第126話 オーバーワーク
コロナワクチンの副作用で投稿がズレました。すみません。
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あー、あの魔道具の効果が2日と半日ならば……と思いながら過ごす日々は、もう少しで1ヶ月半になる。
後数Lvがこんなに辛いとは思っていなかった…。魔道具を使う前はまだLvが低かったから頑張ればLvが上がると言う感じだったが、30Lv以上も上がると最早、ホントに経験値入ってる?レベルで上がらない。
せめて魔道具が最低2日と半日…最高で3日の効果だったらここまで時間を使う事にはならなかったはずだ。
「俺ら外の魔物倒してくれって攻略者……じゃなくて何とか者って言われてたのにさ、この国に居る時間長くないか?何年居るつもりだよ」
「確か完略者だったはずだよ、それに長くてもいいじゃない。このダンジョンが終わったら時間が無いから別々で旅に出ないと行けないんだよ?」
「拠点として王城にすぐ帰れるし、秘密拠点にだって帰れるんだから姿な見えないくらいの距離でモンスター狩りしてるくらいに思えると思うけどな。俺は」
昼食後の休憩での会話をしていると
「皆ちょっと聞いてくれ」
声のした方を見ると誠が使い終わった魔道具を持って立っていた。
「この魔道具ダンジョンの中でしか使えないし、この階層より低い所だと経験値が増えても雀の涙程度だから要らないよな?だから壊れるの覚悟でオーバーワークさせてLvを上げきってしまおうと思う。皆はどう思う?」
「制約つけてオーバーワークさせるの?」
「代償が無いとこの階層ではもう発動しないだろうからな。ダンジョンに決められたのか、神?か何かが決めたのか知らないが完成した時に鑑定情報で制限があったからな」
「複製とかコピー取っておいたらどうかしら?」
「そんな事して発動出来るのか?ルールを破る事しようとしてるんだから複製とか取ると発動出来ないんじゃないか?」
話し合う事30分後
「なら制約つけて発動させるって事でいいな?なら明日の朝8時から夜の8時まではモンスターを倒してLv上げするから、全員そのつもりでいてくれ」
次の日
朝食OK、昼食準備OK、夕食準備OK、戦闘準備もOK
「そろそろ始めよう」
12時間後
「上がった〜、やっと条件クリア出来た〜」
無事、全員が条件にあったこの階層でLv190まで上げるを達成する事が出来た。
「夕食食べて明日からの91階層攻略の為に寝ろよ」
疲れた顔をしながらも先生がそう言った。
バラバラに気の抜けた返事を返し、ダンジョン外で作って貰った夕食を食べる。
食べ終わると全員が就寝する。見張り番は今日も無しだ。今日は神夜もちゃんと寝ている。
翌朝
「おはよぉ!」
1番遅くまで寝ていたお陰か、今日から91階層に行くからかテンションが上がった状態の大司が朝の挨拶を全員に向かってした。
「随分ギリギリまで寝てたな、良かったな悠眞」
「そうですね、良かった」
「え??どういう事だよ」
「よし、さっさと朝食食べようぜー」
「おい!?」
いいから早く食べろよ、91階層に行くぞ。まだ誰も入った事が無い階層だ。楽しみだ。
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