第4話 死ぬかと思った♪

ユウナギ達はカナールマイケル男爵から依頼を無視し、

その内容を魔族討伐へと変更したのだった。


アスティナとエマリアは男爵達の裏を取るべく部屋を出たが、

ユウナギとカートは、まだ・・・部屋に残っていた。


「なぁ、ユウナギ?何か話でもあるのか?」


「ああ、ところで・・・インガルのヤツはどうなってんだ?」


「ああ~・・・そう言う事か?」


カートはユウナギが友の心配をしていた事に

含み笑いを見せていた。

それに気付いたユウナギは、そっぽを向くと微妙に顔を赤くしていたのだった。


「なっ、なんだ・・・よ?」


「いやな~に?お前さんも面倒なヤツだと思ってよ~?

 はっはっはっ!昔からそうだが・・・相変わらずだと思ってな?」


「わっ、笑ってんじゃねぇーよっ!バツイチっ!

 とっととインガルの様子を聞かせやがれってんだっ!」


カートは「ププッ!」と、思わず吹き出してしまったが、

インガルの情報を話始めるのだった。


「あいつは今、警護団の地下牢に居る。

 ずっと無罪を主張しているようだか、どうやら秘書官の命令で、

 取り合わないようだ」


「あの秘書官め・・・」


ユウナギがそう呻いたところで、カートが少し険しい顔をして見せていた。


「へぇ~、お前がそんな顔するって事は・・・。

 まだあの男爵どもの手先が居るって事だよな?」


「・・・ああ」


「うむ・・・カート、お前達ギルドはどう動くんだ?」


「・・・そうだな?俺個人としちゃ・・・膿は出し切りたい・・・。

 だが・・・そう上手く行くかどうかはわからないがな?」


ユウナギはコーヒーを口に運びつつ考えていると、

ニヤっと笑みを浮かべ口を開いた。


「なぁ、カート?

 念の為って言ったらなんだけどな?」


「何だよ・・・もったいぶった言い方するなよな?」


「ははは・・・なら言うが・・・。

 サブギルのジュリをちょっと貸してくれないか?」


「・・・はぁ?」


カートは突然ユウナギからの要望に顔を引きつらせた。

そして見る見るうちに顔を赤くすると・・・。


「お前・・・うちのジュリエットをどうするんだよっ!

 ま、まさか・・・お前・・・」


「ははっ・・・心配すんじゃねぇーよっ!

 別に暗殺をやらせるとかじゃないから安心しろよな~?」


ユウナギの答えにカートはキョトンとしていた。

思わぬ反応にユウナギが首を捻って見せると、

突然笑い始めたのだった。


「わっはっはっはっ!なんだよ~ユウナギ~・・・」


「おいおいっ!何を一人で・・・」


「はっはっはっ!い、いや~俺はてっきりよ~

 ジュリエットを一晩貸せって言うのかと思ったぜ~」


「そっちかっ!?突然そっちの話をするのかっ!?

 今そんな話してなかっただろうがっ!

 バツイチ長過ぎて狂ったかと思ったぜっ!ったくよっ!」


「はっはっはっ!すまんすまんっ!

 だがな・・・?俺を見くびってもらっちゃ~困るぜ?

 フッ・・・俺はな?

 ジュリエットでは俺の触手は反応しねーんだっ!」


「知るかぁぁぁっ!ボケーっ!

 も、もういいっ!変態は帰って・・・寝ろっ!

 ったくよーっ!俺の周りには変態しかいねぇーのかよっ!」


突然言い放たれたカートの言葉に、

ユウナギはドン引きしてしまったのだった。


それから少し落ち着いたユウナギは、

サブギルにやってもらう事を話始めた。


「ジュリには・・・公文書偽造をやってもらいたいんだ」


「おっ、お前なっ!・・・」


カートの怒りは当然と言えた、

だからユウナギもダメ元で言ったのだったが、

カートは何食わぬ素振りでこう言った。


「お前なっ!うちのジュリエットにそれをさせたら、

 右に出るもんなんて・・・いないんだぜ?」


「えっと~・・・う、うん。そ、それは~・・・すごい・・・な?」


「だろ~?だからバンバンこき使ってやってくれっ!

