第105話 自己覚知が必要なんですって。

どうやら、介護士には『自己覚知』(自分を知る)ということが、より必要らしい。


これって、一番難しい『課題』なのではないだろうか?

人は、自分のことをわかっているようでわかっていない。


私が私を理解する上で思ったのは、「死生観」が人とかなり違うかもしれないということ。

「死」を怖いと思わない。

「死」は、常に自分の背中にくっついている。すぐそばにある。

「死」は、この世での課題が終了するとやって来る。


「生」は学び。人それぞれの学び。

「生」は縁。場所・時代・人。大切なモノがそこにある。

「生」は生き切ること。どんなに辛くても。


私のように「死」を怖いと思わない人は、少数派かもしれないですね。


さてさて、介護は死に向かう人たちのお世話をすることでもあります。

今日、歩いている人が一月後には車いすになるかもしれない。その数か月後には、車いすに乗ることもできないかもしれない。体が確実に死へと向かっていく。

恐怖・絶望・諦め・受容。


認知症を発症していればその感覚がどうなのか、介護の現場で働いていない私にはわからない。けれど、老いと死を見つめる人たちと交流する。そんな仕事をしようとしているかと気がつき、思わずブルブルっと身震いしてしまう。(悪い意味じゃなくて)


で、勉強していて知ったのですが、グループホームに勤めると料理が必須みたいです。調理師さんがいると思っていた私は、ビックリ仰天。

料理苦手~~~


料理を適当に誤魔化して生きて来たのに、ここで怠惰していたツケが一気に回って来たぁ(笑)(グループホームに勤めようかと思っていたのに……)


ちなみに、研修は楽しく進んでおります。年齢的に、勉強についていけないと思っていましたが「やればできる」を体験中。覚えたこと、すぐに忘れるけれど……

知り合いに「介護職員初任者研修」めちゃ楽しいよと話すと「それは、月猫さんだからですよー」と返されますが、私以外のメンバーも楽しいと言っています。


介護系のお勉強はおすすめですよ~。


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