第3話 異世界へようこそ
〈はぁ、やっと聴いてもらえる……取り敢えず異世界オービューへようこ……〉
そう言えば王様(仮)は酷いから王様?くらいにしとくか、そいつしか喋って無いけど他の人達何してんだ?
兵士、側近、宰相?を見る。順に王様?を憐れむ、何故聴かないのかと怒っている?宰相に至っては多分今後の事考えてこんな子達だけど大丈夫かな……この国大丈夫かな?みたいな心配&哀しみみたいな感じに見える何故だ?この国は勿論破壊してやる!はっは!
冗談だ、冗談、なんかめっちゃ睨まれた。何故だ
なんだあいつ、あっち向いてホイ!あ、向いた。アホの子だなぁ、関わらんとこ、うん。うん?俺指で方向指したか?あれ?
〈そういう訳だ、宜しく頼む……おい!メイドと執事達を呼べ!完略者達を部屋へ案内してくれ!〉
??どういう訳?聴いてません!わーはっは!俺これテンション高いの?おかしいの?多分どっちもだな、だって異世界召喚だもの、俺は悪くない。俺は悪く無いぞ!ついてこ部屋行こ、後で皆か3人に聴けばいいや。なんかこっち来てるやついるな、あ、アホの子や!早歩きに移行します。強歩、強歩。みんな部屋へ行きたい+身体能力を確かめてるんだろう。上がってるか知らんけどステータスとか皆見てない筈だし、団体行動は基本です。アホの子も団体行動しろや!こっちじゃないだろ!絶対!帰れ!あ、諦めて帰って行った。一件落着。
「何してるの?遅れてると思ったら急に早歩きになって」 「そんなにあたしの横が良かった?(*´艸`*)」
「私と手繋ご、お姫様抱っこでもいいよ?」
「なんかアホの子、じゃなくて女の娘がついてきてたから、それとさっきの王様?は何話してた?」
「ちょっと無視?」 「きいてよーねー」
「はぁ、話聴いてなかったのね、ゆーちゃんが話聴けって言ったのに」
「すみませんでした……、教えて頂けないでしょうか。狐子佳は手繋いで上げるから機嫌直せって、妃芽はおんぶしてあげるから」
「しょうがない「「わーい、やったね!」2人ともうるさい、王様だったよ、それで〈ここからがお部屋になっております、1人1部屋でも構いませんし、最大の5人でも構いません。部屋数は有りますのでご安心を〉
「「「部屋は勿論一緒だからね」」」
王様のお話を聴かせて……異性と一緒は不味いのでは?不味いですよ!と言う視線をメイドと執事に送る。
〈壁に防音の付与がされておりますのでご安心を、もしいたしたいのなら男女共に揃えておりますので、また昼になりましたらお呼びします、食事を用意している所へご案内致します〉
……、……………、……………….、会話が聴かれないと言う点については良いだろう。しかし……これは……もういいや、しーらーなーい。
先生がなんか言ってたけどそれより3人に部屋に引きずられた方が早かった。ちょっと、何してるんですか。
昼までに話聴いとこ……今先生が昼までに適当に過ごしなさい。ご飯食べた後に話そうって言ったのが聴こえた。ご飯に睡眠薬とか毒とか入ってないと良いな……。
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