第101話 今日の実技は、オムツ交換!
とうとうこの日がやってきた!
介護といったら、オムツ交換です。
と、その前に、みんなで尿瓶体験を致しました。
男性用の使い方は、みんなわかります。
問題は、女性用。
どうやって、小股にフィットさせるんだろう?
体験第一号は、うら若き苺ちゃん(仮名)
ベッドで仰向けになり、尿瓶をあてる。恥ずかしそうだ。(そりゃそうだ)
続いて、あたくし月猫。
ベッドの上で仰向けになり小股を広げ尿瓶をあてる。
私の羞恥心は宇宙の果てに飛んで行った。
私が「うん? なんかわかんないなぁ」と言いながら尿瓶をあてていると、みんながベッドに近づいて来て「こうじゃない?」「あぁじゃない?」「これだと、ここから漏れるね」と盛り上がる(笑)
よくわからないが、恥ずかしさより笑いに包まれていく教室。みんなも気が楽になったのか、難なく尿瓶体験は終了。女性しかいないとはいえ、恥ずかしい恰好を惜しげもなく披露したメンバーに大拍手である。
ちなみに先生は、こう言った。
「いつもは、バスタオル用意してやっているんですけどね」
ふぁっ!
なんてこったい!
今回のメンバーなら、こんな恥ずかしい実技もバスタオル無しで大丈夫だと思われたのか。それは、きっと月猫のせいな気がする……
うら若き乙女たちよ、ごめんよ。本当に、申し訳ない。
その後、オムツ交換を教えて頂いたのだが、一番ヘタだった月猫は今、パジャマにタオルを突っ込んで人形を作り、オムツ交換の練習をしている。
家に練習相手がいないのだから、仕方あるまい。
しかし「変態プレイ」と思われそうだなぁ(T_T)
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