第36話 城下町へ行こう
なんだろう、何か懐かしい事を夢で見た気がする。もしかすると前世の事を夢に見たんじゃないかな、とても気分がいい。って事はまだ平和だった時の夢だろうな。
ゲーム大会から早2ヶ月、ダンジョンは53層まで到達した。しかし50層からの攻略が困難を極めた、50層までは階層と同Lvだったら行ける事が多いらしいが50層を超えると階層によるらしいが階層数+αのLvがないと難しいらしい。
しかもαは色んな数字になるらしい51、52層はそれぞれαが1と2だったが53層は8らしい……つまり適正Lv61と言う訳だ。どこが難易度ノーマルなんだろうか、そりゃ他国からは難易度ノーマルじゃないだろうね!ハード超えてるよ!これ!ん?これで難易度ノーマルってことはさ……他のダンジョンはもしかして……?でも1個だけ面白いのは53層は適正Lvは61なのに54層は適正Lvが55と言う事が何故かとても面白い。誰だよこのダンジョン造ったやつ、訳が分からん。
よし、考えるのを辞めよう、なるほど。こんな顔になる訳だ……攻略してる間に急に顔色が悪くなったり、おわっマジかよ……てなったりしてた奴はこれを考えてたのか。確かになるなこの国のダンジョンは複数有るからな……これが難易度ノーマルと言われる程のダンジョンが他にあると言う事じゃないのか……。α部分が100とかのダンジョン無いよな?
「おい、神夜ー!行くぞ!」
「今日ダンジョン無いぞー」
「城下町に行くって言ったはず」
「あれ?あー、言われて見れば言ってたな行くぞ!」
そうだった大司と悠眞に誘われたんだった。皆Lv56を超えてステータスもより上がったので城下町には休日に限って行ってよし!と王様が言ったことを王女が伝えに来た。王様が伝えに来ないのかよ、とは思ったがなんか忙しいみたいだな最近は特に。
「よし!街を見て回ろう!神夜も行くだろ?」
「お前が誘っただろ、大司」
「いや、僕らは城下町に行かない?って誘っただけです」
「え、城下町まで一緒に行って着いたらあ、じゃまた城で!楽しめよー!ってする気だったのか?おかしくない?」
「「言われてみると確かに」」
うーむ、ポンコツ。金はある。ダンジョン潜ってるからな!今金が無いのは食べ物を買いまくった奴とか高い装備を買ったとかとりあえず欲しい物を買った奴とかだな。そろそろ装備を新調しないといけないんだが、とりあえず城下町の武器屋とか色々見て来いって言われたんだよな。王曰く、自分にあった装備が既に売られているかもしれないからと言っていた。そして自分がこの人に作って貰いたい!とかあるかもしれないからなだってさ。流石にまだウチのサークル内の物作りチームもとても良いと評判の鍛冶屋とか薬師屋とかの人以上の物は作れない。
王様の言ってることは一理有るなと全員が思ったのでそれぞれで城下町に行って色々見て回ってる。俺の前世の愛刀が有ればなぁ……特殊な刀で俺しか使えないからなぁ、他の人が触ったらどうなるか分からないから死ぬ時か分からないけどここに埋めて置こうって埋めたはずなんだけどな……転生して埋めた場所探して掘ったんだけど無かったんだよ、箱ごと。誰かが掘って持って言ったんなら今頃ヤバい刀100選!とかの上位に載ると思うんだけど無いからな、しかも箱の形の空間がぽっかり空いてる感じになってたからな。よく分からん!ショックは受けたけどな、盛大なショックを……
まぁ、そんな事を思ってもしょうがない。あいつらまだこっち見てるな。俺のせいだけど、良さ!
「よし!大司も悠眞も行くぞ!」
「「神夜待ちだったんだけど」」
分かってる、分かってるから!行くぞ!
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