6月10日(木)人生1辛い日
今日は、人生で1番辛い日でした。
今はただ元担任に会いたいと思っています。
起床は早め。ラジオもちゃんと聴けたし、好きな曲聴いてご機嫌で登校出来たのですが。
4限に体育の授業がありまして。相変わらず私はハードルが怖くて跳べませんでした。いざ目の前に迫ってくると、巨大な壁のように思えて足がすくむのです。運動が苦手な人ってそういうもんです。
でも優しいクラスメイトは全員で応援してくれて。でも私にはそれが痛くて。応援してくれているのに跳べないままの私は最低だと。もう辛くて辛くて、誰も目につかないグラウンドの隅で、うつむいて泣きながら右腕のかさぶたを引っ搔きむしりました。落ち着かなきゃ落ち着かなきゃと自分に言い聞かせても、過呼吸になるし涙は止まらないしで、傷口を引っ掻く痛みでなんとか頑張って落ち着こうとして。一心不乱に指の引っかかったところを剥がしていたら、大きめのかさぶたが剥がれて流血し始めてしまって。直後に授業が終わったのでまだ誰にもバレずにいられましたが、メンタルなんてもう最悪。いつものようにトイレに閉じこもって、切るだけ。
ただいつもよりずっとずっと精神は限界で、ただもうこの辛さから逃れたい一心で。と、その時、外で聞こえた誰かの声。「大丈夫?体調悪いの?保健室行こうよ…」誰かが、私じゃない誰かを、廊下で心配していました。
ああ、ああ、私は、私は誰にも何とも思われていない。おかしいな。私はいつも包帯だらけの体で、なのに誰も何も言わないのに、どうして?どうして?どうして周りはあんなにすぐ心配される?ねぇどうして?ああもうどうでもいいや。なんでもいいや。と、外から聞こえたその一言で堰が切れて、全部どうでもよくなりました。
これから昼食の時間だったけどそんなことはもうどうでもよくて、クラスメイトが食べ始める気配がしても切り続けました。右腕中、切って切って切りまくって。教室にはいるはずの私がいないけど、全員それに気づいているはずだけど、誰も私を探していないのは分かる。いなくても構わない存在、だから。
ぼたぼたと、止めどなく血が溢れて、見たことも無いくらい腕もトイレも血まみれになって。綺麗だったけど、ああ、血が止まらないからもう出られないなぁ。こんなに血まみれにしちゃったら、処理に時間かかっちゃうなぁ。と、流血したまま座り込んでぼーっと考えて。どうせ誰も探してなんかいないし。なんでもいいや。このまま死ねたらとても幸せだけど、こんなんじゃ死ねないことくらい分かってるし。
そうしてチャイムが鳴って、昼休みになって、それでも私はただボーっと流れる血をみつめていました。私の分の給食、どうなったんだろ。誰か食べたかな。もう取り返しがつかないや。もう嫌だな。そう思って、血が固まったらまたその上から切って、もう切るところなんか無くなって。
するとようやく。私がいないことに気が付いたのかなんなのか、保健医が来て。「めいさん?大丈夫?ドア開けてくんない?」と。よりにもよって、苦手な保健医であることに落胆しつつも、でもいい加減ここを出ないとなぁ…と思い、腕とそこら中の血を必死になって拭いて、大量の血液ごと流してさようなら。せっかく切ったのに、これ溜められたら良かったなぁ…。腐り始めた血の匂いがとてつもなく気持ち悪かった。そして誰も見ていないうちに水道で、固まった血も洗って、廊下に出ると。教頭がいました。…なんで関係ないはずの教頭がいるのよ。サイアク。
「めいさん。ちょっと保健室行きましょうか。」
「え、いいですべつに…大丈夫ですから」
「いえダメです。絶対です行きましょう。」
なんで。なんで。意味わかんない。涙が出そうになる。私は校内の教師の中で1番教頭が苦手です。頭が固くてヒステリックで話が長くて、自分が正しいと、たとえ世界が滅んでも疑わないことが。…母と同じだから。
涙目になりながら、教頭の後ろを歩く。屈辱とストレス。なんで私がこんなことをしなくてはならないのか。途中で社会教師とすれ違って、その時私が涙目なのを見られてしまったことが、一瞬だけど驚いた顔をしていたことが、これ以上無いくらい苦しかった。何も知らないでいて欲しかった。
