第7話 50



臼杵駅は、1970年代の国鉄の駅そのままの雰囲気で

都会人にとっては旅情を誘う懐かしさである。


行灯式の番号表示、コンクリートのままのホーム。

改札は切符切りが入れるようなステンレスのブース。

スレートの屋根を支える柱はレール、と


古い映画のセットのようだ。


壁面には、地元出身の漫画家、富永一郎さんの

ユーモラスなイラストが、ふぐを模したようなデザインで

描かれていて、旅人が安堵するような

楽しさであったりもする。



プラットフォームは、やや電車よりも低く

それも、古い国鉄時代の客車規格そのままである。


普遍的なふるさとの風景を描いたような駅なので

映画のロケに使われるのだろう。



その背景に相応しく、普遍的な刑事の様相で

名古屋刑事が、輝彦の前に現れる。


やあ、ひさしぶり、と

片手を上げる短髪は、どこか懐かしい。


あれから、永い時が経ったような気がするが

まだ数日である。



どうしてこちらへ、と輝彦が尋ねると


公休日なのだが、ちょっと遊びがてら

輝彦に会いに来た、との事。



予定は伝えてあったのだが、偶然にしては

タイミングが合う。


「いや、時刻表を見ればね、どの列車で来るか

大抵分かるの、田舎は」


と、名古屋刑事の言うとおり

由布院から大分経由で臼杵に来ると言うと

特急に乗る他は無いので


一日に数本、と言う訳だ。


「取材って言うから、この時間かと」

そう、名古屋刑事は

職業的な勘、だろうか、そう述べた。



案外、勘と言うのは役に立つが

地道に同じような経験を続けると、それが

勘、になったりもするからで


経験則は、意外にコンピューターより正確だったり

する事もあるのだ。




「その勘で、真智子事件の真相はどう感じますか」と

輝彦が尋ねると




「いやー、なんとも言えないけど、自殺はないんじゃないかな、毒物を所持していた形跡はないし。」


と、名古屋刑事は言う。




「それに、池田湖までの足取りも掴めない」



地元タクシー運転手に聞き込んだが、指宿のいわさきホテルから池田湖までと言うと

相当メーターが出るので

覚えてるだろう、との事。


タクシーじゃない。なら、バスか鉄道か、と言っても

朝のあの時間に、湖に着くのは不可能だ、と言う。



「列車もバスも、本数がないからね」



なるほど、と頷ける。


田舎だから、かえって足取りを掴みやすいのだろう。






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「前日に、指宿駅で真智子さんに会った時は

晴れ晴れとしていて、自殺するような人には見えなかったんですけどね」と


輝彦は、名古屋刑事に言う。



そうだよね、と

いつもの口調で彼は返答し


「動機に欠けるんだよ」と短髪を

左手、ごつくて木訥な指で

ごしごし、と撫でた。



他殺だとしても、動機が無い。



殺される程の理由のある女じゃないんだ、と。



ふと、輝彦は

指宿のバス路線図を思い出した。


「いわさきホテルから、海岸沿いに池田湖に行かずに

駅に出て、市街地から池田湖に行けます。」



海岸ルートは、観光客向けなので

海の景色や、長崎鼻、開聞岳を巡るルートで

1時間半くらいの所要時間だが


駅からの路線バスなら、30分くらいで着く。

観光客はあまり行かないルートなので

あまり知られていない。



「そうかそうか。それで行けるのは分かった。

でも、なんで池田湖にそんなに朝早く行ったんだろうね。」




と、名古屋刑事。




「あの、フィアンセの彼はその時、どこにいたのでしょうか」

と、輝彦は尋ねる。



でも、その時は大分で研究をしていたので

鹿児島には行っていない、との事であった。



「これは、全くの空想なのですが」と輝彦は

推理を話した。


全部、身代わりに別人を仕立てて

勝俣家の人物を戸籍から消し、海外で

別人として別の人生を始める。


そのための、偽装殺人で

死んだのは、全部別人ではないだろうか、と。


検屍と言っても、真智子事件では

母親が確認をしただけで

偽証を試みれば、可能ではないだろうか、


それに、輝彦自身は、遺体が

東京駅・指宿駅で会った真智子だと

確認した訳ではない。

衣服が似ていたので、そう見えただけかもしれない。



そう言うと、名古屋刑事は唸った。


「うーん、それだと、国も全部グルで隠蔽を?

