第31話 ハク

僕は修理が出来たから、いろんな奴が修理を頼みに来た。


その中のひとりが、ハクだった。


千と千尋には出てこない(^^)。


なぜハクか、と言うと白痴のハク、らしい(笑)。


ボンタン、チョングラ、なぜか頭は長髪。真ん中分けヘアー。


でも、いい奴。のどかで。



こいつが、KH400に乗っていた。


どっからか持ってきたバイクらしい(笑)。




タンクは自分でスプレー塗り、しぼりハンドルをちょっと前に倒して。

旗棒。シビエのヨーソヘッドランプ。Z2ミラー、生ゴムグリップ。


定番の族仕様(笑)。


こいつで、パワーフィルターにして。


走り出すと、上のギアに上げて全開。




ぽーぉーーーーー。と、吸気音を楽しむ。そういうバイクだった。



それは、ある意味で正しい楽しみ方。





エンジンの掛かりが悪いと言うので・・・・プラグとポイントを見てやったら

調子良くなった。




「ありがと」と、ハクは


フチのないフルフェースを被って、キック一発!



ポーぉっ、ぽー~~(^^)、と帰っていった。



今、メカニックの世界で神様と言われている奴も


僕が教えてやった奴だったりする。



へーぇ。


奴は、キャブレターを分解して・・・・

間違えて前後逆さにつけていた奴だ(笑)。



証拠写真あるから載せるか(^^)。


あいつが神様だったら、僕はなんなんだ。



神様の神様。ゼウスか、出雲神か。


大川なんとかかいな(笑)ハハハ。



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