第16話 説明書はちゃんと読もう
「何だここは……凄いな」
時はシャワールームへと入った神夜へと、そこには本当には一部屋以上の大きさと設備が揃っていた。本当にルームみたいだ。確かにシャワールームだけど。
入って真正面奧にまず何か玉が上と下に埋まっている。下にある意味が分からない、何故だ?そして更になんか浮いてる物まである。左に髪を乾かすのに使うのか知らないがよくあるUFOみたいな形をした物がある、それと鏡。右には水?が飲めそうな装置?がある。そして何故トレーニング器具があるんだ、トレーニングした後すぐにシャワーを浴びれます!って事なのかな……トレーニングルーム別にあるんじゃないのか?無いのか?
「ん?なんか文字が浮いてるな……何だこれ……」
よく見ると説明書の様だ、書じゃないけどな。
「あの玉が上下埋まってて1つ浮いてるのはシャワーなのか……独特だな」
なんとお湯が出るらしい、使い方は簡単。自分でこのぐらいの熱さと念じると自身の魔力を使ってお湯が出るらしい。そうなると疑問が浮かぶよな、絶対に。下にある玉要らないだろ、何に使うんだよ!って、実は更に魔力を使うと小さいがお風呂が出来るらしい、お湯は宙に浮くみたいだ。異世界だと改めて感じた。待て、水だけ浮いても身体浮いてないからゆったり出来ないだろこれだと。
「お風呂出来るならシャワールームじゃないだろ……改名しろよ」
魔力凄く使うんじゃ……と思うかも知れないけどそんな事は無いみたいだ、大体の人が使えるらしい。なら魔力がない人はどうするんだってなるんだけど、そもそも王城に来れる時点で誰か連れにやって貰える人が居るだろうと言う事だ。居ない場合は魔力を込めた紙みたいのを貰って壁とかに貼ると使えるみたいだな。
「さっさと済ませないと……」
まず上に埋まってる玉からお湯を出して全身を簡単に洗い流そう。
「ぶはぁ!ぶばばばばばば!ばめ!はぁはぁ……浮いてる玉を使わない時は横にずらしとけってこう言う事か……」
注意書きで書いてあったのだ、初心者は上手く場所等を設定出来ないかも知れないので使わないやつかをズラす又はズレて使って下さいと……頭!からお湯を被ろうとしていた神夜は頭よりも下に浮いていた玉が頭を目がけてお湯を出した様だ。良かったな!自分で思い通りのお湯の温度が決めれて!あっつ!とか冷た!ってならなくて!良かったな!
ん?説明書見たら浮いてる玉は風呂のサイズを空気で決定するものって書いてあるぞ?なんで顔にお湯が来たんだ?
実は説明書の後の方に上、中、下にある玉は違いが有りません。前に記載してある通りの役割で使って下さい。と書いてあったのだが神夜は上から水を出すつもりで浮いてる玉から水を上に出したせいだった。
そんなこんなで身体を洗い終わった。
「はーさっぱりしたー着替えてさっさと向かわないと」
服が汚いんじゃ……と思うかもしれないが、そんなことは無い!何故なら洗濯&乾燥をさてくれる物がおいてはあるからだ!便利!
「このUFOみたいなのは被ればいいのか、へぇー」
カチャ
「あ、髪の部分だけど覆われた」
ブーン、スン
「ん?あれもう終わったのかなんか変な感じだったな……特に終わる時」
なんだったんだろうか?と考える神夜、しかし急がないと行けない事を思い出して一旦考えるのを辞め向かう事にしたようだ。
「さっさと行くか……俺最後じゃん……皆早すぎ……」
今日の昼食は誰も倒れませんように、美味しい物で有りますようにと思いながら急ぐ神夜であった。
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