第137話 着実にダメージを

フォローありがとうございます。

目が良くなってきたと思ったら次は忙しく……そういえばもう年末……12月頃になったら更新頻度を戻せそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━


(弓と大太刀来るぞ!)


戦闘を続ける事、更に1時間まだまだ戦えるとは言え流石に疲れは溜まって行く。


しかし、1時間前とは違い手の攻撃が更に激しくなっていった。


戦闘が始まったばかりでは、巨大な弓から放たれる矢を捕え、投げ返しダメージを与え続けていたが時間が経つと大太刀を持つ手が出てきた、大太刀は地面スレスレ以上から腰以下までの高さをランダムで切りつけて来るため避けるには飛ぶか特殊な避け方でやり過ごすしかなかった。


ある時を境に大太刀をやり過ごす為にジャンプをすると何処からともなく矢が射抜かれるようになった。


流石に初見では完全に避ける事は難しく、1名が腹に矢が刺さり後方へと飛ばされた。そして後ろにあった防御ドームへと磔にされた。腹を射抜かれドームへと磔にされたのは不運だが、幸運な事もいくつかあった。


まず1つは武田や神夜のように何処かへと飛ばされる事はなかった事。


もう1つはすぐに治療が出来る事だ。


そしてもう1つ、最大の幸運は矢の大きさもランダムであり、今回は大きいとは言え即死になる程の大きさではなかった事だ。


もし放たれた矢が一回り大きかった場合死んでいただろう。現在神夜はいないので魂の確保が完璧に出来なかった可能性があった。


そうなった場合は蘇生をしようにも出来ないと言う最悪の状況になりかけていた。


(大丈夫か!?士屋舞しやまい!)


(矢が飛んできたか!?条件はジャンプか?)


(回復は任せて!カバーお願い!)


(俺が防御を貼ろう、スキル使うぞ。


「【防御を所望する、この祝詞は道祖神へと】」


負傷した士屋舞の辺りを囲むように綺麗なモヤがかかる。


そのモヤの中ではクラスの中で回復役を担当している福磨ふくまによる治療が行われている。


(そろそろキツくなってきたから俺もスキル使うぞ!危なくなったら各自使ってもいいけど、神夜がいないから節約してくれ!)


スキル妨害が付与されている闇の中での戦闘は自分の職業に適性のある武器でのみしか普通は使えない。


しかし、このクラスには神夜と言う呪術で無理矢理スキル妨害を呪って使えるよに出来る者がいるのでスキルを一定回数使用することが出来る。


「白金の煌めき!勇者の啓司!」


それぞれの効果は白金の煌めきが武器攻撃力バフ、勇者の啓司がステータスバフを与えるスキルだ。


(今だ!今のうちに手を削っておくぞ!深追いはするなよ!変な挙動したら例え後少しかもしれない時も戻れよ!)


この言葉を合図に一斉に各々の武器で手攻撃する。


連携して攻撃を避け、防ぎ、着実にダメージを与えていく。


(油断は絶対にするな!)



またまた一方


「おい!これ泳げってか!?」


「流石に無理だろう。もう少し周りを見て何かないか探すべきだな」


大量の石を光らせるギミックを何とかクリアした2人は更にアスレチックを進み、次のギミック?へと来ていた。


そこへと辿り着いた時にまず見えた…と言うか。それしか見えなかったが、辺り一面が海のようになっていた。


そしてその海は所々がおかしい。


何故か炎が吹き上がっている場所や、海の色が濃い、または色が違うなど様々な異常が見られた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る