小説家を殺したいへの応援コメント
予定調和のハッピーエンドを嫌う年頃、私にもありました。中高生頃、当時はまだ物語を実際に書いてはいなかったのですが、悲惨な末路を迎える物語ばかり妄想していた記憶があります。
何か、その頃の痛みへの郷愁めいたものを感じるお話でした。
作者からの返信
五色ひいらぎさん。
予定調和の作品は読後感もよく、日本では愛される傾向にあるそうです。このテーマを、高校生特有のやるせなさのようなものをとおして描こうとした作品なので、その部分を感じ取って頂けて嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
小説家を殺したいへの応援コメント
企画からきました
えぇ……と彼女の薬指の描写を読んでから
何度か前の方がを見直しました笑笑
僕の気持ちを考えると
なんとも言えない気持ちになりした
(作者様の思惑通り?)
作者からの返信
りかのすけさん。
最後まで読んでいただきありがとうございました! 純文学の企画でしょうか……?(コソッ)
まだまだ主人公の人生は続いていくのだと思いますが、先輩との関係が結局ハッピーエンドともバッドエンドともわからない終わり方をしたというやり場のない気持ちを描いたつもりでした。その雰囲気を読み取っていただけたなら幸いです♪
小説家を殺したいへの応援コメント
読み合い企画から来ました。
スカッとしない感じが胸の中に残ります。煙草の煙をずっと吐き出さないでいるみたいです。ハッピーエンドでは決してないけれど、明瞭なバッドエンドでもない、グラデーションのバッド側のエンド、「僕」はこれからどうするのだろう。やはり小説を書くのでしょう。
きっと書く以外にないのでしょう。
中和でも中間でもないものたちによる描写が、上記の感じを形作っていました。
空間を読む感覚で読みました。その感覚が特別でした。
真花
作者からの返信
真花さん。私の作品に足を運んでいただきありがとうございます。
実態の掴めないふわふわした重さみたいなものを読み取っていただけたなら幸いです。「グラデーション側のエンド」、たしかにその表現がぴったり当てはまるような気がします。「僕」はこれからバッドエンドの小説を書き続けるのだと思います。それとも先輩の小説を読んで希望に満ちた作品を書くようになるのか。どちらにせよ彼の書く作品が彼の人生に納得のいくエンドをもたらしてくれればいいなと作者は思っています。
ありがとうございました♪
小説家を殺したいへの応援コメント
周りがハッピーエンドを求め、それを応えている先輩の苦悩が伝わってきました。ぶっちゃけ面白ければバッドだろうがなんでもいいのですが、世間はそうじゃないですからねー。
作者からの返信
コメントありがとうございます♪
創作物の醍醐味は「主人公をもう一人の人間として、非日常を追体験できる」ことですからね。現在の状態からさらに良くなることをどうしても望んでしまいますよね……。
後輩くんのように不幸を求めてしまう人が多ければ、もっとバッドエンドが受け入れられると思うのですが……。
小説家を殺したいへの応援コメント
思うに。
この小説で新代さんが言いたかった事はバットエンドがいいという事でもなく、小説家を殺したいという事でもないと感じました。むしろ、売れるから、ウケるからと安易にハッピーエンドに落ち着けるという風潮を揶揄したのではないかと感じました。
私自身は、どんなエンディングに落ち着くにしろ、それで自身が、つまり書き手が納得できているのかという一点に絞ってラストを決めています。まあ、でもハッピーエンドが多いのですが。などといろんな事を考えるきっかけになりました。ありがとうございます。そそ。おすすめの作品という事ですが、読んで頂ければ、どの作品でも問題ないです。敢えて、おすすめを答えれば全部としか答えられません。そんな感じです。なんか、玉虫色な答えで申し訳ないです。よろしくお願いします。
作者からの返信
こちらの作品までお読みいただきまして、本当にありがとうございます。
そうですね。仰るとおり「世間が望んでいるエンドに落ち着く」という風潮を描いたものになります。現実において、苦しい出来事は救われないことの方が多いと個人的には思っています。だからこそ、物語の世界がハッピーエンドで終わることを望まれるんでしょうね。星埜銀杏さんの心に響くものがあれば幸いです。
すべてがおすすめ作品ということなので、いくつか気になる作品を覗いてみようと思います。
小説家を殺したいへの応援コメント
読み合い企画から参りました!
