!それでいいの?」


「ん?何がです?」


にこやかな表情を見せるエマリアに、シャルンは苦々しく口を開いた。


「ア、アスティナ・・・も、もうそれくらいでいいわ。

 い、色々とアレなんで・・・わ、私達だけで話をしましょう」


「そ、そうね・・・はぁ~・・・。

 まだ何もしていないのに、私・・・物凄く疲れているんですけど?」


「アスティナ?それは貴女だけじゃないわ・・・。

 あんた達のそのノリに全く着いて行けない私はどうするのよ?

 こ、これがあなた達の日常なの?

 こんなテンションで日々を送っているの?

 わ、私には・・・む、無理だわ」


「・・・で、でしょうね?

 わ、私だってたまにそう思うから・・・あはは・・・」


(た、たまに・・・なんだ?)


アスティナとシャルンはそう言いながら項垂れると、

未だににこやかな笑みを浮かべるエマリアを混ぜ、

女3人だけで話を進め始めたのだった・・・。



「で・・・?あんた達はどうしたいのよ?」


「そうですね~?

 私は別にどこでもいいので、余った場所で構いませんよ?」


「・・・そう?

 じゃ~、エマリアはそれでいいとして・・・シャルンは?」


「そうね~・・・」


地図を見つめながらシャルンは国王軍の施設がある場所を見つめると、

その指が地図上の場所を指し示そうとした時だった・・・。


「俺、こっこね~♪」


「げっ!?」


「なっ!?」


「おかえりなさいませ♪ユウナギ様♪」


「おうっ!今、戻ったぜい♪」


「あっ、こ、これ・・・お茶です♪

 喉が渇いたでしょ?」


「おっ♪いいね~♪エマリアさんきゅ~♪」


突然戻って来たユウナギとエマリアのその行動に、

アスティナとシャルンはただ唖然とするしかなかった。


そしてそのやり取りを終えたところで、

アスティナが『あ・ん・た・達~・・・』っと、

怒りの形相に変わったアスティナがワナワナと身体を震わせると、

そのアスティナの肩を掴む者が居た。


「・・・アスティナ、もうそのくらいにしておけ。

 いちいちこいつらを相手にしていたら、

 ちっとも話が先に進まないわっ!」


シャルンがそう言った瞬間・・・。

『メキッ!』っと、アスティナの掴まれた肩が悲鳴を挙げた。


「ヒィッ!?

 いっ、いいいいいい・・・。

 い、痛いっ!痛いってばっ!?

 わ、わかったからっ!その手を放してよっ!

 ち、千切れちゃうっ!千切れちゃうからっ!や、やめてぇぇーっ!」


「あっ、す、すまない・・・つ、つい怒りが・・・」


アスティナを止めに入ったシャルンだったが、

その怒りはMAXだったようで、逆にアスティナに諭されたのだった。


「ったく・・・。ほんっっっとにもう勝手なんだからっ!

 わかったわよっ!じゃ~ユウナギは此処でいいのねっ!?」


「おう♪全然そこでいいぞ~♪」


(こ、こいつ・・・後で必ず〇すっ!)


ユウナギの横顔を睨みつつも心でそう思うアスティナは、

それぞれの意見を聞き終えると全員の配置を決めたのだった。


「あっ、そうだ・・・お前ら?」


話し終え、それぞれの場所に散ろうとした時、

ふと・・・ユウナギから声がかかった。


「・・・何よ?」


「どうしたんだ・・・ユウナギ?」


「・・・ユウナギ様?」


全員が疑問符を浮かべながら振り返ると、

ユウナギからこんな指示を出された。


「お前ら?『なんちゃらフォレスト』にもし・・・入る事になったら、

 念話での連絡から魔石を使った通信に切り替えろよ?」


「・・・魔石?」


ユウナギの言葉に?の文字が全員に浮かぶと、

それを察したユウナギが面倒臭そうに話していった。


「・・・まじでわかんねーのかよ?

 しゃーねぇーな~・・・じゃ~、教えてやるけどよ~?

 あの森の中・・・。

 ひょっとしたら亜空間の出入り口になっているかもしれねーからな?」


そう説明されたのだが、

アスティナは不思議そうな表情を浮かべながら挙手をした。


「はい、アスティナさん♪」


「えっと~・・・ねぇ、元・バカ勇者?」


「・・・バッ、バカッ!?

