第19話 ギルドについて
実はこの世界、異世界定番の冒険者ギルドと言う物が存在しない。しかしギルドと言うのは存在している、辿り着くのは極一部だが。
辿り着くのは極一部と言ったが秘境や高レベルの魔物が沢山いる場所を切り抜ける必要が!と言う訳では無い。なら辿り着くのは極一部と言うのはどう言う事なのか?と思うだろう。
ギルドと言うのは結論を言うならば誰でも作れる、しかしギルドになるまでの道のりが大変過ぎるのだ。まずはソロから始まり2人以上5人未満のパーティーとなり、5人以上180人未満になればサークルに、そして180人以上500人未満になるとクランにそして500人以上2000人未満となると血盟、2000人以上となるとギルドという風になる。なんだ人を集めるだけじゃないか、簡単だろ?と思うかとしれないが名称が変わるためには全員が一定以上の強さじゃないと上がれない。これが1番辛い。
なんか色々と思う事があるかも知れない、実際神夜達もクランと血盟とギルドってほぼ同じじゃないの……?サークルって……は?みたいに思っているらしいが関係無い、この世界はそうして成り立っているのだ。そして異世界定番で言う冒険者ランクはS級!とかプラチナ!とかでは無い、倒した物の一部を加工して身に付ける事で強さが分かる。例えば定番のゴブリンを倒したならゴブリンを倒せる程度の力があると言う証明になる。しかしゴブリンはゴブリンでも高ランクのゴブリンや進化も何もしてないゴブリンなのに高レベル!と言う事も考えられる、そうなると実力が分からなかったりもした。実際に過去に特殊な場所に居た高レベルのゴブリンを倒した者達を雑魚だと煽った者達は相手を怒らせ半殺しにあった様だ。自業自得だな。
しかしそれは過去の話、今は特殊な魔法がかかった所謂マジックアイテムと呼ばれる物を使うお陰でそんな事は無くなった。何故か?それは鑑定スキルが無いものでもそれが何物の一部かが見える様になったからだ。
例えば
ゴブリン Lv5 これと言って特殊な事は無い、普通のゴブリン
こんな感じになったからだ。
なら素材を買って、又は貰って偽る事が出来るのでは?と考える者が居るのは必然。当たり前の様に駄目だ。買ったり、貰ったりした物からは上記の鑑定結果が人に見えないからだ。見せることも出来るがそれをするのは商人くらいだ。商人だと買った物で財力を、貰った物で交友関係を一発で伝えられるからだ。
神夜達完略者は上記の事を訓練中に聞いていたので、ならダンジョンに入る前に作ってしまおう。と、なったので5人以上180人未満のサークルを組んでいる、サークル名は清濁併せと言う。特に反対意見は無く、それでいいよと全員が言ったので決定となった。強さトップ3は神夜こと武将、緊張勇者、最罰者となっている。
ところ変わって神夜達は王城から魔車でダンジョンがある場所まで向かっていた。
「全然揺れなくて快適」
「お尻痛くない」
などの感想が出るほど快適な魔車を使っている。街並みはしっかりと整備された道や家、公園などがあり見ているだけでとても楽しい景色が広がっていた。
さぁ、ダンジョンがある場所までもう少しだ
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