そして向かったのは保健室でも無くはたまた相談室でも無く、物置。そこしか場所が無かったらしいですが、どこだって変わんないです。早く教室に戻って、クラスメイトと楽しく話したかった。さっきまで切ってたのに。それはつまり辛かったからなのに。その直後にこうして尋問仕掛けてくるなんて、酷いもんだよなぁ。
「長々と話すのは嫌いなので端的に言います。さっきまで、自傷をしていたのですか。なんでしたのかとかは聞かないからそれだけ聞かせてください。」
長々と話すのが嫌い??嘘つけ。毎度毎度なっがいくせに。やーいやーい。っていうか別に自傷は認めるし事実してたけどこの人には言いたくないなぁ。言ったら面倒なことにいや言わなくても面倒だ。はぁ~⤴(裏声)。
「はい。」
「だから、したんですかって聞いてるんですよ。」
「しました(強気)。」
「はあ…(溜息)。分かってるとは思いますけどね。そういうことしないで欲しいんですよ。あなたの体が大事だからですよ!自傷以外のことで何かストレス発散して欲しいんです。なんで話してくれないんですか。(あまりにも長すぎるので以下略)」
うええええええ話なっっっっが!!!!何?さっきの嘘すぎない?自傷したかどうかしか聞かないって言ったのにアレは嘘だったのですねぇ~知ってましたわよーぶん殴りたいですわ(裏声)。ああ長い長い。っていうか全部!全部聞き飽きたよ私は!何が大事だ!私のこと大事に扱ったことなんか1度たりとも無いくせに!大事だと思うなら、どうして今尋問している?!大事だと思うならどうして泣いているのに責め続ける?!大事だと思うならどうして昼休みの終わりがけまで誰も探さなかった?!私のこと本当に大事だと思ってたのは元担任だけだった。少なくとも私はそう思う。そしてあなたに大事に扱われたことは今も含めて1度たりとも無かったよ。私の隠していて欲しかったこと全部全部親に流して。何が楽しいわけ?私のこと攻め立てて何が嬉しいわけ?微塵も大事になんか思ってないし扱ってないくせに。だから私は自傷「なんか」するんだよ。そんなことも分からないんだ。
自傷以外のことにしろってのも聞き飽きた。すごく簡単な考えじゃん。他にどうしようも無かったから自傷に行きついてるんだよ。他に手段があるなら自分を傷つけたりして生存本能にわざわざ逆らったりしないでしょう。どうしてそんな簡単なことを誰も分かってくれないんだろう。少し、ほんのちょっと考えたら分かることじゃないか。どうして分からないんだろう。どうしてこんなに大人は頭が悪い人が多いんだろう。そうやって頭の悪さで追い詰めるから、私達はそれがストレスで自傷はエスカレートするだけなのに。ホント、頭悪いよなぁ。
ちょっと話があまりにも長かったので愚痴だけ言います。
自傷に使った刃物を没収すると言われました。そんなことしても意味が無いことがどうして分からないんでしょうか。奪ったらそのストレスでエスカレートするだけでしょう。そして、リストカッター皆そうだと思うけど、刃物、1個しか持ってない人なんてなかなかいないでしょう。私は持ち歩いてる分だけでカッター2本、家にはカッター4本カミソリ15本、他にも刃物はある。
刃物が取り上げられて無くなったら薬に走る。薬も無くなったら首吊りに走る。それも出来なくなったら飛び降りでも線路に飛び込みでもしてやる。つまり、リストカットは自傷の最低ラインだと私は思うんです。自己破壊衝動を満たすための手段として、飛び降りたりするよりはリストカットの方がよほどマシでしょう。だけど刃物が無かったらどうにかして自分のこと傷つけないといけないから、なんとしてでも何かしないといけない。だから刃物没収してもなんっっっも良いことなんか無い。
それくらい考えたら分からないんだろうか。
それと、「担任を呼んでくれませんか…」と言ったら、「私には話せないって言うのですか?!それはどうしてなのですか?!」ってめちゃくちゃヒステリックに言われたんですけど、え、それはさすがに分からないのか?!
そんなんアンタが苦手だからに決まってるだろおおおお!!!
ヒステリックだし話長いし、嫌いなんだよ分からんのかあああ!!
