第106話 あのオッサン
午後の別れ方
情報収集組、武器等の制作組、ポーション等の作製組となっている。
しかし今日は特別で明日からは決めてるルーティンで日々を過ごす。
明日からは朝はこれから必要な事をする。例えば装備作り&強化、耐性上げの薬、回復用に使う物などをする。昼食後からは鍛錬をすると言う具合にやっていく予定だ。
「おいおい、オルジュ・ルーベって結構イカれた奴じゃん。危険な奴だからこれは強くなって行かないとな……知力も武力も」
と世界智冠に出てきそうなイカれた奴らを探しているクラスメイトの1人が思わずと言う感じで呟く、そしてメモを取っている。要は悪寄りの人を調べていると言う事だ。
もちろん逆に世界智冠に出てきそうな正義や優しさを持つ人を調べている人もいる。そっちもそっちでメモを取っているな。
俺は本や情報屋を使って一定以上に強い奴らを調べている。その整理をやっている。
「まぁまぁ、強い奴らいるなー、そりゃこんだけ国があって、世界が広かったらそうだろうとは思うけど」
今生きている奴らも調べないといけないのは当たり前だが、最悪アンデットとして過去の強者と戦う事も想定するので過去の情報も集めている。
なので情報の量がとても膨大だ……1日や2日で終わる量じゃない。まぁ、でも時間かけてしっかりするしかない。
皆が集めて整理した情報は物作りチームが新たにマジックバックに追加した機能のブックで見られるようになる。綺麗に整理したやつを魔法でコピーして読み込んでいくようだ。
マジックバックに機能詰めすぎて最早マジックバックと言うかオールマイティな入れ物になってしまっている。便利だからいいけど。
「ん?これは……もしかすると、もしかすると……?」
こんなやつがいるんだなーと現在の強者をメモに書き写しているとある人物の紹介で目が止まった。
名前 グレナ・トレイタ
場所 グラインド公小国
年齢 34
所属 無し、拠点はグラインド公小国
備考
単体で都市が壊滅する程のドラゴンを討伐、巨大な太刀を使い、素早い移動を駆使して敵を倒す。性格は単純
場所はグラインド公小国で太刀を使って素早いオッサンなんて絶対俺と常世の中で一瞬戦闘になったオッサンだろ。
「まじか、あのオッサンやっぱり結構強い奴だったんだな。常世の中じゃなかったら負けてたかもな」
これはやはり鍛錬やLvアップを頑張らないといけないようだ。
その後も黙々とやり続けているとすぐに夕食の時間になった。
モグモグ、ゴクン
「やっぱり集中して物事をしているすぐに時間が経つな。そんな時間が経ったのにまだ終わらない整理が恐ろしい……」
ちなみに小晴と孤子佳は夕方くらいにはある程度動けるようになったので情報集めと整理をしていた。
しかし……まだ1人では食べれないと言う。俺がカバーするからみたいな事を言ったからだろう。なので昼食と同じように食べさせていく。
夕食を食べ終えたら全員部屋へと戻って行き、そこから自由時間になるので好きな事をする。
2人を支えながら部屋まで戻り、3人でお風呂に入って布団へと倒れる。
小晴と孤子佳は朝は殆ど寝ていたがまだ疲れは取れないようでお風呂では殆ど寝ているような状態だった。
長湯はせずに10分ほど湯船に浸かるとすぐに上がりベットに寝れる状態にした。
「今日は疲れたから早めに寝るか」
「早すぎるけど……眠いから寝る」
「私もそうするわ」
「なら俺もそうするか」
こうして3人は21時辺りに就寝をして疲れを癒した。
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