第24話 常世展開すれば!?

ステータスを見ろってさ、見るか!なんかワクワクするな、楽しみだ!いざ!ステータス!


名前 : 楪神夜 Lv47


状態: 健康


クラス :武将


力:1205 魔:1653

速:1564 防:1469

智:1637 幸:4


[スキル]

オールマスターLv2

破魔Lv2

妖術Lv3

忍術Lv3

刀剣Lv5


[称号]

元最強武将、常世の主、魔を枯らす者、智者、ハーレム、転生者、転移者、最レアモンスター討伐者


Lv47!?Lv1から!?凄いな、お?刀剣も5に上がってる、長時間使いまくってたからか……ん?他のスキルもLvが上がってるな……マスターは上がらないのか……何故他のも上がっているんだ?自身のLvが一定以上上がると強制的にスキルLvも上がるのかな?称号も増えてるな、最レアモンスター討伐者?読んで字のごとくなら最もレアなモンスターだったのか!?後思うんだが46もLvが上がってこのステータスなのか?400〜600程しか上がってないように思えるんだが……ま、皆に聴いてみたら分かるか!


「皆Lvはどのくらい上がった?」


「45」 「46!」 「48」


あー、皆50手前ぐらいまで上がってるのか。


〈ステータスは上がったか?上がってたのならどのくらいまで上がったのか教えてくれ、そして少し身体を動かして慣らしてから先に進むぞ〉


「2000は超えたよ!」


ん?


「3000間近まで行ったぞ」


んん?


「私は3800位だな」


は?え?(笑)


「「ちょ、ちょっと待て待て」」


ん?もしかして誠もか?もしかしなくても武将と勇者は……もしかするとぉ!


「「俺まだ2000すら超えてないんだけど!」」


同じじゃねぇか!チクショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!



「「「「え?」」」」


何その可哀想な目、もしくは意味が分からない化け物を見る様な目はなんだ!?


〈あ〜、お前ら2人は幸が4と、9じゃ無かったか?〉


「そうだけど」 「そうですけど」


え?関係有るの?確かに4と9はそれぞれ死と苦が近い又は大きい程ステータス等が上がるって言ってたけど……この言い始めじゃ、死と苦が関係無い時は余り上がらないって事じゃ!


〈それが原因だ、死と苦は今回関係無かっただろ?苦はあったかも知れないが誠は単調な作業が長く続いたりしても苦にならない人種だろ?だからだな。神夜に関しては死なんて全く無い状態だったからな〉


んんんんんんんんん!


「「どぉしてだよォォォお!」」


「いや、待て!神夜は分かるが俺は数時間同じやつに攻撃して体力的に苦しかったはずなのに上がってないのはどういう事だ!?」


〈何処がだよ、意気揚々と敵に攻撃してるやつの何処に苦しみが見いだせるんだよ〉


フッ、誠の肩に手をポンッと置くそして仲間だなと言う意思も乗せる。


だってそんな事言ったら俺は別に命を賭けた事とかはしてないけど!いや、命を賭けた冒険をしている最中だけど!上がらなかった!


〈まぁ、でも安心しろよ。これからLvが上がる時にそれぞれ死と苦が大いに関係していたらステータス等が爆上がりするから!気に病むなって!〉


「あらあら、私2人追い越しちゃった♪」


「「五月蝿いぞ藍那」」


「今からトップは私!最罰者ね!」


「ハッ!」


「どうした神夜!?」


「常世展開すれば良かったんじゃね?」


「それ〈「辞めろ!絶対辞めろ!」〉だ!」


「「何故だ、俺は、俺達は!強くなれる!」」


「HAHAHA!藍那すぐにまた追い越してやるよ!」


「HAHAHA!そうだな!神夜!」


「ねぇ、小晴、あれ止めて来て」


「無理ね」


「なんで!?狐子佳と妃芽は?」


「「無理ー」」


「だからなんでよ!」


「「「あの状態のゆーちゃんは止めれない」」」


誰も神夜と誠を止められない、しかし唯一止めようとしている事がある。それは神夜の常世の展開である。


「よし!次の敵は俺と誠でやる!」


「だから常世使うな!って言ってるだろ!?聴けよ!人の話!」


「何にも♪話が♪聞こえません!」


あーだこーだ言ってるうちに時間は過ぎて行くもの……。


「早く出発しないのかねぇ」


〈あ、最レアモンスター討伐って書いてある〉


個性って有るよね。人それぞれ。世界が違ってもそれは変わらないみたいだ。


「ぅんん!俺は人間を辞め「ストップ」」


ドォーーーン!


「止めたよ、物理ではない方法で。俺は魔法が使えるんだ」


「おい、Lv上がって威力上がってるからあいつ壁にめり込んでるぞ!」


「あ」


いつ出発する事やら………楽しそうで何より。


「いつ出発するの……ねぇ」


そう、戦闘員じゃない回復役の者は思うのであった。

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