第2話

「でねー?会社の先輩に理不尽なことで怒られたの!意味分かんない!!」

「そりゃ意味分からん…花弥悪くなくね?」

「ミスったの先輩のくせに〜!」


花弥の口から次々に出てくる上司への不満

まぁ、なんのことを言っているのかはわかる


なんせ、昼間も花弥のスマホを通して盗聴していたから

もちろん花弥はそれも知っている

なんなら、俺が今自宅から花弥の部屋に仕掛けている小型カメラ、盗聴機を通して見ていることも知っている



「あ、熱いからちゃんと冷まして食えよ」

「わかってる!すーくん心配性だなぁ」

「心配性で結構……なんせストーカーですからねぇ」

「すーくんは、ストーカーのすーくんだもんね」

「はいはい、明日も早いんだろ?さっさと食べて寝な」




まぁ、これだけ話してもご理解いただけないだらうから


俺がストーカーになるまでの話をさせてもらおう

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