 って・・・だ、誰がバカだっ!誰がっ!」


「あんたしかいないでしょ?

 もしかしてバカ過ぎて忘れちゃったの?

 あんたこそ、若年性の更年期じゃないの~?

 いくら亜空間でも、念話は問題なく使えるでしょ?」


「こ、この~・・・バカバカ言いやがって・・・

 そ、それに俺は更年期と無縁な人生を送るのっ!

 ほ、本当に好き勝手言いやがって・・・ぐぬぬぬ」



どっちもどっちである・・・。

そう思ったのは私、今回もナレーションを担当する香坂 三津葉25歳独身です♪

高いスペックなんてただの飾りです♪

いい女にはそれがわかるのです♪

を、モットーに日々頑張っております♪


っと、言う事で・・・。

自己紹介も終わったので、本編再開です♪



アスティナの物言いにユウナギは怒りをグっと堪えながら、

念話の問題について口を開いていくのだが、

ユウナギの声は堪えられた怒りによって、

地獄の底から湧き上がるような声で話し始めたのだった・・・。


「・・・ア、アスティナ~?

 てめー・・・。何を偉そうな事言ってんだ~?あぁ~ん?

 てめーのその認識・・・間違ってるからな?」


「ま、間違ってないわよっ!?

 あんたが勇者だった頃、何度も一緒にあちこちの亜空間に行ったじゃない?

 全然問題なく念話は使えていたはずよね?

 それにあんたの国が在る場所も、亜空間でしょーがっ!

 間違う要素なんて1つもないわよっ!?」


この時アステイナは念話について夢中になっていた為、

シャルンの存在などすっかり頭から抜け落ちており、

秘密のワードをベラベラと口にしてしまっていたのだった・・・。


そしてユウナギもまた・・・。

アスティナ同様、その話にのめり込み、

ふんだんに言放たれるNGワードに全く気付かなかったのだった。


(え、えっと~・・・。

 こ、こんな重要な話を、シャルンの前で話してもいいのでしょうか?

 って言うか、2人共・・・。

 全く気付いていないようですけど、

 私も初耳な事柄もあるのですが・・・?

 あはは・・・い、いつの日か話して頂けるのでしょうか?

 話してくれなかった日には・・・泣きまくりますよ?)


その会話を聞いていたエマリアの表情は苦笑いに変わっており、

額から流れる汗が滝のように流れ出していたのだった。


そしてもう1人・・・。

2人の会話を黙って聞いて居たシャルンは、

しっかりとエマリアの表情も観察していたのだった。


(ふ~ん・・・。

 エマリアの様子から見てもそうだけど、

 ユウナギは間違いなく勇者様って事は確定ね♪

 でも・・・。アスティナって名・・・。

 勇者パーティーにそんな名なんて、聞いた事ないんだけど?

 話からしてアスティナは常に、勇者と共に居た・・・。

 ん~・・・。一体どう言う事なのかしらね~?

 益々興味が尽きないわ♪)


と、更にユウナギとアスティナの謎が深まり興味津々だった。


少しの間、ユウナギとアスティナの言い争いを聞いて居たシャルンだったが、

痺れを切らし言い争う2人の間に入って行った。


「あんた達っ!時間もないってのに、全然話が進まないじゃないのっ!?

 いい加減話を進めたいんだけどっ!」


「・・・す、すまん」


「・・・ごめんなさい」


素直にシャルンに謝罪した2人は少し恥ずかしそうにしていたが、

『コホン』と咳払い1つすると、ユウナギは話の続きをしていった。


「どうしてあの『ディープなんちゃら』が、

 亜空間の入り口の可能性があるのかってーとだな?

 TVやアスティナ達の話にあったように、

 いつまで経っても森の出口に着かなかったり、

 また帰還しようにも、これまた入り口に辿り着かない・・・。

 これはやっぱりあの森が亜空間の出入り口になっていて、

 どこから入ろうがそうなるって事だよな?」


「そ、そう・・・ね」


「だろ?って事は・・・念話は使えないってこった」


「だから、どうして使えないのよ?って聞いてんでしょうがっ!」


「まぁ~、簡単に言うとだな?

 同じ亜空間の場合、念話は問題ねー・・・。

 だが、亜空間は亜空間でも、違う亜空間同士だったら・・・?」


ユウナギはそう言いながらアスティナに意味深げな視線を投げかけた。


「あっ・・・。そうか・・・なるほどね~・・・そう言う事か~」


「やっと気づいたみたいだな?

