第37話 これはもう遅刻
「俺ら何処に行こうとしたんだっけ」
「「城下町」」
「確かに……とでも言うと思ったか?武器屋行くんじゃなかったか?」
城下町に行こうぜ!とは言ってたな。でもな、でもな?武器屋や鍛冶屋へ行って自分の欲しい武器、この人に作って貰いたいとかを探す為に城下町に行ったんだよな?なんで俺ら食品見て普通の大書物館で本読んでカジノらしき所に行ってんだよ。こちらは成人しか入れませんとか書かれた所有るんだけど、え、確実にR18ですよね。というかこの世界は成人って何歳からだ、世界で決まってるのか国で決まってるのか知らんけど。
あ、因みに城下町に行く時は流石にダンジョンに行くような装備はしてないぞ?ただ物作りチームが作った【
話を戻して、皆は自分がこの服着たいって言うのを城に取り寄せて貰ってその服を着て城下町に行ってるな。まぁ、だから流石に服が1着はダメだろと言う事で服屋に普通は行くんだよ。だから大体皆は服屋、武器屋、鍛冶屋に行くはずなんだよ、俺らはどうだ?食品売り場、普通の大書物館、カジノって……しかも色んな魔法とか錬金術とか色んなさ、色んなファンタジーだ!みたいな書物が置いてある大書物館じゃなくて歴史書とか農業とかが置いてある書物館に行ったんだぞ!?何しに来たんだっけ、城下町には。
あ、そう言えば食品売り場の近くにあった料亭のご飯美味しかった。あれ?今何時だ……?
「クソ!外れた!」
「外れた……!?当たった!」
「「わーい!」」
「気楽だなぁ、あの兄弟。!?当たった!わーい!」
誰だよ、魔法スロットとか色んなので賭け事出来ますって考えたやつ。めっちゃ良いな!
実は17時には王城に帰らないといけない。何故なら19時の夕飯まで全員で情報交換をする為だ、あの武器屋でこんなの買ったとか、あそこの服可愛いの多かったよとかを話合うのだ。勿論今カジノにいる3人以外はもう王城に帰っている。只今の時刻17時15分、これはもう遅刻。
〈ザワザワ、ザワザワ〉
「3人とも?」
「おい、遅刻者3名」
聴こえる筈がないだろう、R18いや、成人済みの人だけが行ける所を覗き見しようとしているのだから。
「神夜見えるか?」
「ギリ見えないな」
「うーん、ちょっと横に移動しますか」
ガシ
「「「見えた!ん?」」」
「時間厳守だよ?ゆーちゃん?」
「時間守れよって朝言ったよな?」
そこには目も口も笑って居ないのに微笑をしていると錯覚させる狐子佳と青筋を浮かべている先生が居た……。
成人済み人じゃないといけない所は更に奥で男女に別れたりしてるだけでそれ以外は見えなかった……。そしてなんで目も口も笑って無いのに微笑を浮かべているように見えるんだろうか……。
「帰るぞ」「帰るよ」
「「「…………」」」
ズルズル、ズルズル
「「お騒がせしました」」
「「「…………」」」
俺と大司達の考えている事はただ1つ、成人済みの奥は更に別れてるのかよ!とやべ時間遅れたし、見た所どうでもいい所しか無いわ、どうしよ。めっちゃ怒られそう。と言う……あ、2つだったな。2つだけだ。
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