なんて言いません(冷や汗)。え、でもさ。ねぇこれは、さすがにさ。人間社会で生きたら10歳くらいには理解せんか?!自分に話してこないってことはこの人私のこと苦手なんだろうなぁって。え、そんな、そんなことまで分からんの?!私は言わなきゃいけないの!?言えと?!それは言えと言っているのか?!もうさすがに笑えてきたよ?!さすがに頭悪すぎて話通じなさすぎて意味不明だが?!え?!(笑)
いやこれはホンマに…ヤバいと思いますよ…(笑)。でもまぁそんな感じで微塵も話が通じないまま長々と。それはもう長々と話されて。何も聞きませんってのも端的にってのもぜーーーんぶ見事に嘘でしたね。これだから女は嫌いです。3秒で約束破ってくるんだもん。自分の都合のために。だから私は男性にしか本音言えなくなっちまったんだよお~。まぁ根本は両親なんだけどさ。あ、この話は後でします。
そーーーしてやっと教頭から解放されたと思ったら、担任にチェンジされただけでした。が、それだけでもとても良いことです。教頭じゃないだけでほんっと良いです。
物置に入ってきた担任は涙目で、まだ泣いてる私を見ると走り寄って来て、「あああめいさん!ごめんねぇ大変だったね。辛かったね~」って泣きながら抱きしめてくれました。それがとっくに限界突破してる私には死ぬほど嬉しくて。2人でめっちゃ泣きました。
で、そのまま隣に座って泣きながら担任と話しました。どうやら担任はさすがに私の自傷癖には気が付いていたらしいです。どうして私がこうなるまで放置されたのかは分かりませんでしたが(恨)。そして体育の後決まってトイレに籠っている(切ってる)ことにも気が付いていました。
担任が話してくれたことは、「めいさんってとても素敵な優しい子だとずっと思ってた」ということでした。周りを気遣えて、周りのために動けて、頑張り屋さんで、本当に、こんなに良い子見たことが無いと。
そして、刃物を預けても意味が無いってことも、自傷以外のことに逃げるのは無理だってことも、分かってくれました。担任は自傷癖がある子を自分のクラスに持ったことはまだ無いらしいです。でも、リストカットとはまた別ではあるけれど、逃げ場が無くてそれが拒食に出た子は見たことがあるらしいです。
「その子の行く末は結局、病院でした…。だからね、リストカットもその…自覚が無いうちにやり過ぎたりして命に関わることになっちゃうってこともあるから心配で…。」とも言ってくれました。でも私は大丈夫です。自傷癖があるからこそ、大丈夫だと私は思うんですよね。
私も勿論、うっかり切りすぎて大変なことになったことあります。ほらついこの前もカッターシャツ血濡れにしたし…(苦笑)。でも、だからこそ。どこまでやったらマズいのかは自分の体が覚えているし、何より私はそんなに深く切りませんし。やらかしてもせいぜい真皮まで行ったかなぁ~くらい。だから大丈夫だと思うんです。
そうそう、ODで意識飛んだ経験があるから、このしんどさならまだ意識飛ぶほどじゃない!まだ頑張れるな。とか、これはマズいここまでフラフラすんのはヤバい。とか、分かるんです体で。
それから、元担任の話もしました。私が1番誰より頼りにしていた人で、私のこと全部分かってて、一緒にいるだけでこうして泣いてても泣き止めるし、落ち着くし、本当に心の拠り所で。だから社会教師を追っかけまわすのは元担任に似ているからであって、無条件に好きだし、無条件に側にいるだけで落ち着くし、でも私の本性を知られた時どういう反応をするかはまだ分からなくて、今こうしてくだらないラブレターをやり取りできる環境が無くなるのは嫌だから、今はまだ、このままが良いと。
望むことがあるとすれば、苦手な人と話すのは本当にストレスであること、母親に何も言わないで欲しいこと、社会教師にかまって欲しいこと。それくらい。
最後に、「これから時々こうやって私と話さない?」って言ってくださったんです。
それはとても嬉しいことなんですけど…。私は、「男は頼るべきもので、女は可愛がるもの」っていう、石器時代みてぇな考え方が根付いてるんです。そうやって人を性別で決めつけるのはホント良く無いですし、絶対全部がそうだとは思ってないですよ。けど…私の性別は関係なしに、そう思うんです。
多分それは、今まで私を理解出来たのが男性だけだから。両親、母は未だに私を理解出来ないけれど、父は、理解まではいかなくとも受け入れてくれた。教師、女性の教頭や保健医とは話して良かったと思えたことは無かったけど、男性の元担任には存分に心を開いて頼ってきた。相談員、女性のスクールカウンセラーはダメだったけど、男性の精神科医はまだ良いほうだった。