できないことはないけど。あ、それで。

外国で、あの社長と会長に似た男がテロに

巻き込まれて死んだ、あれも事件だと?」



考え込んでしまった名古屋刑事。


非番だと言うのに、ご苦労にも

生真面目な正義漢である。


輝彦は、そういう彼に好感を持った。




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「ただ、ちょっと引っかかるのはね」名古屋刑事は言う。

真智子は、父親と疎遠だったし


まあ、殺意はなかったにしても

海外に付いていく程の好意は無かったんじゃないか、と。



それで、20歳も年上の彼に好意を抱いた。

最近多いこういうカップルは、父親が

社会的ストレスで精神的に荒廃してしまう事が

原因だと言われる。


赤ん坊の頃のように、優しくしてもらいたいと言う

感情が、父親のような男性を求めるのだ、とか。



「仮にそうだとすると、父親が殺されたとしても

葬儀に向かわず、旅行を続ける事も妥当なのかな」

と輝彦は言い、考えを述べた。


あるいは、知らなかったか。

旅行をしていると、ニュースに接する事は

望まなければ、あまり無い。



それで、投宿までそれを知らなかった。



または、清水の求妾を逃れる為に

国外逃亡の父親とは、別の国へ行ったか。


会長殺人事件が

替え玉殺人だと知っていて

我が身の偽装殺人を成立させる為に、指宿に来たのは

元々偽真智子で、輝彦はその印象で推理をしている。



本物の真智子は、ドライな人物である。




「まあ、古い友人とかに会ってみれば分かるだろう」と

名古屋刑事は、ベテランらしい確実さでそう言った。



そうそう、と付け加えた名古屋刑事。


「そのフィアンセとやら、学歴を高卒、って言ってるけど

本当は東大医学部中退なんだと。」




それは初めて聞いた。

それなら、医学的知識もある筈だし

毒物の知識もあるだろう。


真智子や、会長との学閥的関連もあるかもしれない。

思想犯の可能性もある。



どことなく、気になるが

真智子のフィアンセは、優しげな人物ではあった。

だが、底の知れぬような所も感じられたのも事実である。




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臼杵駅の改札前で話し込んでいるので

駅員は、引っ込んでしまった。


どの道周遊フリー券なので問題なし、とばかり

輝彦は名古屋刑事と改札を抜ける。



駅の構造は、国鉄時代のそれで

どこでも似たようなものだ。


改札前の空間が待合室になっており

向かって右手にベンチ、テレビと売店、左手に出札。


共通の構造であるのは、鉄道建設が国家事業であったからである。



そうして、55歳定年で官僚たちが、そうした企業に

再就職すると言う構造は


電力会社などと同じである。



商売として、売る側と買う側が馴れ合いで

支払いが国家予算。


キャッシュ・フローは大きくなる。



そのため、国鉄は赤字を抱え

解体された。



電力会社が赤字にならないのは

黒字になるように、電気料金を設定できるからである。



国鉄で言えば、赤字になりましたから運賃を上げます、

そんな方式である(笑)



それが成立しないのは、鉄道以外に乗り物が

あるから。



もし、電力会社を自由に選べたら。


携帯電話会社のように、サービスの良い所が

生き残る。



それで、携帯電話料金が高くなったか?否である。


鉄道もそうで、JR九州のように

不利な赤字ローカル線を多く抱えていても

黒字経営ができる。




それは、どうしてかというと


利権に絡む不正搾取がないから、である。



電力利権、原発利権。



電力行政に絡む不正は、原発事故で明るみに出る。


莫大な賠償金や復興費用が必要になったのは

放射能が漏れたからである。



たまたま、経営陣だったふたりに

批判が集中、当局としては

事態の収拾を計る。


その結果ではなかろうが

彼らは、日本国から見かけ上消えた。


有る意味、国のせいである。




巻き添えになった形の真智子事件。



そんな事を輝彦は連想する。











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名古屋刑事の話では、会長殺人の真智子実行犯説は

あっさり否定された、との事。


拍子抜けした輝彦だったが、捜査では

東京発の「サンライズ瀬戸」が22時に発車した後

真智子の個室ドアの鍵は閉じられたままだった。

高松駅に到着した後の車掌の点検では

ドアは開かれていた。


暗証番号でロックするタイプの鍵なので

車掌以外には、真智子のみ開錠が可能。


つまり、東京駅で降りたとしても、どこかで

鍵を開ける為に乗らないといけない。



飛行機は既に最終が出てしまっている。

翌朝、羽田から飛び立っても岡山に「サンライズ瀬戸」より

早く着く事は出来ない。



つまり、不在証明成立。



輝彦は尋ねる「でも、組織的に行っていたとしたら。」

暗証番号を誰かに伝えて、乗客を装っただれかが

鍵を開けておいた、としたら偽装完了でしょう。


そういうと、名古屋刑事はばつが悪そうに

「それで、あんたが疑われた」



輝彦は笑った。そんな馬鹿な。と。


「でも、刑事局長の弟さんだから疑われないと言うのも

妙で」と、名古屋刑事は言う。



それは確かにそうだ。




「でも、池田湖の遺留品に切符があったんでしょう」と

輝彦は尋ねる。



「そう。なのに、上司は自殺、として

会長殺しの実行犯で処理したがっているから」


名古屋刑事は、真実を探して

公休日に臼杵まで来た、と言う。



輝彦は思う。


その隠蔽は、誰の意図か?



