喫茶店の日常

桜咲 ゆきの

プロローグ

ここはとある海が見渡せる丘の上の喫茶店。

いつも閑古鳥が鳴いていて、決して流行っている店でもない。

ましてや、若い人の子がやってきて写真をたくさんとってSNSに上げるなんて1度もない。

多分これからもないだろうと、店主はたまに思う。

それがいいのだけれども。街の中の喧騒から離れていても、人の子が来たり来なかったりしているけれど、その代わり人ではないものも来る、それは当たり前。

店主はいつもニコニコとグラスを磨いたり、いつ来てもいいようにお客様のためにお湯を沸かしたりしている。


カランコロン


お客様がいらっしゃった。店主は笑みを浮かべ

「いらっしゃいませ、何に疲れてますか?」


お決まりの言葉を言ってお客様を席に通した。

これは喫茶店の店主とお客様の癒しの話が幕が上がった。


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喫茶店の日常 桜咲 ゆきの @sakurayuki_1012

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