第56話 光の玉の持ち主。
今日の不思議系話。
知り合いに、こんな誘いを受けた。
「あのね、宇宙系の勉強会があるんだけど、人が集まらないみたいで…… 月猫さん、参加してみない? と言っても、光の玉を持っている人しか集まれないんだけど」
「光の玉? それって、みんな持っているんじゃないの?」
(光の玉って、要は仏性ことじゃないかな)と思った私は、そう答えた。
「うんとね、それじゃなくて、代表の人だけがわかる『光の玉』の持ち主。代表は、光の玉の持ち主の覚醒を促す使命があるらしいんだ。まぁだから、『光の玉』を持っていないと、その勉強会には出られないんだけどね……」
「ふ~ん」
要するに、勉強会参加したいです! と言って会場に行っても、代表者に好かれなければ勉強会に参加もできないって、そんなアホなシステムなのか…… 変なの。
「私、宇宙系は興味ないから」
そう言って断りました。
過去に宇宙系の勉強をしたことのある私は、この選民意識のようなやり方が好きじゃない。
『選ばれし者』『スターシード』『光の存在』などなど、なんだか「あなたは、特別な人なのよ~」的な言葉で誘惑してくる。
でも、よくよく考えてみたら、そんな言葉を使っている時点で『選民意識』が強いってことだから、あまり宜しくない考えだと思います。
それにしても、世の中は不思議な話で満ち満ちている(笑)
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