 あいつはある意味マニアックだからな?

 完璧な仕事ってヤツを披露してくれるだろうぜ~♪」


(いいのか・・・なぁ?いいのか・・・お前はそれで?

 ギルマス・・・だよな?

 ただのバツイチじゃなくて・・・ギルマスだよな?)


呆気に取られたユウナギだったが、

公文書偽造の件をカートに説明したのだった。


「なるほどな?確かに男爵側が元々偽造しているからな?

 目には目をってやつか・・・。

 それにこの紋章の紙は、何処にも出回らないヤツだからな?」


「ああ、念の為って事でジュリにアポっといてくれ」


「その件についてはわかった。

 だがよ?魔族の方は消すとして・・・男爵の方は?」


「ああ~・・・それな?

 どうせなら・・・こう言うのはどうだ?」


「・・・ん?」


ユウナギとカートは何やら悪巧みを始めたらしい。

するとカートが困惑気味に疑問を呈した。


「お、お前・・・それじゃ~最悪身バレするぞっ!?

 な、何もお前がそんな危険を侵さなくてもよっ!

 それに一体どうやって・・・」


カートの疑問にユウナギはニタ~っと笑みを浮かべると、

マジックボックスから、あるモノを取り出したのだった。


そしてそのあるモノをカートに見せると・・・。


「・・・へっへっへっ、どうよ?」


「ハハハ・・・確かにこいつなら・・・やれそうだな?」


「こいつなら・・・あの警護団を壊滅させる事も出来るんだぜ?

 すごくね?まじ・・・すごくね?」


「あ、ああ・・・そ~・・・だな?

 でも大丈夫なのか~?そんなに信用しちまってよ?」


すると突然ユウナギの持っているモノから、

突然何かが射出され、それがカートの頬を掠め壁に突き刺さった。


「うっ!・・・み、見えなかった・・・。

 前に見た時より・・・パワーアップしてるじゃねぇーかっ!」


「だろ~?なぁ~・・・相棒♪お前の力を借りる時が来たぜ~

 思う存分暴れていいからな~?」


そう言ってユウナギはあるモノを見つめニヤけていたのだった。

そしてそれを再びしまうと話を続けた。


「魔族の件と男爵とその仲間達の件はこれくらいだろ?

 秘書官の件はギルドに任せろ」


「わかった、そっちは頼んだぜ。

 後はまあ~あいつらが行動バターンを探っているはずだからな?

 あとは偽造の件を入れると・・・2日後って事になるな?」


ユウナギとカートはそう言うと、話を終え解散したのだった。


(ふあぁ~あぁぁ・・・あ~・・・俺も少し・・・行って来るかな~?

 インガルに借りを作っておくのも面白いからな~

 つーか・・・徹夜だろうな~・・・まじ眠い・・・はぁ~)


眠そうな目をこすりつつ、

口角を上げたユウナギは一人何処かへと消えて行った・・・。



そしてその頃・・・。

アスティナとエマリアは別々に行動し、

関係者の行動パターンなどを収集していたのだった。



エマリアはその頃・・・。


「シュッ!」と、突然姿を現したのはエマリアだった。

そしてそこは、男爵の屋敷から4kmほど離れた山中だった。


(・・・あの執事の行動パターンは把握したわ♪

 フフフ・・・今すぐにでも・・・そう思うけど、

 ユウナギ様のご命令だものね?