ハッピーエンドの小説ってそんなに多いでしょうか? と思っちゃいました。ドラマ、映画、漫画はそういう傾向ありますけど。
私が読むジャンルがそうじゃないだけかもしれないですかね。
私の持つ小説感は、ハッピーエンドもバッドエンドもそんなに多い印象がないんです。リアリティを追求していらっしゃるから、ストーリーありきで、キャラクターがそのストーリーに沿って動く、っていう脚色を感じる作品はあまりないと思います。だから極端なハッピーエンドもバッドエンドもあまりない、と考えています。
小説のオチって、世間とか客観がどう捉えるかは関係なくて、主人公が納得した選択をした上での結末、が良だと思っています。読者は主人公に共感しているので(例外はあっても)、読者もまた納得する、だから良い読後感を得るのだと思います。
なんか、長々とすみません。こちらを読んでいると、いい刺激を受けて、自分の中の小説ってなんだろう、と振り返ることが出来ました。ありがとうございます。
最後に、読んでいて思い出した曲があります。
ザ・ぷーの「誰も死なない」です。雰囲気は全く違うのですけど、なんとなく連想しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
国、というか地域によってハッピーエンドやバッドエンドの傾向がある、という論文が出ているそうです。気候や風土が関係しているのだとか。日本の作品はハッピーエンドで終わるものが多いとのことでした。
杜松の実さんが仰っているように、私も文学的な作品については型にはまったようなエンドが少ないように思っていますが、やはりエンタメ小説や大衆文学作品においてはその会議理ではないような気がします。
メリーバッドエンドという言葉もあるくらいですから、主人公にとっての良エンドというものが存在しているのもわかります。
この作品の主人公は、人生において「良エンド」を迎えなければならないという風潮に息苦しさを抱いていた、という感じですね。例えば自殺して生涯を終えることは、極端に言えば「悪いこと」だというのが多くの人の考えなのではないかと思います。主人公は自分の迎えたいエンドと世間の抱くエンドにかみ合わない部分を感じ、そこに息苦しさを抱いたのではなでしょうか。
これを上手く伝えられなかったのは完全に私の筆力不足ですね……。勉強します。
ザ・ぷーの「だれも死なない」を今聴いてきました。なるほど、連想するという言葉になんだか納得してしまいました。
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初めまして、斑猫です。
僕を通じた情景描写が高校生らしい初々しさ、瑞々しさに彩られており、部活に興じていたあの頃を思い出すかのようでした。
先輩がバッドエンドを好みつつもハッピーエンドを書くようになってしまった理由ですとか、僕のハッピーエンドともバッドエンドともつかないエンディングの話なども良かったです。
ではまた。
作者からの返信
斑猫さん、コメントありがとうございます。
情景描写で心情を魅せることをメインに書いた作品だったので、初々しさなどの雰囲気を読み取って頂けて嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
小説家を殺したいへの応援コメント
とても感情が動かされる良い作品ですね!
アイテムを駆使した細かい心理描写によって、主人公の思い出やその美しさが鮮明に伝わって感情移入されます!
あと間違っていたら申し訳ないのですが、おそらく主人公と先輩は根本的な部分で相性が悪いですかね? 特に先輩は主人公にプレッシャーを感じそう。
そういった、ただ悲しいだけのバッドエンドじゃない、なるべくしてなったバッドエンドというのも個人的に好きな部分でした!(とんちんかんなこと言っていたらゴメンナサイ!)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
仰るとおり、後輩視点の先輩は彼の理想の先輩像であって、実際は少し違う……というように書いています。深く読まないとわからなかったと思うので、そこまで読み込んでいただいてとても嬉しいです。
ありがとうございました◟̊◞̊
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素晴らしい!その一言に尽きる作品です。自分も物書きの端くれでありますが、それだけに感性に深く深くぶっ刺さるお話でした。分かる、分かると何度も頷きながら読んだ作品は随分と久々です。また文体も実に美しく、良い小説の条件は再読に耐えることと言いますが、この小説はまさに再読に耐える、そんな素敵な小説だと思います。
本当に面白い作品をありがとうございました。しばらくこの余韻に浸ろうと思います
作者からの返信
コメントありがとうございます。お褒めの言葉をたくさんいただいて、少し浮かれています。
私の作品が間川様になにか響くものがあったのなら幸いです。
最後までお読みいただき、レビューまでかいていただいて、本当にありがとうございました◟̊◞̊
編集済
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読み終わった後の深い余韻を、ただいま味わっております。多感な頃のほろ苦い記憶が思い起こされ、ノスタルジックな気分になっております。(何十年も前の話ですが。)
情景描写によって主人公の心の動きを表現する力量に感心します。コーラの使い方がいいですね。
他の作品もすこしずつ読ませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
情景描写で感情を想起させることをメインに描いた作品だったので、そう言っていただけてとても嬉しいです。
私も大川様の他の作品を読ませていただきますね◟̊◞̊
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新代ももさん、こんばんは。
私は羽衣石ゐおと申します。
この度は企画に参加してくださりありがとうございました。
文学部という、ゆるやかで、しかしながらどこか息の詰まってしまうような空間を煽り立てているのは、じっと先輩を見つめられない「意気地なし」の主人公の、あちらこちらに移ろう情景描写でありましょう。そのわずかな空虚さと厭世観が、おぼつかない主人公の青い心の下によく描かれていると思います。
ご参加、ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
情景描写で心情を描くことをメインに書いた作品だったので、そこを指摘していただけてとても嬉しいです。ありがとうございます◟̊◞̊
小説家を殺したいへの応援コメント
自主企画にご参加いただきありがとうございます!
