5月4日Ⅵ(5)

2時間ほどで私たちは熱海についた。

「本日の18時に晩餐会が予定されています。

 ですので、16時頃には準備に取り掛かりますが、今から6時間程度は自由に

 お過ごしください」

リムジンから降りる際、運転手の方がそう教えてくれた。

わぁ、ちょっと緊張してきた。


「詩歌さんは汀と取り込み中だそうですので私たち二人で少し街を歩きません

 か?」

別荘に荷物を運び入れ終わって、愛奈さんがそう提案してきた。

「いいね!頑張ってる詩歌にはお土産を買ってきてあげよう」

「でしたら観光向けな場所があるので行きましょうか!」

「うん!」

そうして私たちは熱海の街に観光に向かった。


友達と二人で観光地を回る日がくるなんて、人生何が起こるかわかんないな。

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