 私が勝手にったら怒られちゃうわ♪

 あと数日は生かしておいてあげる事にしましょう♪)


エマリアはそう思いつつ冷笑を浮かべると、

鋭利に尖った爪を収納し、スキル遠視を解除したのだった。

そして立ち去ろうとした瞬間・・・。


「なっ、何っ!?この魔力はっ!?」


咄嗟に隠蔽を使用し、その場で身を伏せたエマリアは、

再びスキル「遠視」を使用し、その視線を執事室に向けた。

するとそこには執事以外にもう一人・・・居た。


(う、嘘っ!?あれって・・・男爵の妻っ!?

 みっ、み、みみみみ密会っ!?

 こ、これから始まる男と女の情事とは・・・な、何ともハレンチなっ!

 ・・・その営みから情報が得られるかもしれません・・・

 ですから・・・コホン・・・黙って拝見致しましょう♪

 ん?勿論・・・嫌々ですよ!?嫌々なんですからねっ!?)


その光景に顔を赤らめつつ食い入るように見ていたのだが、

少しするとその表情が変わってしまった。


「そう、そう言う事だったのね?

 あ~・・・でもこれって、ユウナギ様がブチギレなけりゃいいけど・・・」


ユウナギの事を考えると思わず顔を引きつらせてしまうのだが、

エマリアのその瞳は静かに敵を見据えて冷笑を向けていたのだった。


「・・・必ず刈り取ってあげるわ♪」


そう声を漏らすと、一瞬にしてその姿を消したのだった。



そしてアスティナは・・・。



(・・・あのクソ男爵っ!本当に冤罪まみれなのねっ!

 もう・・・っちゃった方が、

 世の為人の為になるんじゃないのっ!?)


アスティナは隠蔽を使用して、カナールマイケル邸に侵入し、

その男爵の留守を見計らい、男爵の執務室にて色々と物色中だった。


(えっと~・・・裏帳簿はどこかしら~・・・っと♪

 出てこい、出てこい裏帳簿~・・・なんつって~♪)


アスティナには知られざる力がいくつか存在する。

それを知っているのは勿論・・・ユウナギだけなのだが・・・。


(んー・・・正攻法じゃやっぱり無理ね・・・

 スキル・・・「聖眼」)


※ 聖眼 -せいがん-

 

  生命の欲望に対してのみ、その痕跡を探せるスキル。

  例えるなら、金に執着を見せる者の欲望の痕跡を追えば、

  隠し金庫に辿り着き、また、女に執着する者は・・・。

  と、言う具合に欲望の痕跡が追えるスキルである。

 


アスティナはスキルを使用すると、

その目に映った欲望の痕跡を追って歩き始めた。

そしてある・・・絵画の前で立ち止まり聖眼を凝らし見ていくと・・・。


(ふ~ん・・・こんな所に・・・)


アスティナは「聖眼」で、その絵画をくまなく調べると、

その絵画に仕掛けられたトラップをいとも簡単に解除し、

隠蔽魔法で隠された扉を見つけるのだった。


(ふんっ!こんな扉なんか私の手にかかれば・・・♪)


アスティナは髪を数本抜くと、硬質化させ、

鍵穴に入れてから数秒で・・・。


「カチャ」


(ふふ~んっ!余裕、余裕~♪

 次からはもっと難しい隠し金庫を用意する事ね~♪

 って言うか、このアスティナ様にかかれば開けられない金庫なんてないのよっ!)


と、まるで盗賊のような物言いだった。


上機嫌で隠し扉の鍵を開けると中にあった書類に目を通し始めると、

その内容を魔石にの記録していくのだった。

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」


「ふぅ~・・・裏帳簿の他にも色々まぁ~隠していたモノね~?

 さてっと~・・・ん?これって・・・?」


アスティナはある契約書を手に取ると、内容を確認していった。


(・・・ふぅ~・・・そう言う事なのね?

 んー・・・。ユウナギはどう出るかしらね~?)


