第八話_(途中①)
風は乾いている。大きな蚊が僕の視線の先を横切る。それを合図に吠え出す犬達。
「ウーーーワンワンワンワン・・・・」
最高気温25℃前後の暑い日が続いている。日差しは強く、僕の肌は乾燥していく一方だ。
日焼け止めを日本から持ってき忘れた僕は、先日ファンタジアに買いに行ったのだが、どれがどれだかわからず店員に聞いてもみたが、英語が通じない。結局買えずじまいで日差しに悲鳴をあげる日がまだしばらく続きそうだ。
久しぶりに『東欧から極東へ』を書いている気がする。
イースター休暇は少し前に終わり、大学は実習の対面授業を再開した。
約一ヶ月の間大家のおじちゃんとファンタジアのおばちゃん達としか面と向かって会話(まともな会話ではないが)できていなかった僕は今の状況に少しだけ”人疲れ”を感じるが、主に嬉しくて少しだけいい気分になっている。
休暇中にイタリアンな友たちとオンラインで話す中で得た知識がある。
①イタリア人の名前は大体”O”か”A”で終わるのだが、”O”でおわる名前は男性、”A”で終わる名前は女性 の名前。(e.g. Sofia,Maria / Marco,Biagio)
②古代ローマ人が作った街は大きな道が2本垂直にはしっていて、街の中心で交差する。交差する場所はスクエアと言われて街の心臓部でもっとも大切な場所。(e.g. バルセロナ、イタリアのほぼ全ての街)
③日本の学校では日本史と世界史を勉強するが、イタリアの学校ではイタリア史しか学ばない。理由は”ローマが世界の歴史”だから。
思い出そうとすればまだまだありそうだがこのぐらいにしておこう。
自分とは違う文化、言語、教育で育った人たちと話すことはとてもたのしい。そして他の国のことを知れば知るほど日本のことを客観視できる。他文化、他言語を学ぶことそれは自分の国を知ることとイコールで繋がっていると僕は思う。
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