第120話 見張り番
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「グルうぁ……」
よし、こいつで終わりだな。
「見張り番面倒だと思ったけど交代の時間が明確だから楽だったな」
「ボスグルトリス倒すためなら3時間で交代でいいじゃんってなったもんねー」
「そうね、3時間交代にしたから分かりやすいのよね」
「俺は周囲を警戒しながら宝箱から出た物ん鑑定してたら疲れたけどな、後やっぱ暑い」
「だから気配がしたら確認すればいいんだって、暑いのはしょうがないだろ」
「暑いのは別にいいけど、気配探知はお前が異常なんだよ!」
「なんてことを言うんだよ」
見張り番は原則5人1組で3時間交代となっている。しかし、先生を含めて44人のこのクラスでは5人が8組、4人が1組出来てしまう。
なのでこの4人にクラス最強の俺が入る事になり、なら小晴と狐子佳も一緒でいいよねとなり、あと一人は……灰原でいっかとなった。
そして見張り番を3時間交代にしたのは丁度いいからだ。ボスグルトリスを倒したら交代にとした。
ちなみに朝8時頃に第一回目のボスグルトリスとの戦闘があったのでボスグルトリスが湧く時間は朝夜どちらとも11時、2時、5時、8時となっている。見張り番と1番不人気なのはやはり夜の2時〜5時までだ。11時と8時のボスグルトリスは夜の11時以外は全員で倒している、夜の11時は何故全員じゃないのか疑問に思うだろう。それは夜の2時〜5時までの見張り番の人はもう寝ているからだ。
初回の2時〜5時は俺達だった。
「後1時間くらいしたら起きてくるやつが出てくるな。それまで暇だな」
「別に今からもう少し寝てもいいんだよ?」
「俺は寝る」
「7時には起きろよ、灰原」
「分かってる」
灰原は足早に自分の寝る場所へと向かっていってしまった。
「2人はどうする?」
「とりあえず私が次の見張り番のグループを呼んでくるわ」
そう言いながら歩き出す小晴。
「ありがとう」
「ありがとうねー小晴ちゃん」
小晴の背中に向けて感謝の言葉を口にする。
そういえば小晴は次の見張り番呼んだらどうするんだろうな。
チャットで聞いとこう。
「狐子佳はどうする?」
「私もちょっと寝てくる」
「そうか」
「ゆーちゃんはどうするの?」
「俺は動いてようかな」
「疲れない程度にしといてよ?ゆーちゃん」
「分かってるよ」
狐子佳も寝るのか、小晴もチャットで聞いたら少し寝るわと返して来たから俺以外は全員寝るのか。
「引き継ぎは俺がしとくから狐子佳も寝に行っていいぞ」
「ありがとう〜ゆーちゃん。おやすみ〜」
「ああ、おやすみ」
次は……ああ薬柳班か。
数分後
「ん、来たな」
「神夜おつかれ〜交代しに来たぞ」
「他は?」
「もう少ししたら来る」
「そっか、なら俺は鍛錬しに行ってくる」
「元気だな……」
「俺はそんな寝なくても大丈夫だから暇なんだよ」
そうして朝食と昼食を作り始める時間までは鍛錬をして過ごした。
朝食を食べたあと少しの休憩を入れて81階層の攻略へと移った。
今日からは82階層へと行ける場所を探しながらモンスターを倒し、道中で宝箱探しもしながら歩き回る予定だ。
階層によってはギミックを解かなくては進めないなどもあったのでしっかり見落としがないように見ていく。
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