ニヤリと笑みを浮かべたアスティナは、それから少しすると姿を消したのだった。



そして再びその夜・・・。


此処はユウナギ邸の地下室・・・。


この地下室は仕事専用となる部屋。

この地下室を使用する時は、

勿論「暗殺」の依頼を受けた時に使用する部屋。


だがこの地下室は普通・・・ではない。

ユウナギ邸から地下に伸びた階段を降りると鋼鉄製の扉があり、

その扉の向こうにある部屋は、亜空間へと繋がっていたのだった。



ランプの火が1つだけ揺らぐその地下室に、

4人は集まっていた。


その地下室には中央に大きなテーブルがあり、

4人がけのソファーがテーブルを囲むように配置されていた。


だが、いつもと違い重苦しい雰囲気に3人は呑まれていたのだった。

そんな雰囲気の中・・・

サングラスをかけたユウナギがテーブルに両肘を着けつつ話を切り出した。


「さて・・・最終確認だが・・・その前に1つ・・・」


テーブルの上に両肘を着き、両目を閉じていたユウナギの声は、

いつもより重く、そして闇深い音色をしていた。


するとアスティナが重くし掛かるこの雰囲気に、

たまらず声を漏らした。


「・・・な、何か・・・あったの?」


「・・・ああ」


(・・・こ、このユウナギの雰囲気・・・ひ、久しぶりに感じたわ。

 そう、あれは・・・あれは魔王と対峙した時と・・・。

 ま、全く同じ雰囲気・・・それほどの事があったと言うの?)


アスティナはユウナギの異様な殺気に、

そして今にも凍え死にそうな寒気に、その身を震わせていたのだった。


そしてそんな雰囲気に、

ゴクリと喉を鳴らしたカートが声を発した。


「・・・ヤバい・・・のか?」


「・・・ああ」


(こ、こいつがヤバいって言ったのを、

 す、少なくともお、俺は知らない・・・いや、な、ないはずだ。

 それに、あの時たった一人で1000体の魔王軍と戦った時でさえ・・・

 こいつは笑って戦っていた・・・な、なのに・・・そんなこ、こいつがっ!?)


いつもと様子が違うユウナギの纏う雰囲気に、

カートは生きた心地がしなかった。


そして最後にエマリアはすでにその身を震わせ、

息苦しそうに口を開いた。


「ユ、ユウナギ・・・さ、様。

 ど、どうか・・・そ、その殺気を・・・お、お鎮めくださ・・・い」


「・・・無理・・・だな」


「ひぃっ!」


一瞬にしてこの亜空間にあるこの部屋に、

ユウナギの恐ろしいまでの殺気が覆い尽くしたのだった。


「ぐぁっ!ユ、ユウ・・・ナギ・・・や、やめ・・・」


「ぐぉっ!た、たの・・・む・・・お、おさえ・・・」


「ぐぅぅぅぅ・・・ユ、ユウナ・・・ギ・・・様っ!」


呻き苦しむ者達に、ユウナギは冷めた目で睨み、

そして闇より深い口調でこう言った。


「・・・この中に、裏切り者がいる」・・・と。


「!?う、うらぎ・・・り・・・?

 わ、私は・・・ち、違う」


「・・・お、おれ・・・じゃ・・・ね、ねーよ」


「だ、断じてっ!・・・わ、わたし・・・で・・・は・・・」


ユウナギにそう訴えかけるのだが、その目は女達へと向けられた。


「そ、そんな・・・」


「だ、断じて・・・だんじ・・・て」


この部屋の空気がまるで薄くなってきたかのように、

3人の呼吸は荒くなっていった。



すると突然ユウナギは・・・


「バンッ!」と、机を強く叩きつけると立ち上がった。

まるで金縛りにでもなったかのように、

3人はそのユウナギを息をするのも忘れて見ていた。


すると、サングラスを取り放り投げながら吠えた。


「おいっ!てめぇーらっ!いい加減にしろよっ!

