第136話 攻撃パターン

すみません、花粉症のアレルギーから目の病気にかかってしまい治療を受けてました。今日から投稿を再開します。

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「矢が来るわよ!」


「分かったわ!」


「了解!」


「空壁!」


術強化アート・リンフォースメント!」


ビュウン!


「矢捕まえた!」


1人の男子が弓に向かって走りだし、ジャンプをする。


「俺が投げる!雷投撃!」


空中で手にした矢を手を目掛けて投げ返す。雷属性をオマケした矢はまっすぐ手へと向かい、2本の手を貫通して何処かえと消えていった。


「再開!」


神夜と武田の2人が飛ばされたた後、残ったみんなは数人1組になり、誰かが攻撃を受け止め、或いは受け流したら残りの人が手を攻撃すると言う流れを作っていた。


今のところ、数分に1回その流れを壊すためなのか弓を使う手が現れるので放たれた矢を全員で協力して捕え、攻撃に使い撃退する事になったようだ。


「後何本出てくるんだよ!」


「体力バーがある訳じゃないから分かんないよ!手動かして!」


「相手は手しか動かして無いけどな!」


「冗談言ってる場合か!」


「やべ!大太刀来るぞ!回避いぃぃぃ!」


そして唐突に始まる回避と言うなの刀飛び、縄なら縄跳びと言う所だが、あいにく刀なので刀飛びの方がいいだろう。飛ぶ必要がある……という事は下段攻めである。しかも地面からの距離がランダムな攻撃で地面スレスレから成人男性の腰までとまあまあある。


ジャンプをミスったら脚が欠ける事は間違いない。今の所大太刀では下段攻めしかしていないがもしもの事を考え全員が防御全振り状態になり攻撃を凌ぐ。


(今思ったけど念話使えよ、みんな)


戦いに熱が入りすぎていたのか気付けば誰1人念話で会話をしていなかった事にようやく気付いた者がいたようだ。


(確かに、戦闘に集中してたからいつの間にか忘れてたな)


(確かにそうだけど、ちゃんと防御してね?防御突破されたら死ぬかもしれないんだから)


ほとんど皆刀飛びをして刀を空中で躱しているが、数人は飛ぶ事無く地面に脚をつけた状態で個々で身を護っていた。


防御ドームを作りその中にいたり、影に隠れたり、自然と同化したり、未来に跳んだりと個々の能力を上手く使っている。


ブゥゥゥゥン!


地面スレスレ、しかし地面には当たらない。今回は避けるのが簡単な軌道のようだ。


(ラッキー、今回1番下の攻撃ぽかったな)


(早く帰ってこいよあの2人)


(休憩が出来ないからなぁ)


(いや、神夜と武田居ても休憩出来ないだろ)


(全員もう1回回避!」


ブゥゥゥゥン!



(危な!?2回目!?)


(ナイス勘崎、ありがとう)


「パターンが変わってきたのか」


誠は思わず声に出してそう呟く。


「気合い入れ直せ!まだまだ先は長いぞ!」


様々な武器を持つ複数の手を見据え、これから更に戦闘が激しくなるだろうと予測する。


(後何時間戦う事になるのか分からないな……どうにか休憩出来るタイミングを作らないと全員死ぬ)


一方


「おい、これどうなってんだ?」


「分からん」


神夜と武田は全ての石に明かりを付けるというギミックでつまづいてた。


どうやらアスレチックには入れたようだ。

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