第59話 消えゆく人ならば答えよう。はっむ
PV800越えありがとうございます。これかも頑張って行くのでよろしくお願いします。
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「まず聞きたい事があるんだがいいか?」
とりあえず聴きたいことは本当にゲームの世界から転移したのかだ、後はあの魔国はゲーム内でどんな国だったのかと、ゲームの中で良い国はなんと言う国だと言うことだ。お喋りな奴らだと良いな。
「いいでしょう。消えゆく人ならば答えよう。はっむ」
……はっむ?え?何それ、キャラ付けか?それにしても変なやつだな。まぁ、答えてくれるならなんでもいいか。というか眼鏡の奴が喋るんじゃないのかよ。誰だお前、中央にいるハムみたいな色してる奴か。
「あの魔国はお前らがやってたゲームではどんな立場だった?」
お、何故それを知っている的な目で見てくるな。お前らが見捨てた2人からに決まってるだろ、考えろよ。
「あの国は終わりの国だ、世界を終わらせる元凶はっむ」
こいつの口調面倒だなぁ。まぁ、最後にはっむが付くくらいならいいか、全部にはっむ付いてたら流石にイライラする。
「尾張の国……?!そんな事があっていいのか!?」
ということはあそこはには信長殿が!?信長殿の遺体は弥助が丁重に埋めたと言っていたはずだ。俺もそれを確認したし半妖のあいつも確認した、信長殿の無念が残って出た妖怪も打倒して黄泉に送ったはずだ。ならばもしかすると転生……?これは一大事だ。帰ったら聞くとしよう。
「……?そうだぞ、残虐非道と言う言葉だけでは語れないのがあの国だ。…はっむ」
語尾忘れかけてるし、なんだこいつ。
「ふーん、なら逆に良い国は何処だった?というか答えれるって事はゲームから転移してきたって事でいいな?」
聴き忘れてたけどゲームから転移はほぼあってるだろうなーさっきの2人も美形だったし、髪の色とかもそういえばピンクと黄色だったもんな。あの男女。
「そうだ、我々はゲーム内から転移したのだ。愚者め、さっさと分かれ。良い国は我らを召喚したルーテン王国とグーリア帝国だけだ。他はまあまあだ」
え、1000国以上この世界に国はあるんじゃなかったか?いい国少なっ!後やっぱりこいつイラつくな……早く斬りたい……はっ!危な!まさかそれを狙って……?あれ?今度眼鏡が喋ってるな、だから中央寄れや。
「よし、そろそろ帰らないとだからさっさと死ね愚者」
「愚者はお前らだって言ってるだろ、それと魔国が悪だったのかもしれないがこの世界でもそうなのか?それと悪だったとしてもお前らと同じく召喚された俺達が何をした?それが俺らを殺す理由か?」
「コード精霊 フェーズ2 火精」
「コード獣 フェーズ2 老犬」
「コード獣 フェーズ3 大猿」
おいおい、待て待て待て!出し過ぎ出し過ぎ!もしかして雑魚って言った2人まじで雑魚だったのか!召喚系のゲームなのに槍使ってたのか!?あの男!女もフェーズ1だったよな!?
「コード龍 フェーズ1 土龍」
なんだ土竜ってモグラじゃね……か!危な!炎吐いて来たぞ、普通にドラゴンじゃん!にしても小さいな。
召喚されたモンスター攻撃はファイヤーボールや直接殴りかかって来たり噛み付い来たりが主だな。
今の所は全部躱すかいなしで耐えているがこのままじゃ殺られる。
躱していると急に睡魔に襲われた。よく見ると奥にゾンビがいるようだ。
という事は、誰かアンデッド系統のやつまで召喚しやがったな。精神攻撃か、クソ!
とりあえず考えろ!見極めろ!生き返らせる人は3人はいるんだからな!俺が今殺られたら全員死ぬと思え!
召喚してる奴らって身体能力高いのか?確かめるしか無いな。さっき見た女はそんなに身体能力は高い気がしなかった。召喚したモンスターで戦うゲームならそこに勝機があるかもな。
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