そして。彼には長いこと、私の全部を曝け出して頼ってきた。それを全部理解してくれて、なおかつ助けてくれた。彼女は、私の本性は何一つ知らないままで、私は彼女を可愛がって来た。
私は今まで1度も、女性の理解を得たことが無い。その上頼ってきたり甘えたことはなおさら全く無い。だからそうして生きているうちに、男性は話して大丈夫、女性とは本音で話すべきでは無い、と。だってほら女性って、何度も言うけど面倒じゃん…私も女だけどよ…。そして私は、男性は年上が好きだし、女の子は年下が好き。男性には、頼れると思っているから。女の子のことは、一方的に話を聞いてあげて可愛がりたいと思っているから。
ちょっと話が飛んだけど、女性の担任に頼るのは、私にはちょっと気が引けるんですよね。その私の固定観念が全てじゃないし、実際担任は私のこと少し理解してくれましたけど…極端に言えば女性恐怖症みたいなもんだから、難しいんですよね…(悩)。
さて!そんなこんなで5限の理科はサボっちまったのですが…(自習だったから大丈夫っぽい)。6限は!実はまたクラスで遊ぼうの時間なんですよ(笑)。キックベース?するらしです。ルールは聞いたけど分かりませんでした(おい)。
ようやく、ようやく尋問地獄から解放されて、6限目のキックベースのために体育館へ。早く早くクラスメイト達に会いたくて走りました。
体育館の中。1番仲良しの女の子と、運動苦手仲間の女の子と、お調子者男子が3人で話してたので、そこに向かって両腕をめいっぱい広げて超☆全力ダッシュ。私に気付いた3人は驚いたような、そして嬉しそうな顔をして、「わぁーーん!!戻って来たよおおお!!」と叫びながら突撃する私を抱き止めてくれました。
3人は真っ先に、口々に、「ご飯食べれた?!給食は?!おなか空いてない?!」ってめちゃめちゃ心配してくれて、最初にそれか!!と思いました(笑)。そういえば給食、食べてないなぁと。でもそれだけ心配してくれたんですよね。嬉しい。
そんで、なんか色々と心配してくれて。私の想像以上に、私が戻って来たことを喜んでくれて。ビックリしました。
1番仲良い友達に、「誰に捕まってたと思う?教頭だぜ。」って話したら「うーっわ。1番めんどくさいじゃん。それはお疲れ。」って慰めてくれて。
その後も、会う人会う人が「めいいい!!何しとった〜ん大丈夫ぅ?お腹空いてへん?」って心配してくれて、嬉しそうにしてくれて。
中には私を見つけた瞬間走ってきて抱き着いてくれた子もいて、もう1人すぐ後から走ってきて、「私のが先に抱き着いたもん!」「私はヨシヨシしたもーん!」とか言い合って(笑)。
これから遊ぶから全員にいて欲しいってのもあったとは思うんですけど、でもホントにすごく歓迎してくれて、ああ、私は私が思ってるよりずっと愛されてるんだなぁってすごくすごく思いました。
その後、じゃ遊びましょー!と。私は正直言ってキックベース?とか何もかもちんぷんかんぷんで、何回聞いてもルールとか全くのわけわかめだし。終始、運動苦手友達と一緒にハテナをいっぱい浮かべていたのですが。あ、そういえばその子が「腕痛くなぁい?」ってさりげなく聞いてくれて嬉しかった。
「えーと蹴って?走るのあそこに?」とか聞いても皆快く教えてくれるし、「めいさん2塁行って!」と言われて、え?!なっ何したらいいの?!って叫んでたら、「何もしなくて大丈夫!ケガしないようにね!」って、野球男子に笑顔で言ってもらえたり。もしかして傷のこと察して気にしてるのかな?とも思いましたがまぁ傷はどちらにせよ気遣ってくれたのでしょう。ありがたいです泣いちゃうよ私。今メンタル死にたてだから(泣)。
本当に、3年生になってからクラスメイトがすごく私を好きでいてくれるようになったと思ってます。どうだろう。やっぱ受験生だからなのか、中学生活最後の年だからなのか。はたまた大人になったのか。
分からないけど、でも本当に私のことを大切にしてくれて、笑顔にしてくれるクラスメイトが私はただ大好きです。
だからこんな良い子達には、幸せに、長く生きて欲しいって。心からそう思うんです。私はクラスメイトが大好きだから。この子達が苦しまなくて済むなら、私はいくらでも喜んで苦しむ。
最近、クラスメイトによく言われるんです。ふとした時に、「死なないでね」ってさりげなく。私の自傷癖を知って言っているんだろうとは思うけど、その言葉があまりに本心なのが分かるから。それでもやっぱり私は死ぬけど、でも、また言うけど本当に、彼らには幸せでいて欲しい。ただ、そう思うんです。
だから、時々血が滲みかけたりして焦ったけど、ルールは最後まで全く分からなかったけど(おい)、私のチーム惨敗したけど(22対2)でも楽しかったです。メンタル大回復って!ありがたいありがたい。
で、その後。返ってきた生活記録に、実習生からの返信が来てました!