過去の電力会社女性幹部殺害事件の時のように

不自然な隠蔽だ。



今回も、電力会社の経営陣二人が相次いで殺害された

時、領土紛争が起き

世間の視線がそちらに集中した。



意図的に起こした事件、とも思える。



そして、原発利権にしがみついていたいのも

その、領土に拘る右翼系、元の政権政党だ。



利害は一致している。動機にはなる。




そして、もうひとつ。



その、サンライズ瀬戸に乗った真智子は

本物かどうかは、名古屋刑事も輝彦も


確証がないのだ。



何も知らずに替え玉を頼まれ、殺される直前まで

気づかなかったのかもしれない。




「うーん、難事件だな」と、名古屋刑事は唸った。



とりあえず輝彦の依頼された「真智子の潔白」は

証明された訳だが。



それを、とりあえず真智子の母親に知らせてあげよう。

輝彦はそう思った。




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名古屋刑事と話していて、思い出した事がある。

関東電力の会長、勝俣は

兄弟が二人居て、共に産業界のトップである。


そのうちひとりは、角紅という貿易会社で

そこを経由して、核燃料などを調達していたので

それも批判の種となっていた。


燃料費が高くても、電気料金に転嫁できるから

もたれ合いで丸儲け、と言う訳である。


つまり、電力利権は産業界の要求でもあった。

関東に限らずどこの電力会社でも類似である。


その為、女性幹部殺害事件のような不祥事が起きても

当初は、通り魔殺人を装い産業界は無関係を装ったが

何故か、それが冤罪事件となり再捜査になった途端

証拠隠滅を計られた。


つまり、産業界の支援で国外逃亡を計るなら

彼らに関連した国に逃亡する筈だと輝彦は推理した。


世界にある、商社角紅の支社網の

どこかに手がかりがある筈で


産業界がもし、関連しているとしても

それは、罪にはならない。


戸籍上、別人である人物が

例えば、真相は関東電力女性幹部事件の

犯人だとしても

戸籍が違うなら、法的には別人であるからである。



こんな例は世界にはいくらでもある。


例えば、スポーツカーで知られる

イギリスの名門、ロータスの創始者は

些細な事件で実刑判決を受けた。


その後、謎の死を遂げた事になっているが

よく似た別人が、南アフリカで目撃されており


日本のトヨタ自動車のレースカーが、その後

何故か性能が良くなり

その研究所の敷地内で目撃された彼の情報が

散見された、等々。


外見は酷似していたとしても、旅券は別人であるし

戸籍も違う。


そんな事はよくある話である。



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sent from W-ZERO3


ただ、彼女の指す真智子が

遺体なのか否かは不明である。


それは、愛娘への愛であり

古来より普遍なものである。


ことによると夫が、殺人犯人の汚名を着せられて

殺されたとしても

そちらには無関心?



それが、親心と妻の座の相違と言えばそれまでである。


が。



不審だと輝彦は思った。



もしかすると、会長殺人事件の真相を

元々知っている可能性もあると輝彦は思う。



家族しか、殺害現場に入れなかった可能性を

鑑識は示している、のだ。



殺されたのは、本当は会長の替え玉で

国家的な意図で除籍を試みたとなれば...



つまり、国家賠償法による

みなし公務員、つまり原発の管理者としての会長への

損害賠償請求がなされた、とする。



その場合、会長死亡、娘も死亡。


除籍した妻へは賠償請求はできないので請求不成立、と

なる訳である。



社長の清水も死亡、となると

妻除籍、子供が、もしいたら....