 つーか・・・気付くのおっせぇーよっ!

 何年俺と一緒に居るんだよっ!

 ってな事でよ?

 念話は便利だが弱点も勿論ある・・・。

 それは違う亜空間同士では使えないって事だ。

 だから念話よりは、お互いの魔力を記憶している魔石のでの通信の方が、

 繋がる率が高くなるっつーこった」


そう説明し終わったユウナギはどこかご満悦だったが、

そんなユウナギに驚きに満ちた視線をシャルンが向けていたのだった。


「・・・シャルン?どうかしたのか?

 それとも・・・俺の説明がわかりにくかった・・・とか?」


「い、いや・・・。とてもわかりやすかったわ」


「そ、それならいいんだが・・・?」


「ただね?」


「・・・ただ、何?」


「間違っていたらごめん・・・。

 あんた・・・ひょっとして、頭・・・いいんじゃ?」


「・・・へっ?」


本当に驚きに満ちた表情を浮かべ、関心するシャルンに、

ユウナギは顏を引きつらせた。


「シャ、シャルン・・・一体今まで俺を何だと思ってたんだよ?

 つーかっ!間違ってたらごめんってっ!何だよっ!

 失礼極まりないだろうがっ!」


「アハハ・・・。い、いや~・・・ご、ごめんごめん。

 いつも仕事中に寝てたり居なくなったりするし、

 全然やる気ってのを見た事ないし・・・。

 そりゃ~たまには活躍したりもするけど、そんなのは奇跡に近いし・・・。

 だからまぁ~・・・ただのぐうたら冒険者だと・・アハハ」


シャルンはユウナギに聞かれた事をそのまま素直に口にしたのだが、

ユウナギにとってはかなりのダメージのようだった・・・。


「・・・アハハじゃねぇーよっ!

 ・・・お、俺、そ、そんな風に思われてたの・・・?

 ま、まじか~・・・?まじでかぁぁー?

 俺・・・い、言っちゃ~なんだけど・・・俺ってば結構凄いんだぜ?

 俺なりに頑張ってたんだけどな~・・・?

 って言うか、ちゃ、ちゃんと俺の事見てた~?

 見てたら俺の事そんな風に言えないと思うんだけどな~?

 おかしいな~・・・おかしいな~?

 それなのに・・・お、俺の頑張りを・・・き、奇跡に近いって・・・

 し、辛辣過ぎるし、もっと俺に優しくしてもよくねっ!?」


「ユ、ユウナギ・・・す、すまん・・・べ、別にお前の事見くびってるとか、

 役立たずとは思ってないんだっ!

 これだけは信じてくれっ!頼むっ!」


「お、お前・・・俺の事・・・見くびってたの?」


「い、いやっ!だ、だからそれはっ!」


『ガクッ!』と項垂れながら力なくブツブツと言い始めたユウナギに、

シャルンは必死にフォローしていくのだが、

そのフォローをアスティナの一言が全てをぶち壊した。


「・・・それ、合ってるじゃん」


「へっ?」


「・・・へっ?じやなくてさ~・・・

 シャルンが言ってる事・・・。

 別に何も間違ってはいないでしょ?

 実際仕事の時、基本的に役立たずだし・・・。

 屁理屈ばかり言うし~自分に都合のいい事ばかり言うし・・・。

 あと・・・トイレ長いし・・・」


『パタリ』


とどめを刺されたユウナギは膝から崩れ倒れるも、

アスティナは冷たい眼差しを向けながら『行きましょ』と言い捨てた。


そんな無残に崩れ落ちたユウナギに、

シャルンやエマリアが何故か小声で話しかけていった。


「あ、あぁ・・・。

 ユ、ユウナギ・・・さ、先に行ってるからな~?

 おーい、聞こえているか~?

 げ、元気・・・だ、だせよ?

 い、生きていれば、必ずいい事あるって・・・なっ?

 じゃ、じゃ~・・・わ、私達は先に・・・い、行くからな?

 ちゃんと復活してこいよ?」


「ユ、ユウナギ様・・・?

 き、気持ちをしっかりと持ってくださいね?

 エマリアはこのような無様に地に伏したユウナギ様の事も、

 心から愛しておりますので・・・。

 フフ・・・でもあれですね?

