第1話 テペラウの廃墟への応援コメント
はじめまして、自主企画より参りました。
異国情緒漂う廃墟の描写の、美しいこと!
砂塵に晒され滅びゆくさまが目蓋の裏に浮かび、千夜一夜物語の世界に迷い込んだような心地を味わいました。
続きをお待ちしております!
作者からの返信
ジェム様、コメントありがとうございます。
企画参加を迷いましたが、参加して良かったです。
炉端で語り部が語る物語のような雰囲気を目指したのですが、少しでも世界観を楽しんでいただけたのなら幸いです。
どうか最後までお付き合いいただけますよう、よろしくお願いします。
第10話 三弦琵琶の音色も沙に還らんへの応援コメント
かつて栄華を極めた、古い都の幻想譚。
妖しく、美しく、そして哀しい物語劇でした。
特筆すべきは、その臨場感。しっとりと冷えた砂漠の夜気から立ち回りの緊迫した空気、ひいては香の燻りや三弦の楽の音に至るまで。そのシーンがすぐそこにあるかのようや描写には、本当に感じ入りました。
素敵な一夜の夢を、ありがとうございます。
作者からの返信
ジェム様、感想をありがとうございました。
幻想譚であるからこそ、ウソっぽくならないように、吟遊詩人の語りに乗せられてその場に連れて行かれたような気分を味わっていただけるよう、描写は力を入れました。中世ヨーロッパ風ファンタジーに比べ、アラビア風となるとあまり馴染みがありません。ただ物語の流れを追っているだけでは、わざわざ舞台を沙漠の都市にした意味もなかろうと、情景の描写は「千夜一夜物語」を参考にしたり、ルビの振り方に工夫したり……とした甲斐がありました。
カナヤの冒険譚に最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
感謝いたします。