とてもうまい。技巧的だなと感じました。
コーラの値段=お金、という本来無味乾燥なものが、
無機質(かつ無気力?)な一人称と相埃って、
なぜか有機的な色彩を帯びてくる。
勉強させていただきました。
作者からの返信
お褒めの言葉、ありがとうございます。
情景描写で心情を見せることを目標に描いた作品だったので、そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございました◟̊◞̊
小説家を殺したいへの応援コメント
いや、これは身につまされる話ですね。ハッピーエンドとバッドエンド。どちらを書けばいいのか。ハッピーエンドじゃないと売れないのか……世の中が悪いのか。辛い。
構成力も上手い!
それと主人公の心情。素晴らしかったです。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました◟̊◞̊
たくさんのお褒めの言葉、身に余る思いです。
読み手は登場人物に感情移入しながら小説を読み進めていくので、読み手にとってもハッピーエンドに終わった方が気持ちがいいのだと思います。
私としても読んでいる作品がハッピーエンドに終わったら安心してしまいます。
改めて最後までお読みいただき、ありがとうございました!
編集済
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とっても面白かったです!
『僕』の中の止まった思い出と、変わる先輩、流れる時をコーラの値段で表現する描写、大好きです。目を逸らした時に見る物とか、対比表現のひとつひとつが巧みで好きです。
以下は個人的解釈による感想です。全然違うわ!て感じだったらごめんなさい(先に謝ります)。
『僕』にも色はあったのに、『意気地』がないためにハッピーでもバッドでもないエンドを迎え、あげく好きだった先輩を変えた(殺した)のは小説家のせいだと恨む。そもそも第1話では『ハッピーエンドが来ると思ってた。いくら待っても自分には来ない』という受動ぶり。この救われない感じが、徐々にコーラが値上がりする時の流れ方と相まって、ずーんと心にキました(語彙不足ですいません)。とにかく面白かったです!
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お褒めの言葉、本当にうれしい限りです。励みになります。
星太さんのように読み込んでくれる方がいると、本当に書いてよかったなあとしみじみ思います。
時間の流れとか主人公の乾いた感情とか、私の表現したかったものが伝わってよかったです。
仰るとおり、先輩の意気地なしという言葉はいつまでも自分の選択をできない「僕」を表しているものでして。でも、彼にとっては世間の言うハッピーエンドを迎えるのは難しかったのでしょう。
改めて最後までお読みいただきありがとうございました◟̊◞̊
小説家を殺したいへの応援コメント
純文学ですね。
語彙の使い方が巧みで、私もこういう表現が使えるようになりたいなあと思いながら読みました。
何の変哲もないハッピーエンドが売れるって本当なんでしょうか?
私はあまり見ない気がしますが……。
でもちょっと含みのあるハッピーエンドであれば面白いと思うのです!
作者からの返信
最後までお読みいただきありがとうございます。
お褒めの言葉、とても嬉しいです。
最近は「予想できないエンド」が好まれるように感じますが、それでもやはりハッピーエンドというか、希望を持たせる終わり方の作品が多いと思います。
というより、もしかしたら読み手がハッピーエンドを求めているのかもしれませんね。
小説家を殺したいへの応援コメント
フォローユーザーのレビューから来ました。
こういう時代、僕にもありました。本編の域まで観念を突き詰められたかどうかはもはや霧の中ですが、もう少しライトな似たようなことを小説の主人公のTwitterで語らせています(笑)
切り取った記憶や場面がいかなる終幕を迎えようと、それが切り取りである限り、その先の日々も続いていく。そんなことを思い出させるエンディングは嫌いではありません。
Life Goes On.
作者からの返信
深海くじらさん。
わ! 私自身も考えていた時期がありました。中高生に特有の感覚なんですかね……?
おっしゃるとおり、後輩くんにはまだ人生が続いていきます。そういった余韻も含めて作品を感じて頂けて嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。