第122話 完成した魔道具
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「………」
全員が数分間沈黙している。あれから1週間と数日ほど時間が過ぎ、頼みの綱だった魔道具を完成させる事ができた。
完成した魔道具の効果はクラス全員に経験値増加効果を付与する。
なのだが、灰原が鑑定をして情報を見てみると……
ただし、ダンジョン内のみで使用可能。このダンジョンでは90階層では2日間効果を発揮する、そのあとは89階層以下でのみ使用可能
と書かれているようだ。これで経験値大量だ!と騒いでいたのにまさかの2日しかこの階層では使えない。そして地上でも使えない。こんな効果が付いたのは絶対ダンジョンのせいだろう。
しかし、これがダンジョン専用なら地上で地上の分を作ればいいやと思った矢先に灰原が更に情報を伝えてきた。
経験値増加能力を持つ魔道具は地上では既に決められた数がある為地上では作れません
とも書かれていたらしい。
もうこの魔道具1個作れば今後は楽出来るから頑張って作ろう。後少しだからラストスパート頑張ろう。完成だ!わーい!とテンションが徐々に上がっていたのにその結果がこれとは……
「先生としての助言だが……1日リラックスしてから先に進もう」
「そうですね、見張り番の交代だけはちゃんとしよう。じゃあ、今日はもう自由行動」
全員が様々な感情を込めた顔をしているなか、これまた様々な感情を込めた顔をしながら先生が口を開き意見を言った。
その意見に賛同するように誠が今日は自由行動全員に伝えた。
見張り番の人以外は自分の寝ている場所へと戻り横になり始める。
普段悩み事やショックを受けたら身体を動かすと言っていた人も俺を含め全員が横になる。
身体は後で動かすことにして今は無性に寝たい。きっと全員が思っていることだろう。
と思っていると今見張り番の人達も帰って寝始めた。
チャットが来たので見てみると結界を強くしてのでモンスターは大丈夫です。寝て起きたらモンスターを倒して夕食を作りましょうと連絡が来ていた。
どうやら全員がふて寝……寝て少し自身を落ち着かせるようだ。
昼寝をした後は結界の外にいるモンスター達を倒して夕食の準備を始めた。
夕食を食べた後は少し休憩の時間を取り、人によって行った時間は違うが鍛錬をして身体を全員が動かしていた。
夕食の時に明日から2日間はモンスターを倒しまくるという事が決定した。
明日からの2日間は寝る間も惜しんでモンスターを倒す予定のため寝溜めを行う人も少なくない。
休憩は流石にしないと倒れる可能性があるので、休憩は行う。
基本は全員でモンスターを倒すが、疲れが見えてきたらクラスの半分は休憩他は戦闘継続、数時間で交代で全員が休憩したらまた全員でモンスターを倒す。というサイクルで行う事になった。
しかし、休憩と言っても2日間合計3時間程度だろう。
2日間でLvを上げれるところまで上げて、次の日とその次の日は休憩を主に行う予定になっている。
2日間のLv上げで条件を達成出来たら5日後に91階層へと行く予定だ。もし無理だったとしても後数LvくらいにはなっているはずなのでLvが上がりしだい91階層攻略をする予定だ。
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