第125話 作り始めて14時間
前世の事を思い出したながら符を作り始めてもう14時間が経った。午後2時頃から作り始めた為、今は午前4時になってしまっている。
符を1枚作るのに10分程かかるので沢山作ろうとすると今のように時間がかかる。
血鈍符、遅鈍符、活源符、回復符、捕縛符、帰還符、爆雷符をそれぞれ12枚ずつ作って置いた。
ただ帰還符や活源符、回復符などは沢山あった方がいいのでまた時間があったら作っておこう。
「流石に14時間ぶっ続けは疲れるな、皆はそろそろ起きるかもしれないが……俺は2時間程寝るとしよう」
頑張って作っていたと言うよりは前世を思い出しながら作ってたらいつの間にか時間が過ぎていたと言う感じだがな。
そして寝る間際に神夜は1つ思い出した事があった。
あ、結界の外のモンスター間引くの忘れた。と
神夜が寝始めて数分後
流石に14時間以上寝ていたので目が覚めたようで1人が起きて動き始めると、それに感化されたように全員が起きて動き始めた。
「……寝る前には無かった符が沢山置いてあるな」
「神夜寝てるな」
「ゆーちゃん……この量だとさっきまで起きてたって事だよね?」
「そうね、ゆーちゃんが符を1個作るのに10分くらいかかるって言ってたのを考えると、さっきまで起きてた可能性があるわね」
「だよな、10分で1つでこれ7種類?12個ずつあるな」
「14時間ずっと作ってたのか?2日間休憩がほぼ無かったのにか?14時間ずっと作ってたのか?」
「いくら寝なくても大丈夫って言っても体力が持たないだろ、これ」
「アイツ余り話さないけど前世武将だしな。仕えてた人達も共闘した人達も歴史に名を残してるくらいの人だからなぁ。戦ばっかだったとは言ってたらそれでだろうな」
「今も強いけど前世の方が強かったって言ってたよな?」
「言ってたな」
「アイツの前世を見てみたい……」
最初はほぼ男子だけだったが、身だしなみを整えた女子も後から混ざり神夜の前世についてのお喋りがその後数十分された。
「そろそろ身体動かしとけよ、今日も朝食食べたら魔道具使った時みたいな感じでモンスター倒していくぞ。流石に休み無しでではないからな。前と同じような流れでLv上げを頑張って行く」
前と同じとは魔道具を使った2日間より前の事だ。朝食と昼食を朝に作り、朝食を食べたらモンスターを倒し、昼になったら昼食を食べ、夕方になったら夕食を作り、食べて寝ると言う流れに戻ると言う事だ。
「んーーっと」
背伸びをしながら朝食を作る為に皆がいる場所へと向かう。
「あ、ゆーちゃん。おはよう。後でお話しようね」
「おはよう、ゆーちゃん。後でお話しましょうね」
眠たく無かった、符を作って置かないとと思い作っていたらいつの間にか時間が過ぎていた。と朝食後の休憩時に言ったが、そんな事は聞き入れられず、最低寝てと言った時間すらも寝れないの?と説教される事になった。
今日はちゃんと寝ます。
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