 このようなお姿を見ても変わらず愛せるとは、私も相当イカレていますよね~♪

 フフフ・・・ユウナギ様~?

 2人で一緒に・・・地の奥底までご一緒しましょうね?

 フッフッフッフッ♪

 それでは、エマリアはお先に行ってきますね♪」


エマリアの暗い闇の部分を見た気もしたが、

意識消失しているユウナギは、ある意味・・・ラッキーだったと言えよう。


そして・・・。


白目を剥きながらケツを突き出しているような形を晒しているユウナギを置いて、

アスティナ達、女3人はそれぞれの場所へと散って行ったのだった・・・。




『香坂 三津葉のわんぽいんと・れっすん♪』


え~・・・っと、こんにちは、こんばんは香坂 三津葉です♪


今回より不定期で始まりました『香坂 三津葉のわんぽいんと・れっすん♪』


さて、今回のお題は・・・。

『念話と魔石通信』の違いについてです♪


さて、この異世界ものファンタジーにおいて、念話と言うモノは不可欠ですね♪

相手の脳内に直接語り掛ける事が出来たり、

レアケースですが、送り主の見ている映像なども、送れちゃったりします。

すごいですね~?便利ですよね~?


だけど皆さん・・・。

こんな便利な念話にも欠点はあるのです。


それは、今まで毎日のように念話で話していた相手でも、

時間の経過と共に相手の記憶と言うモノは徐々に薄れて行きます。

まぁ~、相手との関係性にもよりますが、

ある一定期間、念話で話をしなくなるとですね・・・?


なんとっ!最悪念話を使えなくなったりするんですよ~?

不思議ですね~?謎ですよね~?


それは何故か?

簡単な事です・・・。

人同士と言うモノは日々己を更新していく生き物なのです。

ですから普段からコミュニケーションを取っておかないと、

相手はもう貴方の知らない人となってしまうのです。


思い当たる事はありませんか?

昔はいいヤツだったのに・・・今は・・・とかね?

ちょっと会っていない間に、こいつに一体何が・・・?的な♪


だから一定の期間、相手とお話をしていないと、

その相手に繋がらなくなったり、念話が不安定になるのです。


因みにですが・・・。

念話では相手を思い浮かべる事で、その相手とは繋がりますが、

相手の印象などは日々希薄になってしまいますのでお気をつけを・・・♪


(注 念話使用時に魔力は使用致しません。

  違う次元での連絡は個々の能力差と次元障壁などの影響により繋がりません。



そして魔石での通信の場合・・・。


これは自分の魔力が宿る魔石に、相手の魔力を注いでもらい、

そして自分の魔力を、相手の魔石へと注ぎ、それが1本のライン・・・。

つまり電話線みたいモノとお考え下さい。


ですからいつでも魔石を通して相手と通話する事が出来るのです。

そしてその他にも魔石にはある利点が・・・。


それはTV番組などで現れる数字を魔石に自分の魔力を流しながら、

その番号を魔石へと送ると、その場所へと通話が可能となる事です。


その場合・・・。

自分の魔力が一定数減少します。

これは通話料金が別途必要である・・・と、言う事と同じとお考え下さい。


そして魔石にもデメリットがあります。

魔石に込められた相手の魔力を補充しなければなりません。


正規代理店で魔石を購入した場合は、

魔石に当てがわれた番号がありますので、

相手の方の魔力が無くなってもご自分の魔力を使用する事で使用出来ますが、

正規代理店でご購入でない場合・・・。

その限りでは御座いませんのであしからず♪


因みにですが、魔石には魔力帳と言う機能が御座いまして、

簡単に申しまして、電話帳のようなモノとお考え下さい。


(注 違う次元での通信は問題ありませんが、

  高密度(グレード)の高い魔石であれば何ら問題ありませんが、

  通常の魔石の場合、別途魔力が必要となる場合がありますので、

  ご了承下さい。


と、言う事でですね・・・。

不定期に始まります『香坂 三津葉のわんぽいんと・れっすん♪』

今回はこれまでとなっております・・・。


ご清聴有難う御座いました♪


ご意見ご感想などがあれば、ドシドシお寄せください

またこのような機会でお話させて頂きますので♪


そうなれば・・・。

私の出演も増えますので~是非っ♪


それでは、次回がありましたらまた・・・宜しくお願い致します♪


香坂 三津葉でした♪

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