第105話 普通に食べれないようだ

間違えてフォローした方すみません。

書きたい作案が多すぎて決めれない……


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体外魔力操作鍛錬……つまり空気中の魔力を操作する鍛錬をすること3時間半。そろそろ昼食になる為鍛錬を止めて未だに太ももに頭を乗せている2人を撫でる。


うーん、余り空気中の魔力を動かす鍛錬は進んでいない。今は思い浮かぶ風景の主役となる物が綺麗に出てくるが他が余り綺麗にでないという感じになっている。もっと鍛錬しなければ。


そういえば、鍛錬を始めて少しすると大司と悠眞がマットを持ってきてくれたので、それを小晴と孤子佳の椅子の上に置き簡易ベットのような状態にした。


俺が鍛錬を食堂でしているように他の皆も食堂で出来る鍛錬をする人は当然いる。と、言っても余り少人数行動はしないようにしているのでクラスの3分の1くらいはここにずっといる。


他は物作りチームと工房部屋へ行ったり、福間や薬柳と健康診断をしたり、薬調合なのを手伝ったりとしている。


「そろそろ他の皆が昼食に戻ってくるな」


俺は前世で培った気配探知で人が大勢歩きながら戻ってくるのを感じられる。そして人によって持ち方は異なるが絶対に全員の気配がするアイテムバックを持っているのを感じる。


「はぁー、工房暑いんだよ。外がどこも涼しく感じる」


工房へと言っていたクラスメイトがそんな事を呟く。そうして物作りチームにお前が作って欲しいって言ったんだろ!と怒られている。


「神夜君が言ってた通り……薬調合君は火薬の変わりが作れるのね……全部危険がない植物から作り出したのに……」


「あながち否定出来なくなってきたのがなんとも言えない」


どうやらまた爆発したみたいだ。もう火薬庫だな、あいつ。


そんな感じにぞろぞろと入って来た皆は適当に椅子に座っていく。そして俺が頼んだ本を手に持ってきてくれている。


そうしているとメイドさんと執事さんがドンドンと料理を運んで来た。


「おーい、2人ともそろそろ起きてくれ」


眠っている2人をユサユサと揺らす。


「う〜ん、なぁにゆーちゃん?」


「なにぃ?ゆーちゃん」


「昼食だぞ、そろそろ起きてくれ」


そう言うと2人は身体を起こして椅子にしっかりと座る。


そうこうしている内に料理が全て運び込まれたようだ。メイドさんや執事が数人壁に背をつけるギリギリの所で立っている。


そうして昼食を食べ始める。


俺は普通に食べれるが俺の太ももで寝ていた2人は普通に食べれないようだ。


「ゆーちゃん次野菜食べたーい」


「私は主菜が食べたいわ」


「まぁ、待てって。ハイ、孤子佳」


「んー!美味しい!」


小晴がなんか言う前にすぐさま主菜を小晴の口元に取って運ぶ。


「ハイ、小晴」


「んー!美味しい、ありがとう、ゆーちゃん」


2人は自分で食べれないから食べさせてと言い出したので食べさせている。


そうして数十分後全員が昼食を食べ終え解散となった。


昼食後はまたさっきと同じように分かれてやる事をやり始める。


昼食には使わなかったテーブルに本を置いていてくれたのでそれを自分の所に持ってきて情報が無いかを探っていく。


流石にコレは俺1人ではなく食堂にいる皆でやっている。少しでも多く、早く情報を集めるために。

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