第104話 ドクターストップ
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話しが終わり、解散宣言をしたので事前に頼み事をしていた小晴と孤子佳に声をかける。
「小晴、孤子佳、これから大丈夫か?」
実は夜にやれば良いと言う話もあったが疲れて動けない2人を狙って夜に強襲されたら他の皆からの支援が得られないかもしれない。なので朝方やってしまい夜には万全とは言えないモノの戦闘は出来るようになってはいるだろうと言う事なので今からやろうと言うことだ。
「いいわよ」
「いいよー!」
「幻の神隠れ!」
「
フラリ
2人が倒れそうになるので両手で2人を支える。
「危ない、後ろに倒れなくて良かった」
「んー、ゆーちゃん疲れたー」
「疲れたわー」
魔力を殆ど使用した2人を椅子を2つずつ使って横になれるようにする。
「ありがとう、ゆーちゃん」
「ありがとうね、ゆーちゃん」
昼食を食べたから部屋に戻るつもりだからそこまでは少し我慢して欲しい。
「柔らかいマットを大司と悠眞が持ってきてくれるからそれまでは我慢してくれ」
「うーん、ゆーちゃんの太もも貸してもらうー」
「私もー」
そう言って余りスペースがない太ももに2人が頭を乗せ目を閉じ始めた。
「まぁ、魔力回復まで暇だろうし、いいか」
その後魔力操作の練習をしようとすると……
「あ!それはダメだよ!神夜君!それ体内魔力の鍛錬する時に使うやつでしょ!やるなら空気中にある魔力を操作する鍛錬にして!」
唐突に福磨からドクターストップがかかる。
「後コレも飲むこと!薬柳君が作った薬!」
「爆発はしないか?」
少し離れた場所にいる薬柳に目を向ける。
「俺をなんだと思ってるんだ。アレは制作途中の事故で薬にそんな作用はない。そんな爆発なんてしたらただの火薬の変わりみたいじゃないか」
「お前火薬の変わり作れるのか……」
「おい!?」
爆発はしたんだから火薬みたいなもんだろ。
「まぁ、いいか。この薬は食後に飲めばいいのか?」
「そうだね、ご飯を食べ終えたら飲むって覚えといてね」
「了解、早速飲むか…水…水…」
と辺りを見渡すとすぐに水がメイドさんの手によって運ばれてきた。
早い。
「ありがとうございます」
それを受け取って薬と一緒に飲む、一応身体に症状が出るものがないかを灰原にこっそり確認してもらってから飲んだ。
「苦くないな、この薬。薬柳ー!ありがとうな!」
さっき火薬の変わりを作っているとからかったので不貞腐れているだろうか手をヒラヒラとこちらに向かってするだけの返事だった。
「薬も飲んだ事だし、魔力操作鍛錬を始めるか……」
ドクターに空気中にある魔力を操作する鍛錬なら良いと言われたので早速その鍛錬を始める。
薄いガラスの正四角形の魔道具を取り出す。この魔道具は空気中の魔力を動かするとそれが可視化する事が出来ると言うコンセプトで作られた魔道具だ。
例えば正四角形の中に炎の龍を作り出したいとイメージして魔力を操作すると上手くいけばちゃんと見えると言う感じだ。
設定が幾つかあるが、今回は体内魔力を禁止と言う設定を使用する。もし体内魔力を使ってしまったらデカデカとバツが表示されるようになっている。
俺の場合は体内魔力を少しずつでも使っていると療養期間が長くなるので魔法で体内魔力の使用を禁止された状態で行う。
さて、早速やって行くか。
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