4月30日Ⅵ(7)

「マーコイズでいっかぁ」

どこに買いいくの?と尋ねたところ、詩歌は適当に答えた。

でいっかって。

特に決めてなかったんかい。

「マーコイズならそんな遠くないし、歩いてく?」

「そうしよう!」

ということで、マーコイズまで歩いて買い出しに行くことになった。


「マーコイズって買い出しできる店って入ってたっけ?」

「マックセバリューに決まっているではないか」

なら最初からスーパー行けばよくない?とは思ったけど言わない。

「へいへーい」

「あ、架那ちゃんが雑に流した」

「気のせいですよー」

責めてきそうな詩歌を置き去りに、私は颯爽とマーコイズへと入った。


「今日はタコパで決まりだね!」

詩歌の言うように、今日は珍しくタコが安かったため、タコを買ってたこ焼きパーティーをしようということになった。

まあ、用意してたご飯は今度また食べればいっか。

にしてもたこ焼きパーティーってタコパっていうんだ。

覚えとこ。

「じゃあ後は粉とソース・青のりだね」

「あ、粉以外は多分あるから大丈夫」

「了解でーす」

こうして、順調にタコパの準備は整った。

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