そういうシナリオだろうか。


民事賠償を、仮に原発事故の被害者が

彼ら個人に対して起こせば。


不法行為に対する損害賠償請求権には

時効が無い。



従って、彼らの遺族が相続を放棄してしまえば

請求そのものが出来なくなる。

妻なら、離婚してしまえば除籍であるから

その時点で請求不能。


ただ、世間の批判が集中するし

そもそも国策であるのだから、彼らのみを

非難させる訳にはいかない。


そういう、国家的政治判断だろう。



殺人は不可解だが


計画殺人の動機足りうる。



そして、替え玉殺人で

本人は国外逃亡..完全犯罪だ。




先例で言えば


イギリスのスポーツカー、ロータス社創始者の例など

南アフリカ共和国に、なぜか彼の死後


彼の設計そっくりの、独創的スポーツカーを売るメーカーが現れ

なぜか、その事業の創始者は

彼の妻だ、と言うのである。


設計などできない妻が、どうやって車を作ったのだろう。

その国で、彼が目撃されたと聞いた

日本の自動車メーカーは、こぞって

非公式に彼とコンタクトを取り


以降、日本車はヨーロッパ車に負けない性能を

持ち始めた。






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sent from


創始者、チャプマンの死後

独創的な設計が出来ずに、鳴かず飛ばずであった

ロータス社は、何故かその後

エンジンなどをトヨタ自動車から支給され

個性的クルマづくりを再開し、隆盛した。


生前のチャプマンは、トヨタ自動車と親交があり

旧ロータス・エスプリなどのエンジンやトランスミッションなど

部品提供を受けていたが

チャプマンがイギリス国内で刑事被告人となり

実刑判決を受けたあたりで、交流は途絶えていた。


それが、なぜか復活し、トヨタ自動車は

その後、フォーミュラー1レーシングにも進出している。

一時失敗し、撤退したにも関わらずの再進出、である。



南アフリカ共和国で、チャプマンに似た人物が目撃されたと聞いたイギリス当局は

南アフリカに諜報員を派遣したが、その後

行方が掴めなくなり

何故か、日本の箱根あたりで見かけたと言う

噂が流れたのみであった。


それは、トヨタ自動車のF1レースカーが

走り始めた頃であり、人事部が

レースカー開発ブレインを世間一般に募集した、と言う

めずらしい事柄が報道された頃と一致する。



箱根、と言えば

トヨタ自動車東富士研究所に程近く

それは、一本道で15分くらいの立地である筈だと

輝彦は、ドライブ好きの経験から悟った。


芦ノ湖の湖尻峠から、県道を下ると

すぐ近くである。




自動車好きの研究者が、深夜に開発車で

芦ノ湖スカイラインを走る、なんて事もあったそうだが



年代的には、真智子と彼氏が出逢ったのは

その当時であるから

民間研究員の彼は、自動車の知識もあったのだろう。



...それで、ひょっとすると。


チャプマンと知り合い、今回の国外退去を

チャプマンのように実行しようと考えたのかもしれない。



イギリスでのチャプマンの葬儀に、なぜかイギリス当局は

疑問を持たずに埋葬許可を出したが

一説には、何か取引が行われたのではないか、と

言われている。


類希な頭脳を持つエンジニア、チャプマンを

牢獄に閉じこめて置くよりも、新天地で

別人として才能を生かしてほしい。


イギリス人の、自動車好きならそう思うだろう。



もし、今回の一連の事件が

それを真似たものだとしたら.....。



真智子は、或いは生きているかもしれず

母親らしき人物が、事件の一望を知っていたとしても

何も不思議は無いはずだ。




「名古屋刑事」と、輝彦は

その仮説を語る。



「非番、そうね。休暇が残ってるから」と

名古屋刑事は、大分空港から静岡空港へと飛んでみる、と告げ

臼杵駅から、上り特急「にちりん」12時41分発で

車上の人、となった。



もし、この推理が正しければ。




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後ろ姿を頼もしく見送りながら、輝彦は思う。

日本人の多くは、皆実直であり

彼のように、苦労を厭わず働く人達である。


現場の人は皆、そうだと思う。


トンネル崩落事故で槍玉に上がっている高速道路でも

悪いのは、作業員ではないはずである。




しかし。


どこかで、その日本的システムが狂い始めたのだ、と思う。



その根元が「欲」ではないか。


一部の人が、利己的な欲の為に

世の中を動かして良い、そう考え

世の中を壊した。



関東電力にしても、創始者は公共性を意識して

仕事をしていた筈である。



それが、いつの間にか利権に取り込まれて

危険すらも忘れた。


ひとたび制御を失えば、地球規模で危険な

原子炉。


それを、金儲けの道具にしたのは

利権に絡む政治家、財界、官僚たちである。

当時の歴代政権は、皆自民党から輩出されていたが

何故か責任を問われる事は無く

電力会社だけが矢面に立たされている。


そういう人達を狂わせたのは、欲であり

貨幣の流通である。



だが、貨幣価値は流動的であり、取引対象である。


国そのものの信用を失えば、今の貨幣は

存在価値が無くなる。


国がそれを貨幣として認めているだけのもの、だからだ。


一円玉は、ただのアルミニウムであるし

千円札は、紙きれである。




そこまで、計算をしていない彼らは浅はかである。


世界は、いつこの国を見捨てるのだろう?





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