第13話 激突

といっても、スピルバーグの映画じゃなくて。


この校舎は古いので、玄関とかの高さが無かった。


そこに、下駄箱と簀の子を置くから、なおさら高さが無くなる。



気をつけて歩けばいいのだけれど。


ある時、バスケ部の傑が

ふざけてジャンプしながら歩いていて....Gon!(笑)。


救急車で運ばれた(笑)。


無駄に背が高いのも考えもの。



僕も低い方では無かったけど、軒にぶつかる程では無かった。


でも、ギター背負って来るときは気をつけてたっけ。


べつに、学校にギター持ってきても何も言われなかったのは

風紀委員の片岡先生が

洒落の解る人だったから、と言う事もあった。


女子の靴下が様々で、流行りものを禁止しよう、と

生徒会で問題になった事もあったけど。


その時も、センスだから

好きにすればいい、と(笑)。



それで、生徒会では議論激突!(笑)。


男子も規制すべきだ、と言った一年生男子。

女子と同じ靴下を履いてきたのをステージで見せた(笑どこで買って来たんだろ)


それで、大モメに揉めて

時間が伸びた生徒会。

終わって、解放されたのか

バスケ部の傑、ジャンプして激突(笑最初に戻る。)

僕は、なんとなく笑っちゃったけど

ともちゃんは「ダイジョブ?」って

心配してた。


優しいなぁ。さすが未来の白衣の天使(笑)。


でも僕は<a href="http://www.youtube.com/watch?v=BgSyB5xSo2U&sns=em">ポインター・シスターズのジャンプ!</a>を

思い浮かべてた。

跳びはねるビート感で。



その少し後、今度は

屋上から陸上部のタクが

落っこちて救急車のお世話になったが

幸い、下が畑だったので

骨も折らずに済んだ。



わざと飛び降りた、パフォーマンスとか言ってた奴も居たが。


そこまでするか?


タクは目立ちたがり、って訳でも無かったけど

ちょっとネクラなので、僕らとは付き合いがなかった。


でも、飛び降りって言うと気になるね、って

みんなが言う。


F組陸上部の純に聞くと

タクは、部活もあんまり出てこないから

入院してる間に退部させようって部長が言ってたとか。


「そんなのかわいそうだよ」って、ゆうは言う。


選手になるだけだって大変、って

スポーツの世界の、よくわからない理由を言った。


足が早くないとダメらしい。


それに、途中退部って

内申書に響く、って。


なーんて、らしい事を言った。



部長って誰かと言うと

ECって言う、お金持ちの息子。



先生の許可待ち、だとか。


それで、僕らはAKGに話した。



「先生は認めません」きっぱり(笑)。


こういう生真面目さ、はいいなぁ。


ECは部長だから、部のためにタクを退部させたいと

思ったらしいけど

クラブは個人のためにある、と

先生は頼もしかった。


あの泣き虫だった先生。(笑)


「恋は女を強くする(笑?)のかなぁ」って言うと


AKGは照れ(笑)。



それで、タクは救われ

ECは、後々ともチンに恋したけど、このいきさつのせいでフラれる(笑)。

因果応報だ。

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