梅ちゃんと私。

第153話 子どもって、凄いなぁ。

　月猫、仕事中はスマホ触れません。

　休憩中も、ほとんどチェックしません。

　家に戻ってから、スマホをチェックする程度です。

『緊急事態なんて、そうそう起こらないから』と思い込んでいる女です。

　が、あったんです。

　つい先日。

　夫、救急搬送されてました……

　息子と娘が病院に駆けつけて、全てやってくれました。

　幸い、夫はてんかんの発作を起こしたものの大したことはなく、二人が駆けつけた時には「腹減った～」と言うぐらい元気だったそうです。

　私はというと、全ての事が片付いてから結果を聞くだけになりまして「うちの子ら、すっごいなぁ」と感心してしまいました。

　同時に、自分の職場の電話番号を教えていなかったことが判明し、ひたすら反省中です。義母には、緊急時一覧を用意して渡していたのですがね、その存在を忘れていました。そこで今は、居間のカレンダーの横に張り出しております(笑)

　で、今日再受診で病院に行ってきましたよ。

　施設以外で夫に会うのは、一年以上ぶりです。薬の影響か、調子が悪いのか眠気が強くよだれもでるようですが、医師の質問にはしっかり答えておりました。

　最後に医師が

「今日来られたのは施設の方と、ご家族の……？」

　と質問されたので

「妻です」

　と答えたところ

「……妻？」

　と夫がとぼけました。（ほんとに忘れていたかもしれないけど）

　そこで私は笑いながら

「私が妻だってこと、忘れてまーす」

　と先生に伝えて診察室を後にしたのです。

　いつも思うけど、夫の冗談？は私の心を軽くえぐってくる(笑)

　夫は病気だからと自分に言い聞かせるけど、まぁ何とも言えない気持ち。

　誰か察して～～～

　あっ、ちなみに今日から四連休ですが、うち三日間は病院通いです。

　どっこにも行けない、悲しいな。