予祝(よしゅく)とは
あかりんりん
人生がハッピーになるおまじない??
みなさんは「予祝(よしゅく)」について聞いたことがあるだろうか。
「予祝」とは辞書にも載っている言葉で、別の言葉で言うなら「前祝い」である。
僕も全く知らなかったことだが、実は、春の桜を見ながらお酒を飲む花見も、この「予祝」に該当する。
どういうことかと説明すると、昔の日本人の一番の願いは秋の稲、すなわちお米の豊作である。
その一番の願いを叶えるために、春に満開の桜を秋の豊作の稲に見立てて、稲で作ったお酒(日本酒)を飲むのだ。
「今年もたくさん稲が実りましたねー!めでたいめでたい!ワッハッハ!」
と、「事前にお祝い(前祝い)」するのだ。
これが、予祝である。
少しオカシナ気もするが、花見の本当の理由はそのようだった。
気になる人は「よしゅく」とスマホで打つと、変換候補にも、表示されるので試してみて欲しい。
花見以外でも夏に行われる「盆踊り」も先程のと同様に、秋の豊作をみんなで踊って事前に喜んでいたのが始まりのようだ。
これらは、昔から日本人が実践していた、夢(願い)を叶えるための「引き寄せの法則」らしく、ワクワクする楽しい事を想像することで、心が元気になり、成功するということだそうだ。
以上の事は辞書にもネット記事にも載っているが、僕は、他にも同様な習慣があるのではないかと思っている。
例えば合格祈願だ。
今では「合格しますように!」とお願いするが、
もしかしたら昔は「合格しました!ありがとうございます!」と事前にお祝いをしていたのではないか、という風に考えると、とても楽しくなってくる。
「○○大学に合格して、あんな事やこんな事をやってる自分がいる!」
「○○高校に合格して、練習してプロスポーツ選手になっている自分がいる!」
「〇〇社に入社して、新しい物を開発して賞を取っている自分がいる!」
などと、自分の夢や未来のスゴい自分を伝える場所だったのかもしれない。
そして、影響されやすい僕は早速「予祝」をやってみた。
何の予祝をしようかなと考えた時、ある言葉が浮かんだ。
それは、ある心理学者が言うには
「その家庭で母親が元気であると、家族全員が元気になり、子供の良い心が育つ。そして、父親の一番の役割は、家事でも育児でもなく、もちろん仕事でもなく、母親(妻)を元気にさせることだ」と。
この講演を聞いた女性達は拍手喝采、その一方で男性達は「撃沈」と言わんばかりにうつむいていたそうだ(笑)
確かに我が家でも僕が迷惑ばかりかけてきたので妻の元気が無い。
だから、決めた。
「2021年は、嫁さんがめっちゃ元気になって、家族みんながワッハッハ!と大きな声で笑える年になりましたー!やったぜー!」
という思いをまとめて
「嫁さんの笑顔を取り戻せ!元気元気プロジェクト」とした。
思い付きで始めた僕の主張を、その時の家族は半信半疑で聞いていたが、1ヶ月経った頃、少しだけ変化があった。
今までは、例えば仕事後に帰宅して、家の仕事(家事育児等)の一部をしたら、他の家の仕事は嫁さんに任せてしまっていた。
具体的に説明すると、子供とお風呂入って、食器洗いは済ましたから、子供の歯磨きと寝かしつけは嫁さんお願い、と、つい無意識に「仕事をしたことの対価」を嫁さんに求めてしまっていた。
だが、今では「嫁さんを笑顔にする」ことが目的なので、気持ち良く家の仕事が出来ている。
もちろん、常に100%の力を出して家の仕事をしたら疲れてイライラしてしまうのも分かっているので、できる範囲でやっている。
同じ成果だとしても、心が「イヤイヤやる」のと「楽しくやる」のとが全然違うということだ。
うーむ。
説明が下手過ぎておそらくほとんど伝わってないかと思う(笑)が、要するに僕自身が楽しく家の仕事が出来るようになった、と思ってもらえれば良い。
すると嫁さんから僕への感謝も増えたし、両親の会話や笑顔が増えたので、子供の笑顔も増えた気がする。
他にも「僕の小説を読んでくれるフォロワーが100人に増えて、「面白かったです!」などのコメントをくれる人が出来たー!」
とかの予祝もしている。
それだけでワクワクして楽しんでいるので、まずは1年間続けてみて、心が元気になることに繋がれば、また来年の予祝もしてみるつもりである。
以上です。
読んでいただきどうもありがとうございます。
人間は加齢による「下りエスカレーター」に常に乗っていて、新しい事をしたりして進み続けないと、どんどん脳も弱っていくそうです。
気をつけたいですね。
予祝(よしゅく)とは あかりんりん @akarin9080
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