実は今、教育実習生が来ていて、3日間だけ生活記録を読むことになってまして。せっかくだから質問コーナーを書いたんです私。そのお返事、回答が来てました!
理科の先生らしいので、好きな微生物を聞いてみたんですけど。ミドリムシらしいです。呼吸も光合成も出来るから万能なんですって。質問の答えだけじゃなくて、私についての印象もすごい丁寧に書いてくれてて、めっちゃ嬉しかったです。フフ。私がそれ読んでプククて笑ってる時、実習生ちょっと照れてました。面白い面白い。
で、そのまま1番仲良い子と愚痴言い合いながら楽しく帰宅しました。
母には今日のことはとりあえず言わない。もちろん。だって知られたら何されるか分かんないもんね。ミドリムシの件とかそれなりに話そ。と思ったら。
家に母いないんだが???
父に聞いたら、「え?学校行ったけど?」と言われて真っ青。めちゃくちゃ真っ青。ウソ…ちょっと待って、待って、嘘でしょう。やめてやめて聞いてないから。聞いてないからぁ!!!!(大声)
真っ青のまま冷や汗ダラダラで学校に電話。
担任を呼び出して、必死になりながら「私の母、学校に呼び出したんですか?!?!」って聞いたら、「うん。やっぱり直接話した方が良いから…教頭と話してるよ」と。
終わった…。
もう真っ白。ああ、終わった。最悪。最悪最悪最悪。1番恐れていたことをあっさりやられた。最悪だ最悪だ最悪だ。終わりだ。
ああ、私にはプライバシーも人権も発言権も決定権も皆無なんだ。分かってたけど悲しいや。母には頼むから何も言うなって、言ったのに。学校に呼び出されて大人しくしてるような母親じゃないのに。最悪。やっぱ誰も私のこと分かってくれないじゃん。
それを聞いてからまた涙が出て、とんでも涙声でしたけど何も言われず、向こうから電話、切られました。
元担任なら、こういうの分かっててくれた
そう思って、家の中だからって遠慮なく、大声あげて泣きました。それはそれは泣きました。やっぱり私のこと分かってくれたのは、理解してくれたのは、先生だけだった。先生なら、私と親の関係よく分かってるから、こんなことはしなかったはず。私のこと1番に考えてくれたはず。ああ終わった。最悪だ。なんでこんなことするの?どうして?どうして?分かんないよ。先生に会いたい。会いたい。私には先生しかいない。
と、大泣きしているうちに母がとうとう帰って来ました。何を言われるか分からない。これは覚悟しようと決意して待ち構えました。
が。母の対応は思ったよりずっとアッサリしていて、なんか普通にいつも通り話して来るんです。…あれ?って感じ。珍しい。すごく機嫌が良かったんだろうか。もはやヒステリック起こさないことが珍しすぎて逆に怖いんだが??(失礼)
でも、「学校、包帯巻いて行ってるんだね。知らなかった。」と言われて絶望しました。それだけは、隠しておきたかったのに。家の中でずっと、どれだけ暑くても長袖を着ていた意味。家族にはそういうの触れて欲しく無くて、絶対隠し通そうと、思っていたのに。
プライバシー、ゼロかよ
何もかも全部筒抜け。学校とかいう公共機関には、プライバシーもクソも無いんだわ。私が隠しておきたかったことも何もかも全部。筒抜け。ああ、私には本当に、本当に、プライバシーと権利が無い。最悪だ。
でも。その後、父が私の作るだし巻き玉子をリクエストしてくれて、作ったらすごく喜んで食べてくれて。母が、昼食を食べられなかった私にオムライス作ってくれて。珍しく機嫌良く、普通に接してくれて。良かった。今はただ良かった。これからどうなるか分からないですけど、とりあえず今日を乗り越えられて良かったです。
こんなに泣いたのは元担任と別れたあの日以来でしたが、あの時とはまた随分違う涙でした。本当に、泣き疲れた。
人生で1番、辛い日でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます