第12話 誕生日


すこし時間は前後するが、5月にこのMLメンバーのひとり、ョシが


>誕生日です。26歳になりました。


なーんて言うので、僕は


%%おめでとう。若いね~。

実は僕も5月生まれだよ。相性いいね(キモチワリィかな笑)






なんて返したりした。



そのあと、彼等のプロジェクト・ルームに行く機会があったので、ョシに、


「おめでとー・ございます」なんて、お染ブラザースの物真似をしたら

みんな笑ってくれた。


もちろん、あの子も笑っていた。

すこし、俯き加減で口を手で隠して笑うあたりは、なんとなく

育ちがいい子、みたいだった。



その後、僕の年を言うと、その子はびっくりしたように聞き返した。


もう一度、言うと、「ホントに!?」なーんて

眼鏡の奥から黒い瞳がこぼれそうだった(笑)。



....そう、僕は見た目若く見えるらしいので

これが結構トラブルの元になったりもしたが

まあ、これは面白いハプニングかな、なんて思った。




....別に、僕の年が幾つだろうと

その子には何の関係も無いし.....なんて、この時は思っていた。







僕の年齢詐称(ではないが笑)が発覚してからも

その子は、格別僕を叔父さん扱いする、なんて事もなく

今までと変わりなく時は進んだ。


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