第5話 城内探索をしよう

俺だって今も忍術(魔法)使えるし、妖怪やら霊だって攻撃出来る。だからこそだ、攻撃やら逃げる為のものが多いから狐子佳の制服を乾かしたりとかは出来ない。俺がやろうとすると狐子佳ごと消え去るかも知れない……そんなのは嫌だからな、こっちの世界の魔法も使えるようにならないとな。特に日常で便利な魔法を習得したい。


「追い出されたし、城内でも探検するか。1人で行ってもいいけど折角だし同行者でも探すか。あいつどの部屋行ったんだ……多過ぎるだろ部屋……」


ガチャ


「あ、居た」


発見、部屋出てから斜めに10部屋ってとこかな。


「よう、城内を探検しないか?」


「「短…剣っ?」」


「探検だ、昼まで時間あるし行くぞ」


「探検かぁ、神夜も行くの?」

「探険か、いいな行くか神夜」


「俺が誘ってんだから行くわ」


こうして双子兄弟を連れ出した。


容姿は双子だけあって似ている、性格も似ている。なのですぐにどっちか分からない。髪は茶髪、黒目。身長は174cmくらいだな。俺は177cmくらいだ。


名前は兄が川吹大司かわぶきたいし、弟が川吹悠眞かわぶきゆうまだ。まぁ、イケメンだな。見分け方は声を聴くことだな、兄が低く、弟の方が高い。今はパッと分かるように色つきのボタンを肩につけている。


兄が白、弟が黒だな。白黒つけたい、とクラスメイトが言ったからそうなった。本人達も承諾したから今こうなっている。


「にしても広いなー、まず部屋が広い。」


「兄ちゃんと2人で部屋使ってるけど、十分以上に広さがあるね、神夜はそうでも無いんじゃ?3人に連れていかれてたし、合計で4人でしょ?」


「確かにな、それに何故1人で歩いでるんだ?と言うか話聴くんじゃなかったか?」


「アホの子……は、怒られるから言い直そう。王女に出会ってな。部屋に連れてけって言われて連れていったら女子だけで話すって言って追い出された。まぁ、ついでに何故かも言うわ。狐子佳が風呂場で転けて温泉に突っ込んでな、変わりの服とかあるのかとメイドか執事の人に聴こうと思ってたんだよ。その途中で王女に出会って王女の魔法で狐子佳の制服を乾かして貰ったんだよ」


「あー、王様が話してる時に神夜睨んでた子か」


「魔法かぁ、いいな僕らも使えるようになるのかな?」


「さぁな、また昼に話すんじゃないか?メイドや執事が居ないのは昼の準備でもしてるんだろうな」


「さ、行こうぜ!城内探検と行こうじゃないか!」


「待て待て、広いだろうし2時間くらい探検したら部屋戻らないと行けないだろ。今が9時頃だとしたらな、11時頃になるだろうし、昼ご飯食べれなくなるかも知れないからな」


「兄ちゃんの言う通りだね、道を覚えながら行こう」


「俺も怒られたくないからな、そうしよう。」


こうして城内探索で綺麗な庭、城下町を見下ろせる場所など、なかなか良かったが階段多いし、道沢山有るし、おかげでちょっと疲れたので部屋に帰ろうとしたら王様だったような声がしてきた。そんなもの盗み聞きするしか無いだろ。

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