 誰だよっ!この部屋の掃除を忘れたヤツはっ!」


この瞬間・・・恐らく全員が1度、心臓が止まったのだった。

そんな事も露知らず、ユウナギは吠え続けた。


「つーかよ~?この部屋・・・恐ろしくカビ臭せーんだよっ!

 息苦しくて当然だろっ!

 掃除1つ出来ねーのかバカヤロウ共っ!

 こんな部屋で「最終確認だ・・・」とか言ってる場合じゃねぇーんだよっ!?

 兎に角臭せーんだよっ!

 この部屋の掃除当番は誰なんだよっ!

 それとも何ですか~?

 いい大人達が恥ずかしくて名乗れないとでも~?

 てめぇーら・・・このカビごと

 天へして差し上げましょうかこのやろうっ!」

 


ユウナギの叫びに3人は唖然としていた。

だがアスティナとエマリアは何かを思い出すと、

立ち上がりつつこう言った。


「・・・あんたでしょ?」・・・っと。


「はぁ?」


アスティナの言葉にあからさまにユウナギは苛立ちを見せた。

すると再びアスティナが口を開いた。

燃えるような・・・煮えたぎるような眼差しを向けながら・・・。


「あんた・・・よ。

 今月のこの部屋の掃除当番はあんたでしょうがぁぁぁっ!」


「・・・えっ? ・・・えっと・・・ええぇぇぇぇぇぇっ!」


ユウナギはアスティナにそう言われると、

必死に思い出そうとしていた。

するとその答えを・・・エマリアから告げられた。


「ユウナギ・・・様?

 確かあの時、買い出しに行かなかったユウナギ様が、

 罰として、その~・・・こ、この部屋の掃除当番を・・・

 さ、3ヶ月・・・する予定だった・・・かと・・・?」


エマリアの言葉にユウナギは物凄い速度で記憶を思い出していった。


「あぁ~・・・っと・・・な、なるほど、なるほど・・・。

 うむうむ・・・確かにそんな事があったよう・・・な?」


顎に手を当てつつ目を閉じ何度か頷くと、

ユウナギはそのまま黙ってソファヘーに腰を降ろした。


そして・・・何事もなかったかのように話を始めた。


「・・・さて、最終確認だ」


その瞬間、アスティナの魔力が光り輝くと、

アスティナは怒りのスーパーモードへとその姿を変えた。

そしてどこからともなくこんな声が聞こえ・・・。


「・・・レディー・ゴーっ!」っと。


それを合図にアスティナは・・・。


「死ねぇぇぇーっ!ユウナギィィィーっ!」

 私のこの手がドス黒く燃えるぅーっ!

 お前を殺せと闇から叫ぶぅーっ!

 最終奥義っ!

 ひぃーっさつぅっ!アスティナ・フィンガーっ!」


ユウナギは怒りに燃えたアスティナのスーパーモードの前に、

成す統べなくその顔面を鷲掴みされると・・・。


「ぐぉぉぉぉっ!お、お許しをぉぉぉっ!」


「死んで神に土下座しなっ!ホーリーッ!エンドっ!」


「バキっ!ドカーンっ!」


物凄い音を立て爆発したユウナギの頭蓋骨とうがいこつ

そしてその部屋に充満するその煙が視界ゼロを生んだ。


その充満する煙の中から、

「ゴホッゴホッ」と咳き込む音が聞こえると・・・。


「ゴォー」っと言う音と共に、煙がダクトの中へと吸い込まれていった。


そして全ての煙が何処かへ排出するされると、

既にユウナギはソファーヘ座っており、

何事もなかったかのように、

コーヒーを優雅に飲みながらこう言った・・・。


「ふぅ~・・・死ぬかと思った♪」


するとどこからともなく・・・

「ガタっ」と言う音がいくつか聞こえたのは言うまでもない・・・。


そしてこの後・・・。

ピリピリと殺気が飛び交う雰囲気の中、最終確認が行われたのだった。


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